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【RISE】ベイノアの相手はまさかの“ねぎ魔神”「キャラでも戦いでも負けるつもりはない。しゃれにならない結果になる」

2021/08/13 01:08
 2021年9月23日(木・祝)神奈川・ぴあアリーナMM『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』の対戦カード発表記者会見が、8月12日(木)都内にて行われた。  出場が発表されていたRISEウェルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)の対戦相手は、ねぎ魔神(ネイバーズキックボクシングジム)に決定。  ベイノアは極真会館の2018年全日本ウェイト制空手道選手権大会・軽量級で優勝した実績を持ち、キックボクシングには2016年5月から出場。デビューから7戦全勝でJ-NETWORKウェルター級王座を獲得後はRISEに主戦場を移し、2018年11月にRISEウェルター級王座を獲得した。2020年7月からはミドル級に階級を上げ、緑川創に挑むも判定負け。10月の宮城寛克戦では鮮やかなハイキックでKO勝ちすると、2月には憂也を延長戦の末に降した。さらに、6月13日の東京ドーム『RIZIN.28』ではMMAに初挑戦、弥益ドミネーター聡志に敗れるも好試合を展開している。戦績は17勝(9KO)3敗。  ねぎ魔神は2021年3月に福岡で開催された『RISE WEST』に突如現れ、2R1分44秒、左右フックでダウンを奪った後の相手のカットでTKO勝ち。続く6月の同大会でも判定2-0で連勝し、8月に発表されたランキングでミドル級9位に。戦績は7勝(3KO)3敗。身長は183cmでベイノアの178cmよりも高い。今回、東京に“初出荷”される。  そのねぎ魔神からは「RISE WESTの選手兼公式マスコットのねぎ魔神です。ねぎねぎ。この度は、会見に出席できず申し訳ございません。スペインで開催されるカルソッツネギ祭りの打ち合わせとバッティングしてしまったため、このような形でコメントを代読していただくことになりました。ねぎねぎ。まず最初に、ベイノア選手、まだランキング入りしたばかりの、僕ような小ネギとの試合を受けてくださり、ありがとうございます。ねぎねぎ」とのコメントが寄せられた。  加えて自己紹介として「広島県呉市のネイバーズキックボクシングジムでキックボクシングを始めて6年になります。RISE WESTを中心として、西日本で試合を重ねてきました。ねぎねぎ。センスも何もなかった僕がこのような大きな舞台に立てるのは、ネイバーズの会員の方々、練習仲間、3年前に(仕事の都合で)レンタル移籍でお世話になったOISHI GYMの皆様、そしてここまで育ててくれた吉田会長のおかげです。ねぎねぎ。  対戦相手のベイノア選手は、フィジカル、スピード、精神力、全てが高いレベルにある選手です…が、穴もあると思っています。小ネギがその穴を突っついてやりますので覚悟しておいてください。ねぎねぎ。今回、東京RISEには初参戦となります。勝手ながらRISE WESTを代表して戦うつもりなので、負けるわけにはいきません。ベイノア選手を倒した実績をRISE WESTに持ち帰り、さらに盛り上げていければと思っています。ねぎねぎ。僕がモットーとするアツく楽しい試合をご期待くださいませ。ねぎねぎ」と、長いコメントが代読された。  会見に出席したベイノアも負けじと「まずはRISEの舞台に約半年以上ぶりに戻ってくることができたということで、その間は他のルールにも挑戦させていただきましたが、RISEの強さを証明するべく他の団体への挑戦を認めてくださった伊藤代表、ありがとうございました。自分としてはまだそちらのルールの未練もあるんですが、RISEの代表としてRISEの強さを証明するために、また他のリングに上がるためにはRISEで存在感を発揮していかないといけないですし、RISEを盛り上げていかないといけない。9月の横浜を一気に盛り上げていきたいと思います。  ですが、対戦相手が会見にいないと。しかも褒められているのか貶されているのか分からないコメントが前にもありました。デジャブかと思っています。頭の中でずっと『ねぎねぎ』と流れています。僕から言えるのはねぎ選手、リング上でねぎさんと対峙したことがないのでどうなるか分かりまんが、どう調理していくかは僕次第だと思います。容赦なくこのねぎめんべえをいただきながら、万全の状態を作って当日は容赦なく行く。しゃれにならない結果になるんじゃないかなと思っています。この試合が組まれた意図も分かっていないし、相手の映像も見ていないので、自分のやることをやるだけ。RISEを盛り上げるべく、しっかり倒したいと思います。押忍押忍」と長いコメントで迎え撃つ。  かなりキャラの強い相手を迎えることになったベイノアは「自分もどちらかというとキャラ先行だったので気持ちは分かる部分はあります。いくらキャラ先行でも大舞台で結果を残して盛り上げないとその先はないと思っているので。キャラが濃くてもねぎの味が薄いのか濃いのかはリングで対峙しないと分からない。しっかり下ごしらえして上がってきて欲しいですね。僕は自分のことをやるだけなので。僕はこの先に大きな目標を持っているので、ここでつまづいているわけにはいかない。キャラでも戦いでも負けるつもりはないです。押忍押忍」と、対抗意識を燃やす。 (写真)博多土産の定番めんべいのネギ味がベイノアにプレゼントされた OISHI GYMにレンタル移籍していた時代のねぎ魔神を知っている大崎孔稀は「ねぎさんもジムに来ていた時から知っていて広島に帰ってしまったんですが、その時からどんどん強くなっていて。試合を見ていても結果を残していたのでいい試合になると思います。ねぎさんのイメージは何でもできるタイプ、全体的にパンチも蹴りも見ていただければ強いねぎさんが見られると思います。ベイノアさんも強いので噛み合うと思います」と、ねぎ魔神の実力を評価している様子。  ベイノアから「どっちを応援しているの?」と聞かれると、「僕はねぎさんとはジムが一緒で、ベイノアさんとは同期(デビューした時期が一緒)なのでどっちを応援しようかと迷ったんですが、ねぎさんを応援したいと思います」と回答した。  しかしベイノアは「ねぎを嫌いな人はいない。何にでも使えるし、何の食材にも合うし、時には主役になったり薬味にもなったりする。でも今回は完全に僕が主役なのでいいアクセントになってくれればと思います。押忍押忍」と納得の様子。  MMAの練習・試合をしたことは今回の試合にどう活かされるかとの質問には「フィジカル面では試合で使えるような力の出し方、身体つきとかはMMAの練習をして変わってきていますし、オープンフィンガーグローブの練習になって一発が致命傷になる意識で相手の打撃をもらわない練習もしてきたので、並行してやっていくことが自分にとってプラスになります。総合格闘技でもキックボクシングでも空手ても、全てのルールを意識した練習をしていくことがどの競技にもつながってくると実感しています」と、3つの格闘技が全てつながっていると話す。  東京ドームでの第9代DEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志戦から、今度はねぎ魔神。かなりの高低差があることについては、「どっちが高くて低いのかって話ですが、ドミさんはなんか凄くいい人でした。ねぎさんはどうか分かりませんが、比較にはならないですね。ルールも違うし、ねぎとリングで対峙したことがないので。ある意味、怖さもあります。何をやってくるか分からないので。ただ前回は挑戦するとか胸を借りるつもりがありましたが、今回は本当に倒しに行きます。当日はしゃれにならない結果になると思います」と、改めてねぎ魔神を荒々しく調理すると宣言した。
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