▼バンタム級 5分3R
〇ソン・ヤドン(中国)135.5lbs/61.46kg
[判定2-1] ※30-27, 29-28, 28-29
×ケイシー・ケニー(米国)136lbs/61.69kg
中国期待の23歳ヤドンは16勝5敗1分け。UFCデビューから5勝0敗1分けと負け無しも、2021年3月の前戦ではカイラー・フィリップスにテイクダウンされ判定負け。オクタゴン初黒星を喫した。
対するケニーは30歳。柔道で全米ジュニア選手権優勝、レスリングではグレコローマンとフリースタイルで州王者になっている。柔術も黒帯。UFC5勝2敗で前戦は元王者のドミニク・クルーズに3Rにテイクダウンを奪われ判定負け。
1R、サウスポー構えのケニーに、オーソドックス構えのヤドンは右のダブルで前に。さばくケニーは左の蹴りから入る。左右を振って飛び込むヤドン。さばくケニーはテイクダウンのフェイントから右を振り左ミドルをヒット。ヤドンもワンツーで押し返し、右ミドルに繋ぐ。
左ボディストレートで前に出るケニーに、左回りで体を入れ替えるヤドン。圧力をかけるケニーのワンツーに左フックを返すが、ケニーは肩でブロック。左の後ろ廻し蹴りも見せる。右ハイを打つケニーに、右を振ってバランスを崩させるケニー。組み伏せに行くが、すぐに立ち上がるヤドン。ケニーは前進を止めず、圧力をかける。
2R、右の外足を取って左ストレート、ハイを打ち込むケニー。真っ直ぐ打ち返すヤドンは右ミドルを返す。ケニーのワンツーを左回り右ミドルを返すヤドン。足を触るフェイントからワンツーのケニーに、左に回り奥手をかわすヤドン。右インローを返すが、ケニーの詰めは止まらず。金網に詰めるとダブルレッグへ。ここは切るヤドン。
右の蹴りを返すヤドンだが、ケニーの圧力に下がらさせる。ケニーの左の蹴りに右を蹴り返すヤドン。右ローもそこにケニーはスーパーマンパンチの左ストレート! ヤドンは下がると組みに行くが、そこはケニーも体を入れ替える。
#UFC265 Official Fight Result: @SongYaDongMMA (29-28, 30-27) defeats Casey Kenney by Split Decision.
— UFC News (@UFCNews) August 8, 2021
All #UFC265 results and highlights ⤵️:
3R、先に中央を取ったのはケニー。ヤドンもワンツーで押し返すが、ケニーは左ミドル! ヤドンも右ミドルの蹴り返し。さらにトリプルで蹴る。ケニーも左を蹴り返して距離を取り直すと、ヤドンは右インロー。ケニーはスタミナ苦しいか、足が止まる。ヤドンは右に頭を下げたところに左ハイを当てたケニー。
右ミドルを当てるヤドンは自ら詰めて右から左を振るが、ケニーはダブルレッグへ。両足をスプロールし、切るヤドン。右手が下がるケニーに左ジャブを突き、ケニーの蹴り足を取ってバランスを崩す。なおも低いシングルレッグに入るケニーを切るヤドン。近距離でのボディ打ちはヤドン! 最後にケニーがダブルレッグテイクダウンを決めてヤドンに尻餅をつかせてブザー。
Went the distance ⚡️
— UFC (@ufc) August 8, 2021
🇨🇳 @SongYadongMMA is back in the win column via split decision at #UFC265! pic.twitter.com/bOyg4cRSXV
接戦の判定は2-1(30-27, 29-28, 28-29)で、下がりながらも有効打を当てたヤドンが勝利。再起を果たしたヤドンは、「とてもエキサイティングでした。前回は本来の自分ではありませんでしたが、今回は自分を出せました。ケニーのボディへの蹴りの対策をしてきました」と笑顔で語った。