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【KNOCK OUT】リーグ戦開始から1年7カ月、ようやく決まった王座決定戦に安達浩平「ガンガン前に出てぶっ倒したい」

2021/08/14 23:08
 2021年9月25日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.4』の対戦カードが発表された。  初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦3分5R延長1Rで、安達浩平(team AKATSUKI)と響波(Y’s glow)が王座を争う。  安達は右ローキックと首相撲からのヒザ蹴りを武器に、2019年5月のJ-NETWORKで延長戦の末に日畑達也を右ボディブローでKOして同団体の王座に就いた。今回は2本目のベルトを目指す。戦績は10勝(2KO)4敗2分。  響波は空手出身で多彩な足技を持ち、MA日本キックボクシング連盟とJ-NETWORKでランキング入りした。戦績は7勝(4KO)6敗。  2020年2月29日大会より6選手参加により開幕した「初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定リーグ戦」は、コロナ禍で大会中止や延期が相次いで当初の予定からリーグ戦の期間が延びたため、参加6選手のうち、古村光(FURUMURA-GYM)がスーパーバンタム級に階級アップ、Mr.ハガ(ONE'S GOAL)が長期休養となり、それぞれリーグ戦への参加を辞退。前田伊織(北流会君津ジム)も現役引退でリーグ戦への参加辞退を申し入れ、最終戦で工藤“red”玲央を破ってリーグ戦をトップで終えた安達と、第2位の響波によって王座決定戦が争われることとなった。  また、当初は5月の後楽園大会で行われる予定だったが、4月大会のカードが5月大会にスライドしたために、改めて今大会で行われることに。両者は昨年12月、『REBELS』で行われたリーグ戦で対戦し、安達が判定勝利している。  ようやく辿り着いたリーグ戦の終着駅である王座決定戦に、安達は「今回のリーグ戦は2020年から開催していますが、コロナの状況もあって延期していましたが、最後まで開催してくださる運営の方に感謝しています。やっとタイトルマッチまで来たので、目の前の赤いベルトを絶対に獲りたいと思います」、響波は「前回は安達選手に判定負けして悔しかったのですが、試合をして手応えがあったので次は絶対に勝てると思います」と、それぞれ意気込みを語った。  前回の対戦を踏まえての互いの印象は、安達が「響波選手はバンタム級だと身長が高くて、リーチもあって凄くやりづらい相手でした。今回は前回と同じく、ガンガン前に出てぶっ倒したいと思います」と言えば、響波は「パンチが得意なので、パンチでは負けているのかなと思いますが、自分の長所は足を使って攻撃すること。パンチも蹴りも使えるようにして試合をしたいと思います」とそれぞれ評する。  1年以上かかったリーグ戦、その感想を聞くと安達は「目の前のベルトを獲ることをモチベーションにして今まで練習してきたので、変わらずやってきました」、響波は「特に考えていませんでした」と、それぞれ特には気にしていない様子。  リーグ戦首位通過ということで有利と見られている安達は「前回響波選手とやってからパワー、スタミナを付けてきたので、今回はKOで仕留めたいと思います」と、KO決着宣言。ジムの会長である元REBELS-REDライト級王者・良太郎も気合いが入ってさらに怖くなっているのでは、と聞かれると「そんなに変わらず指導してくれています。怖いのは、いつも怖いです(笑)」と答えた。  一方、響波は前回の安達戦から試合を行っていないが「普段と変わらず練習してきました。自分の兄の耀織が対戦相手のことを真似してくれるので、一緒に練習してきました」と対策は十分にしていると言い、「安達選手にKOされる前にKOしたいと思います」と、こちらもKO宣言。  王者なってからの展望はあるかとの質問に、響波は「チャンピオンになってから考えます」としたが、安達は「目の前のことだけを考えていますが、他団体では53kgが盛り上がっているのでそういう選手と拳を交えたいと思います」と、国内キックボクシング界で盛り上がりを見せている53kg戦線に自分も加わって行きたいと話した。
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