K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】二階級制覇を目指す吉岡ビギンのテーマは“破壊”「Krushらしく“壊す”試合をしてチャンピオンになりたい」

2021/08/16 15:08
 2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』で開幕する「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦で璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦する第6代Krushバンタム級王者・吉岡ビギン(team ALL-WIN)が所属ジムにて公開練習を行った。  吉岡は2020年3月大会で第4代Krushバンタム級王者・晃貴から合計3度のダウンを奪って判定勝ち。2020年に開催された「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では池田幸司、黒田斗真、橋本実生に勝利して第6代王座に就いたが、今年3月の初防衛戦で計量をクリアできなかったため王座ははく奪。試合も減点が響いて壬生狼一輝に敗れ、Krushで6戦目にして初黒星となった。戦績は12勝(1KO)2敗2分。  階級アップについて「2.5kg(規定体重が)上がるだけ減量が楽になるので、バンタム級時代よりポテンシャルも上がる。(階級を上げて)筋肉量もそうですし、バンタム級時代にはなかった爆発力、スピード、パワーで戦っていきたい」と話す吉岡。  スーパー・バンタム級での戦いについて聞くと「選手層が厚く、一人ひとりチャンピオンとしての素質を持っている選手が多い。スーパー・バンタム級で勝っていくことは生半可なことじゃないと思っています」と、強豪ひしめく階級だと位置づけている。  トーナメント発表会見で他の選手と並んだ時にも分かる通り、身長163cmの吉岡にとってスーパー・バンタム級の選手たちは自分よりも背が大きい選手たちばかり。身長差・リーチ差のある相手と戦うことになるが、吉岡にとって身長差は問題ないと言う。 「バンタム級でも自分は背が小さかったですが、それでもベルトを獲れました。キックボクシングをやる身長の小さい子もいると思うし、そういう子たちに小さくてもこうやってベルトは獲れるんだぞというのを見せたいと思っています」  これまでパンチ主体の公開練習が多かった吉岡だが、この日はミドルキックも織り交ぜたコンビネーションを披露。パンチと変わらない派手なミット音をジムに響かせた。今回、蹴り技を見せたのは「璃明武選手は足技が凄い選手で、僕も足技が得意なので足技で行こうと思った」からだ。  もちろん最大の武器であるフィジカルの強さを活かした強力なパンチを忘れたわけではない。「蹴りを使いつつ、どちらかといえばパンチで倒したいですね。バンタム級時代はパンチャーだと言われていたので、蹴りも使って技の引き出しを増やす。スーパー・バンタム級にあげてよかった、正解だったというところを見せたい」と、あらゆる面でスーパー・バンタム級が適正階級であることを試合で見せるつもりだ。  1回戦で対戦する璃明武は空手のバックボーンを持ち、プロ戦績8戦中わずか1敗の強豪。後ろ回し蹴りで相手を失神させたこともある殺傷能力の高い選手で、周囲はこの一戦を優勝候補による対決とも挙げている。  吉岡自身「事実上の決勝戦と言われているので、そこを勝てば優勝は見えると思っている。1回戦で璃明武選手を倒せば優勝できる」と、璃明武との試合がトーナメント最大の肝であると抜かりはない。吉岡にとってはバンタム級に続き、今回が2回目のトーナメント参戦となるが、ずばり今回のテーマは“破壊”だ。 「バンタム級は倒せない階級みたいなことを言われていましたし、スーパー・バンタム級でもそういうことを一時期言われていたと思います。でも武居由樹選手のおかげでスーパー・バンタム級でも倒す選手が出てきましたし、スーパー。バンタム級は選手層が厚い・有名な階級でもあるので、そこでトップになるというのは価値のある選手になるということ。今回のトーナメントではKrushらしく“壊す”試合をしてチャンピオンになりたいと思います」 “ビギン”の名のとおり、新たなチャレンジへ決意を固めた吉岡。このトーナメントでバンタム級以上の迫力を見せつけることはできるか?
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント