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【K-1】再起を目指すMOMOTAROに朝久裕貴は必殺技の“妖刀”投入を予告「完膚なきまでに叩きのめしてあげようと思ってます」

2021/08/10 15:08
 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』の第2弾決定対戦カードが発表された。  スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで、朝久裕貴(朝久道場)がMOMOTARO(OGUNI-GYM)と対戦する。  朝久は父であり、朝久道場の朝久篤館長のもとで5歳から空手を学び、10歳の時にキックボクシングの練習を始めた。2015年からKrushに参戦し、無尽蔵のスタミナから繰り出すパンチ&蹴りのラッシュで小澤海斗や佐野天馬から勝利を収めている2016年からは中国の格闘技イベント『武林風』に定期参戦し、中国でも活躍。2018年3月には武林風WLF -60kg級王座決定トーナメントで優勝を果たした。2020年11月にはK-1で大岩龍矢に判定3-0の完勝を収めている。戦績は21勝(6KO)7敗。  MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王座に就く。2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一王者になると、2016年4月にはWBCムエタイ米国フェザー級王者にも完勝。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。2019年には『ONE Championship』と契約し、3勝2敗の戦績を残して今年3月にK-1参戦を発表。しかし、5月の第一戦では西元也史にKO負けを喫し、今回が再起戦。戦績は32勝(8KO)12敗1分。  会見に出席したMOMOTAROは「前回K-1に出場した時はデカいことを言っておきながら西元くんにブッ倒されて。非常にお恥ずかしい話なんですけど、もう一度チャンスをいただいたからには、このチャンスをしっかりつかんで、スーパー・フェザー級で生き残っていけるように頑張っていきたいと思います」と、再起を誓った。迎え撃つ朝久は「約10カ月ぶりの試合ということで、とても気合いが入っています。過去最強の朝久裕貴で、9月20日は思いっきり全力で暴れたいと思っています」と挨拶。  互いの印象について、MOMOTAROは「中国のタイトルも持っていますし、世界で活躍している選手と戦えるということは、とても光栄に思っております。非常にテクニックも多いですし、一発一発の攻撃もすごく強いですし、実際に拳を合わせるのがとても楽しみに思っています」、朝久は「MOMOTARO選手の話は以前からお聞きしていて、海外で戦っているからこそ分かる部分として、外国での試合だと計量だったり、リカバリーだったりとても大変なんですけど、そういったものを経験してる選手はとても強いと思っています。MOMOTARO選手との試合はとても楽しみですね」と、海外のリングで活躍していた者同士として通じ合う部分があるようだ。  両者が得意とする蹴り技に関しては、「自分も足技が得意なので、足技で魅せたい部分もありますけども、新しい自分を見せたいっていうのもありますので、次の試合は自分でもとても楽しみですね」と蹴り技にこだわらないと言い、「ボクシング技術も取り入れて、数日前からですけども、元・日本チャンピオンのボクシングの選手とも一緒に合宿を乗り越えてきて。新しい発見もあったので、次の試合で新しい自分を見せることができたらと思っています」とした。  一方、朝久は「僕のイメージとしては、蹴りの印象が強いかなと思うんですけど、パンチももちろん強いですし、朝久流養我の中の、僕の必殺技の一つとして“妖刀”(ようとう)という技を使いたいなと思っています」と必殺技の投入を予告。どういう技なのかと聞かれると「試合まで秘密にしておきます」とする。  また、朝久は7月に弟の泰央がK-1ライト級王者になったことで「目の前でベルトを巻くっていう瞬間はとても嬉しいものがありました。ただ、刺激というよりは、とにかく嬉しかったという気持ちで。この試合に関してはべつに弟がチャンピオンになったからと意気込むようなことはないので。僕自身を高めて、WLF世界王者として完膚なきまでに叩きのめしてあげようと思ってます」と、試合とは関係ないと答えた。
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