MAHARAJA六本木で開催されたタイヤファイト。今後は全国ツアーをしていく予定だという(C)キングダムエルガイツ
キングダムエルガイツ/全日本タイヤファイト実行委員会主催
タイヤファイト公式戦「T-0002~TIRE in MAHARAJA~」
2021年8月14日(土)東京・MAHARAJA六本木
“世界1近い距離での打撃戦”を標榜するタイヤファイトが、老舗クラブのMAHARAJA六本木にて開催された。タイヤファイトとは、入江秀忠キングダム代表が考案した新格闘競技で、今回がタイヤファイトのみの大会としては2回目、クラブでの開催は初となった。
▼メインタイヤ タイヤファイト公式戦 レディースタイヤファイト50(60秒×2R)
△華 DATE (Team DATE)
2-0 ドロー
△大八木友美 (FREEDOM@OZ/NPCJ王者)
※華DATEが1Rと2Rにタイヤアウトを各1つずつ奪取。
タイヤファイト初のクラブ開催となるタイヤファイトINマハラジャ。そのメインタイヤはTeam DATEが誇る武術姉妹・華DATEと、FREEDOM@OZの大八木友美との対戦。大八木はNPCJ(National Physique Committee Japan )のフィットネス部門に優勝を果たしたマッスルレディーだ。足技を主体とするインド武術の華DATEがどんな戦いを見せるか。
1R ゴングと共に連打発進の華DATE。ワンツー連打が大八木の顔面を捉えるが、怯まず反撃。最初にタイヤから足が出たのは大八木だったが、これはプッシュの反則との判定。
再開後、今度は大八木の連打で華の足がタイヤから出たが、これも反則との判定が出る。再開後の連打で華が初タイヤアウトを1本先取。再開後パンチ連打であと1歩のところまで追い詰めたが、ここで1R終了のゴング。
30秒のインターバル後の2R。1Rの猛攻のまま前にパンチを出し続ける華DATE。勢いで前につんのめり倒れる。その後も2回ともあきらかに押し気味の体勢で崩れたため、レフリーが華に厳重注意を与える。再開後、今度は左右のフック主体に切り替えた華DATEが文句なしのタイヤアウトを奪取。大八木を崖っぷちに追い詰める。
その後、試合終了間際に大八木の足がタイヤから離れる場面があったが、これもプッシュとの裁定が下り試合決着はつかずドロー。タイヤファイトでは過去決着がつかない試合は存在しなかったが、ルール整備を含めて課題も見られた試合であった。