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インタビュー

【K-1】「朝久道場さんの軽トラ押しは思ったより10倍きつかった」出稽古でレベルアップした斗麗「何もさせずにボコボコにします」

2021/09/06 14:09
【K-1】「朝久道場さんの軽トラ押しは思ったより10倍きつかった」出稽古でレベルアップした斗麗「何もさせずにボコボコにします」

プロ初黒星からスタートした斗麗の2021年。K-1連続参戦で勝利し、再び勢いに乗るか(C)K-1

 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて、スーパーファイトのフェザー級3分3R延長1Rで佑典(月心会チーム侍) と対戦する斗麗(=とうま/WIZARDキックボクシングジム) のインタビューが主催者を通じて届いた。

 斗麗はオランダの名門Mike's Gymでも練習を重ね、2018年12月に16歳の若さでプロデビュー。5連勝で「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」にエントリーされ、優勝候補と目されていたが、右手首キーンベック病(手首の月状骨がつぶれて扁平化する病気)で全治2カ月のため無念の欠場。2021年2月に6戦無敗でKrushフェザー級王者・新美貴士に挑んだが、判定で初黒星を喫した。5月のK-1で亀本勇翔に判定勝ちして再起。戦績は7勝(3KO)1敗。

 当初は篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)との対戦が決まっていたが、篠塚が練習中に右手・第3中手骨頚部骨挫傷の怪我を負い、全治1カ月と診断されたため欠場。代わって佑典が対戦相手となった。

自分が攻めたいときに攻めて勝つ

──今年は新美貴士選手にプロ初黒星を喫したところからスタートしました。あの敗戦で感じたことはなんですか?

「自分がまだまだ弱いんやなということに気付いたというのが一番ですね。それで練習を変えたとかはないですけど、同じ練習でも以前より細かいところを意識して動くようになりました」

──5月の横浜武道館大会では亀本勇翔選手に勝利しましたが、それについては?

「結果を出せたことはよかったですし、普通にやれば勝てるんやなと思いました。再起戦に勝利して、あの試合の後はチャンピオンになるまでこのまま負けへんように頑張ろうと思いました」


――この夏に朝久道場・菅原道場で合宿されたそうですね。

「はい。朝久道場さんも菅原道場さんもホンマに強い人がたくさんいるんで、どんな練習をしてるんやろうな? と思っていて、それを肌で感じたくて練習に参加させてもらいました。それぞれの道場で普段やっている練習をやらせてもらって、朝久道場さんの軽トラ押しは思ったより10倍きつかったです(苦笑)」

――この合宿でどんなことを学びましたか?

「気合いですね。やっぱり最終的には気合いですよ」

――前回の試合と比較して、具体的にはどんなところが伸びていると思いますか?

「5月の試合が終わって、自分のダメだったところを全部修正したので、次はもっと良いパフォーマンスを見せられると思います」

――さて今回はK-1横浜アリーナ大会への出場で、2試合連続でのK-1出場になりました。

「リングに上がったら(K-1もKrushも)一緒なので、K-1でもKrushでも、あまり意識はしていません。ただ横浜アリーナはデカくて、2年前に出た時に入場が気持ちよかったです(笑)。あとK-1ではまだKO勝ちがないので、次はKOしたいですね」


――今回、対戦相手が篠塚辰樹選手から佑典選手に変更となりました。対戦相手が変わった時は率直にどう思いましたか?

「まず佑典選手が試合を受けてくれはったんで、それは嬉しかったです。でも試合を受ける=僕に勝てると思っているということなんで、そこは舐められてるなと思います」

――練習内容の変更など難しい部分はないですか?

「構えがサウスポーに変わったくらいで、いつものサウスポー用の練習をやる感じですね。実はこれでサウスポーとやるのが4戦連続になるんで、サウスポーとやるのは全然苦手じゃないですね」

――お互いアグレッシブなタイプなので噛み合う試合が予想されますが、ご自身ではいかがでしょうか?

「僕も噛み合うと思うんですけど、自分が攻めたいときに攻めて勝ちます」

――今回はフェザー級の試合が3試合組まれていますが、他の試合・選手は気になりますか?

「別に気にしてないですね。僕は世界一を目指しているんで、誰が勝っても関係ないし、そのために倒すべき相手を倒すだけです」


――同じ階級の試合・選手が並んでいる中で、自分のどこを見せたいですか?

「K-1で連勝中の軍司泰斗選手やったり、僕が負けたKrushチャンピオンの新美選手も出るんですけど『斗麗が一番強いな』と思わせる試合をしたいです」

――今、K-1では椿原選手がチャンピオンとして君臨しています。いつまでに挑戦したいという考えはありますか?

「来年ですね。来年には絶対に挑戦したいと思っているので、次の試合は絶対に落とせないです。自分のなかでベルトを巻くまでの道のりは完璧にできています」

――そのためにも今回はどんな試合を見せたいですか?

「もちろんチャンスがあれば倒しにいきます。ただ無理にKOは狙わずに3分3R何もさせずにボコボコにします。そのなかで倒すチャンスがあれば倒したいですね」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「僕がしっかりボコボコにして圧倒的に勝つんで当日は応援お願いします!」

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