キックボクシング
レポート

【九州プロキック】銀次が栗秋祥梧をKOしてKNOCK OUTタイトル戦をアピール、キック初勝利の大泉翔はK-1大阪大会参戦アピール

2021/09/05 21:09
【九州プロキック】銀次が栗秋祥梧をKOしてKNOCK OUTタイトル戦をアピール、キック初勝利の大泉翔はK-1大阪大会参戦アピール

栗秋をKOで仕留めた銀次はKNOCK OUT-BLACKフェザー級タイトルマッチをアピールした(C)九州プロキックボクシング

九州プロキックボクシング vol.4
2021年9月5日(日)アクロス福岡イベントホール

▼第11試合 スペシャルファイト フェザー級 3分3R延長1R
○銀次(Next零/KPKBフェザー級王者)
KO 2R 1分40秒
×栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)

 栗秋は強打を武器に2020年2月のKNOCK OUTで駿太をヒジでTKOに破るなど4連勝を飾っていたが、その後は宮元啓介、ダウサコン、笠原友希、そして今年1月には兼田将暉にも敗れて泥沼の4連敗。KNOCK OUTエースの座からかなり後退していたが、5月大会でNo-Ri-を初回KOに破り、ようやく連敗を脱出した。今回は地元・九州(出身は大分県)での試合に臨む。


 迎え撃つ銀次は福岡在住の選手で、九州プロキック・フェザー級王者、TENKAICHI同級王者、大和57.5kg王者の三冠王。戦績は15勝(6KO)3敗3分。過去に九州の大会で栗秋祥梧と2度対戦して延長戦の末に判定で2勝している。5月のKNOCK OUTに初参戦し、小笠原裕典と延長戦の末に引き分けた。今回はホームリングで栗秋に3連勝を狙う。

 1Rから積極的に攻めに出る銀次に対して、栗秋は退がりながらインローを返すが、ロープを背負ってやや劣勢。


 2R、さらに勢いを増した銀次が右ミドルをボディに突き刺し、ロープ際に詰めて右ボディをヒットさせると栗秋はダウン。肋骨を痛めたか、そのまま10カウントを聞いた。


 試合後のマイクでは、スペシャルリングアナウンサーを務めていたKNOCK OUT宮田プロデューサーに対して「現在空位のKNOCK OUT-BLACKフェザー級ベルトを狙っています。ぜひチャンスください」とアピールした。

▼第10試合 スペシャルファイト スーパーライト級 3分3R延長1R
×康弘(ゴリラジム/KPKBスーパーライト級王者)
判定0-2 ※29-30、28-30、30-30
○大泉 翔(team SHOW TIME)


 康弘は福岡県柳川市にあるゴリラジム所属で、2017年11月に九州のキックボクシング大会『大和』で25歳の時にプロデビュー(初回KO勝ち)。2019年4月に大和初代65kg級王座に就いた。2020年11月のREBELSに参戦して鈴木千裕に初回KO負け、今年7月のKNOCK OUTではバズーカ巧樹に3RでKO負けを喫している。普段は西日本鉄道の運転士兼車掌だという。

 大泉は元プロボクシング西日本新人王で、K-1では木村“フィリップ”ミノルらと対戦。2020年8月の『Krush-EX 2020 vol.2』に出場が決まっていたが、減量による脱水症状のため計量に不参加・欠場。今回が復帰戦となる。

 大振りのパンチを狙う大泉に対して、康弘はガードを固めて右インローの攻め。ともに決定的な場面は作れなかったが、ジャッジ2者の支持を得た大泉が、キック転向6戦目にして初勝利を飾った。

 試合後のマイクでは、視察に来場していたK-1関係者に「K-1の12/4大阪大会に出たいです」とアピールした。

▼第9試合 第2代KPKBウェルター級王座決定戦 3分3R延長1R
×ダルビッシュ黒木(KING EXCEED/2018年RISE WEST -63kg 九州最強決定トーナメント~Road to RIZIN~優勝)
判定0-3 ※29-30×3
○栗原 陵(MSKC/2018年KAMINARIMON全日本トーナメント -70kg準優勝)

▼第8試合 KPKB 63.5kg契約 3分3R延長1R
○西本竜也(ダイアタイガージム/KPKBライト級3位)
KO 3R 2分36秒
×関幸一郎(ELEPHAS/KPKBスーパーライト級2位)

▼第7試合 KPKB女子49.0kg契約 2分3R
×坂本 優(真樹ジムオキナワ)
判定0-2 ※29-30×2、30-30
○AYA(BLA-FREY/2018年全日本グローブ空手全日本大会・一般女子の部優勝)

▼第6試合 KPKBフェザー級57.5kg 3分3R
○瀬戸口礼(薩摩ジム/KPKBフェザー級2位)
判定2-1 ※30-29×2、29-30
×ストロングアゴー・ケンサク(SK ACTIVE/KPKBフェザー級4位)

▼第5試合 KPKBバンタム級53kg 3分3R延長1R
○臣龍(KIZUNA田川本部道場/KPKBバンタム級1位)
判定3-0 ※30-29×3
×哲平(Next零)

▼第4試合 KPKBバンタム級53kg 3分3R延長1R
○虎(CMG)
判定3-0 ※30-28×2、29-28
×幸四郎(NEW light)

▼第3試合 KPKB女子50kg契約 2分3R
×彩花(KING EXCEED)
判定0-3 ※28-30、29-30×2
○Mitsuko(ELEPHAS)

▼第2試合 KPKB59kg契約 3分3R
○児島伸弥(GREED GYM/KPKBスーパーフェザー級3位)
KO 2R 1分30秒
×立石晃太(KINGS)

▼第1試合 KPKB61.5kg契約 3分3R
×クレイジーハスキー尚吾(KING EXCEED)
KO 2R 2分27秒
○裕希(RAOU JAPAN)

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