2021年9月12日(日)東京・後楽園ホール『RISE GIRLS POWER.5』の対戦カード発表記者会見が、8月12日(木)都内にて行われた。
出場が発表されていた村上悠佳(TEAM TEPEEN)の対戦相手は、NJKFミネルヴァ・スーパーバンタム級王者&J-GIRLSフェザー級王者の二冠王・浅井春香(Kick Box)に決定。
村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。その後はQueenマオ、カン・イェジン、ウー・ユティン、MAYAに4連勝したが、2020年9月に浅井春香に判定3-0で敗れた。今年4月には『HEAT』に初参戦し、鈴木万李弥と女子の年間ベストバウト候補と言われる熱戦を展開し、判定2-1で勝利を収めている。戦績は6勝(1KO)2敗。
浅井は2020年2月、空手こまちにカウンターを決めてダウンを奪いJ-GIRLS王者になると、韓国と中国で連敗を喫したが同年8月のJ-NETWORKでISKA四冠王エルナ・オブ・スウェーデンに判定勝ち。11月には☆SAHO☆に敗れたが、2020年1月に鈴木万李弥に判定勝ち、9月のRISEに初参戦すると村上悠佳に判定勝ち、2021年1月にはライカに判定勝ちと連勝。5月にはプロ無敗だったKAEDEを破り、ミネルヴァ王座も獲得した。戦績は13勝(1KO)9敗2分。
会見には欠席となった浅井だが、「村上選手とは再戦になります。相当練習をして向かってくると思いますが、こちらも前回よりパワーアップしています。しっかり返り討ちにします。楽しみにしていてください」と自信のコメントを寄せた。
それを受けて村上は「こんなに早くリベンジ出来るとは思っていなかったので、浅井選手には感謝しています。前回は自分の良さが出せずに終わってしまったので、あと1カ月準備して次は私が勝ちます」とリベンジ宣言。
初対決の1年からどう成長したかと聞かれると、「前回は気持ち的に弱かったというか。勝ちたい気持ちはありましたが、怖い気持ちも出てきて。それが前回の試合でなくなったというか。それをなくす練習をしてきているところで、次はそういうのを感じないくらいの試合をしたいと思います」と、恐怖心を克服することが出来ているとした。
それを聞いた神村エリカGIRLS POWERアンバサダーは「村上選手から『怖かった』と聞いたのはビックリしました。怖いと認めるのは勇気がいることなので。次の試合が楽しみです」と、一皮むけた村上に期待のコメントをした。
<決定対戦カード>
▼フライ級(-52kg) 3分3R山本知美(FAITH)辻井和奏(BRING IT ONパラエストラAKK)
▼-43kg契約 3分3R島田美咲(SQUARE-UP KICKBOXING道場)西原朱花(TEAM TEPPEN)