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【DEEP】暫定王者・藤田大和に挑む伊藤裕樹「最後の最後まで、俺なら何かを起こせる」=9月23日・後楽園

2021/09/23 16:09
【DEEP】暫定王者・藤田大和に挑む伊藤裕樹「最後の最後まで、俺なら何かを起こせる」=9月23日・後楽園

(C)ゴング格闘技

 2021年9月23日(木・祝)18時から後楽園ホールにて、『skyticket Presents DEEP 103 IMPACT』が開催される。試合はSPAWNにて生配信される。

 同大会のメインは注目のフライ級戦で、フライ級暫定王者の藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)に、伊藤裕樹(ネックスイチムエ)が挑む。

 両者は、2019年9月の「DEEP 91 Impact」で対戦し、当時はMMA経験に勝る伊藤が、藤田を1Rリアネイキドチョークで極めている。

 伊藤は、「2年前ぶりの再戦で楽しみ。前回勝っているから今回も勝てると思うんじゃなくて、対戦相手の藤田選手もかなりレベルアップしているので、お互い前回とは違った戦いを見せれるかなと思います」と語る。

 藤田戦での一本勝ち後、2019年12月に鮎田直人に判定負けし、コロナの影響もあり、1年ほど格闘技から離れていた。

「やりたくないなって思ったんです。このまま中途半端にやっていて上にもいけないと。試合も一切見ずに、格闘技に触れなかったです。引きこもって太ったり、痩せたりを繰り返して……」

 そんな中、伊藤はネックスイチムエの大塩昌則会長から届いた手紙の封を開けた。

「大塩(昌則)先生から手紙を貰ったんです。“裕樹の居場所は作ってあるから、戻ってきたくなったらいつでも戻っておいで”と。熱い手紙をもらって……以前はいま思えばちゃんと練習していませんでした。“やっぱり格闘技が無いと、僕じゃない。俺、もう一回、トップを目指そう”と思って気持ちを切り替えて、練習内容も見直し、自分を磨いてきました」

 2021年3月に、地元名古屋で行われたRIZINで復帰戦。杉山廣平を相手に「やれることをやれば勝てる」と臨み、1R 33秒、左ストレートでKO勝ちした。2021年6月には、UFC参戦前の井上直樹と接戦を繰り広げている安谷屋智弘と対戦。グラップリングの実力者を相手にバックを奪われながらも、2Rに逆転のリアネイキドチョークで一本勝ち。2連勝を飾った。

「コントロールは多少されていたかもしれませんが、極めが無かったので、相手のスタミナを削って、行けるときに自分が極めに行こうと思っていました。グラップラー相手に一本で勝つ、それが出来て良かったです」

 そして、今回、暫定王者・藤田大和との再戦で王座を争うことになった。

「相手は蹴りもパンチも組みもやってきますが、自分は打撃面でもグラウンド面でも自信があります。どの展開になっても相手に翻弄されずに、自分の磨いてきた得意技で圧倒的に上回って、しっかりKOか一本を狙います」と、フィニッシュ決着を予告する。

「最後の最後まで、“俺なら何かを起こせる”と思って、諦めず、見ている人にとっては最後の最後までドキドキできる面白い試合を見せて、チャンピオンになります!」──THE OUTSIDER王者から、DEEP王者へ。伊藤裕樹は2本目のベルトを巻くことが出来るか。

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