2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて、スーパーファイトのフェザー級3分3R延長1Rで斗麗(=とうま/WIZARDキックボクシングジム)と対戦する佑典(月心会チーム侍) のインタビューが主催者を通じて届いた。
佑典は身長170cmのサウスポーで、戦績は15勝(6KO)5敗。K-1 JAPAN GROUPには2021年2月のKrushで初参戦し、桝本翔也を1R2分36秒、左ストレートで2度ダウンさせてTKO勝ちしている。欠場者を受けて3月のK-1に緊急参戦し、一階級上のスーパー・フェザー級で横山朋哉と対戦するも初回29秒でKO負けを喫した。今回も篠塚辰樹の欠場を受けての代打出場となる。
自分の予定では2R中盤で倒します
――当初8月のKrush後楽園大会で松山勇汰選手と対戦を予定していましたが、松山選手の欠場により試合が消滅。9月のK-1横浜アリーナ大会での篠塚辰樹選手の欠場を受けて、斗麗選手と対戦することになりました。紆余曲折があっての試合ですが、コンディションはいかがですか?
「コンディションはいいですね。普段と全く変わらず仕上げていて、完璧ですね」
――最初に9月大会のオファーを聞いた時の心境はどうでしたか?
「相手は誰でも良かったんで、試合のオファーが来たから受けました。8月のKrushが流れて9月のK-1に出場となりましたが、いつでも試合に出られる準備をしているので、仕上がりはばっちりです」
――前回の試合は3月K-1武道館大会(この時も代打出場で横山朋哉にKO負け)でしたが、あの試合以降はどんなことを意識して練習していましたか?
「自分は基礎がほとんどできていなかったので、基礎練習をずっとやって、土台を作っていました。試合期間が空いて、だいぶいい感じに土台ができているので、これはこれでラッキーやなと思っています」
――佑典選手は20戦のキャリアがありますが、基礎ができていなかったと感じていたのですか?
「そうですね。自分は月心会に入るまで、YouTubeを見て独学で練習してきた時間が長くて、基礎が全く出来てなかったんです。基礎をやるより、技の練習ばっかりやっていました。そうやって覚えた技とノリでやってきた感じですね(苦笑)。なので今は基礎的なところをしっかりやり直して、自分の持ち味をなくすことなく練習を続けられています」
――対戦相手の斗麗選手にはどんな印象を持っていますか?
「強い選手ですけど。まだ完成していないという印象です。試合するなら、今の方が倒しやすいと思うので、それもそれでラッキーかな、と。斗麗選手が完成に向かっている途中、今のうちに潰しておきます」
――佑典選手にとっては2度目のK-1参戦ですが、今回はどんな心境ですか?
「初めてK-1に出るまでは、K-1に出ることが目標だったので、前回は試合が決まったことに満足していたところがあったんですよね。ずっと憧れていた舞台で試合が決まって、ちょっと調子に乗っちゃいました(苦笑)。コンディションや動きは良かったんですけど、そういうメンタルが前回試合では悪かったなと思います。今回はK-1に出ることじゃなくて、K-1で勝つことを目指しているので、前回とはまた違う結果を出せると思います」
――前回は短期決着で試合で自分を出すことが出来なかったと思います。
「前回は試合開始直後、お互いが倒しに行った時に終わってしまった感じで。今回もお互い倒しに行くタイプだから、早く終わる可能性はあると思うんですけど、自分の予定では2R中盤で倒します」
――今大会ではKrush王者・新美貴士選手の試合を始め、フェザー級の試合が3試合組まれています。意識はしますか?
「新美選手の結果は気になりますけど、内容はそんなに意識していないです。そのうちやりたいっていう思いはありますけどね」
――改めてここからの目標を聞かせてもらえますか?
「K-1のベルトを同門の椿原が持っているので、来年の早い段階でKrushのベルトを獲りたいですね。で、来年中に椿原とやります(笑)」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「K-1デビュー戦は1RKOで負けてるので、今回はK-1でしっかり勝つということを目標にやります。また応援お願いします」