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【Krush】レオナ・ペタスが王座返上、10月大会より第10代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント開幕

2021/09/03 20:09
【Krush】レオナ・ペタスが王座返上、10月大会より第10代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント開幕

(左から)成合、中島、佐野、友尊、中村K-1プロデューサー、山本、伊藤、横山、松本

 2021年10月31日(日)東京・後楽園ホール『Krush.130』の追加対戦カードが、9月3日(金)都内で行われた記者会見で発表された。

 今大会から「第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント」の開幕が決定。第9代王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)の所属ジムからタイトル返上の申し出があり、Krush実行委員会で協議した結果、タイトル返上を受諾。そのベルトを懸けて8選手が今大会で1回戦を行い、2022年1月大会で準決勝・決勝を行う。

 1回戦の組み合わせはSATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)vs中島千博(POWER OF DREAM)、佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM)、山本直樹(優弥道場)vs伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)、横山朋哉(リーブルロア)vs松本涼雅(team ALL-WIN)となった。


 成合の戦績は4勝(3KO) 5敗。2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。2020年11月のK-1福岡大会ではベテランの山本真弘から勝利を奪い、今年3月のKrushでは西元也史に2RでKO負け。7月のK-1では山本直樹に敗れたが3Rにはガムシャラな打ち合いを展開した。


 中島は極真空手で2017年第34回全日本ウェイト制軽重量級優勝、2017年オールアメリカン大会無差別級3位、2018年USウェイト制軽重量級優勝などの実績を引っ提げてキックボクシングに転向。2019年5月にプロデビューし、2勝(2KO)を飾ったが2020年2月に横山朋哉に敗れプロ初黒星。9月も山本直樹に敗れ連敗となったが、今年5月大会で伊藤健人からダウンを奪って勝利。戦績は3勝(2KO)2敗。


 佐野は2014年Krush-55kg新人王、2015年K-1甲子園準優勝で2017年12月には『Bigbang』でフェザー級王座を獲得。2018年11月には初防衛にも成功している。Krushでは2013年7月から9連勝を飾り、2015年1月には元K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹にも勝利を収めている。2020年3月にスーパー・フェザー級に階級をアップして山本直樹に判定負けも今年5月には島野浩太朗から2度のダウンを奪って勝利した。戦績は20勝(4KO)9敗。


 友尊はキックボクシングで2011年7月にNJKFスーパーフェザー級王者になった後、プロボクシングに転向。7勝(4KO)6敗1分の戦績を残し、2017年8月のKrushでキックボクシング界に復帰した。Krushには2017年8月から参戦し、2019年5月には第6代Krushスーパー・フェザー級王者の郷州征宜を判定で破っている。前戦は2020年3月にSATORU成合から判定勝ち。戦績は15勝(9KO)6敗。


 山本はK-1 WORLD MAXで活躍した山本優弥の弟で、2015年4月にプロデビュー。兄と同じくパンチ&ミドルキックのスタイルで戦績は11勝(3KO)7敗1分。2019年12月、レオナ・ペタスが保持するKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦したが2R2分8秒、KOで敗れ王座獲得ならず。2020年3月の再起戦では佐野天馬を延長戦の末に降し、9月に中島千博からも勝利したが、12月のK-1で村越優汰に判定負け、今年3月のKrushでは大岩龍矢に3RでKO負けと連敗。7月のK-1でSATORU成合を破って再起を果たしている。戦績は12勝(3K


 伊藤は9勝(2KO)10敗4分と23戦のキャリアを持ち、小澤海斗、芦澤竜誠、大岩龍矢、朝久裕貴らと拳を交えてきた。2020年12月の三輪裕樹戦、今年5月の中島千博戦と連敗中。


 横山はK-1甲子園2017 -60kg準優勝の実績があり、プロ戦績は7勝(3KO)2敗。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPの大会に出場、4連勝(3KO)と快進撃を続けていたが、2019年8月の試合で朝久泰央に敗れた(K-1 JAPAN GROUPでは唯一の黒星)。2020年2月には中島千博と好試合の末に判定勝ちして再起を飾ると、9月には第8代Krushスーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ち、今年3月には佑典にKO勝ちと3連勝中。戦績は9勝(4KO)2敗。


 松本はキャリア3勝(1KO)無敗での大抜擢。2019年7月にKrushでプロデビューし、いきなり東本央貴から勝利を奪った。同年11月に此尾昂希にTKO勝ち、2020年7月には現在K-1で活躍中の西元也史からも勝利している。

 中村拓己K-1プロデューサーは「スーパー・フェザー級はKrush旗揚げ当初から層が厚く、名王者が生まれてきた階級。3試合どう戦ってベルトまでたどり着くかに注目してください」と、新たな名王者誕生に期待を寄せた。

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