2026年3月29日(日)東京・後楽園ホールで『プロ修斗公式戦 2026 Vol.2』が開催された。翌日の『Lemino修斗 vol.4』に続く修斗2連戦。
メインは「世界ライト級選手権試合」王者・キャプテン☆アフリカvs.挑戦者・エフェヴィガ雄志。セミは「世界女子アトム級王座決定戦」中村未来vs.青野ひかるのW世界王座戦が並ぶ。
さらに、注目のフライ級で、関口祐冬vs.中村優作、高岡宏気vs.杉本静弥、中池武寛vs.ザヒド・アフメドフ、岡田嵐士vs.柴山海音の4試合がセット。
また「インフィニティリーグ2025 女子スーパーアトム級」 で勝ち点トップの2人、高本千代と村上彩が優勝者決定戦に臨んだ。
ミドル級では、岡見勇信が返上した王座を巡り、「世界ミドル級王座決定トーナメント 」として、岩﨑大河vs.ヘンリー、荒井勇ニvs.沙門の1回戦2試合が行われた。
バンタム級の杉野光星vs.中野剛貴は、翌30日の『Lemino修斗.4』でもリザーブファイトが開催中の「サバイバートーナメント」にも連なるバンタム級の生き残り戦となる。
17時30分に試合開始の同大会のチケットは、16時より後楽園ホール1Fの当日券カウンターにて販売。また、ツイキャスで全試合完全生中継された。
▼修斗世界ライト級チャンピオンシップ 5分5R×キャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)王者・初防衛戦 11勝8敗 70.2kg[2R 2分40秒 TKO]〇エフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)挑戦者・同級2位 13勝2敗 69.8kg※エフェヴィガが新ライト級王者に
ライト級世界王者キャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)の初防衛戦。2024年7月28日に大尊伸光を破り、第15代世界王座戴冠後は、連戦となった8月の『ROAD FC69』でパク・シウォンに1R TKO負け、25年7月の『Ultimate Shooting』で1R KO勝ち後、25年11月の『RIZIN LANDMARK 12』でキ・ウォンビンに判定負けと、他団体で試合を行ってきたキャプテンが修斗に返ってくる。
その防衛戦の相手が以前から対戦が決定していたエフェヴィガ雄志(挑戦者・同級2位/TRIBE TOKYO MMA)。しかし、エフェヴィガは1月18日の開幕戦でまさかの敗戦。11連勝後の『ROAD TO UFC』で現UFCのドム・マー・ファンに判定負け後、TTFCでケーラン・ジョブリンに判定勝ちで再起を遂げていたエフェヴィガだが、25年1月に韓国版“進撃の巨人”イム・クァンウに1R TKO負けを喫していた。
1R 残り11秒でのレフェリーストップ。イムの足にダメージもあり、2Rも見たかったが予想だにしない結末を迎えることとなった。しかし、長南亮代表率いる“練馬ピラニア軍団”に連敗は許されない。
柔道仕込みの投げと極めで幾度もピンチを潜り抜けてきた王者キャプテン☆アフリカと、捲土重来を期して挑むエフェヴィガ雄志。このチャンピオンシップはやるか・やられるか、だ。ただでは終わらない危険な匂いがする因縁の王座戦だ。
キャプテン「本当にすごく強い防衛戦の相手を用意していただいて感謝します。今までやってきたことの集大成と思って全力で戦うんで、応援よろしくお願いいたします」
エフェヴィガ「今回のファイトキャンプ、本当に過去最高の出来で、今までで最高に強い自分が見せられると思います。そして絶対、ついに修斗の世界ベルトを獲る日が来たので、その姿をみんなにお見せします。よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えのキャプテンのローに、オーソのエフェヴィガは強い右インカーフをヒット。互いにカーフの蹴り合い。低い組みからガードに引き込もうとするキャプテンに立つエフェヴィガ。
なおも左で前に出るキャプテンに左を当てて崩してパウンドのエフェヴィガ。またも左を突いて前進のキャプテンをさばいて左を当ててダウンを奪うエフェヴィガ。。インサイドガードからパウンド。ヒジ! キャプテンはクローズドに入れるも頭がコーナーポストに詰まる。
左ヒジを当てるエフェヴィガ。キャプテンも下からパンチ。頭をアゴ下につけて右のパウンドに下かキャプテンは腕十字。ヒジを辛うじて抜いたエフェヴィガ。スタンドに左カーフに崩れるキャプテンは引き込みホーン。
2R、関節蹴りのキャプテンの引き込みにパウンドのエフェヴィガ。ハーフにしたキャプテンは右手首をつかむがエフェヴィガは左手で重いパウンド。手首をたぐるキャプテンに立ち上がるエフェヴィガ。上から踵落とし。ブレーク。
スタンドでヒザを当てたエフェヴィガに、キャプテンは引き込むが、そこにエフェヴィガがパウンド連打。キャプテンは動けず。レフェリーが間に入った。
試合後、エフェヴィガは「ベルトを獲れました。前回、1月の試合で負けてしまってタイトルマッチは疑問だという人もいると思いますが、自分でもそう思っています。それも神に与えらたチャンスだと思って自分の仕事をしようと、8週間のファイトキャンプをやって最高のキャンプができました。これもチームのいろんな人の力、家族、友達、スポンサーのおかげです。けど、この修斗のベルトはゴールじゃないです。自分が見ているのは、来月、日本人で初のチャンピオンになるかもしれない平良選手のことが頭にありました。平良選手はここ修斗でチャンピオンになって、UFCという世界で戦っている。自分もそんな選手になりたいと思います。修斗のタイトルを獲ったばかりですけど、坂本(一弘)さん、ROAD TO(UFC)間に合うか分からないですけど、行かせてください。もう1回、修斗を背負って戦いたいです」と咆哮した。
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▼修斗世界女子アトム級チャンピオン決定戦 5分5R×中村未来(同級世界1位/マルスジム)9勝8敗 47.4kg[判定0-3] ※47-48×2, 46-49〇青野ひかる(同級世界3位/FIGHT LYNX)14勝8敗 47.6kg※青野がアトム級王者に
[レフェリー]植松 直哉[ジャッジ]片岡 誠人46-49 (1R 9-10/2R 9-10/3R 10-9/4R 9-10/5R 9-10)石川 喬也 47-48 (1R 9-10/2R 9-10/3R 10-9/4R 10-9/5R 9-10)豊永 稔47-48 (1R 9-10/2R 9-10/3R 10-9/4R 10-9/5R 9-10)
前王者・古賀愛蘭(BURST)のタイトル返上により、現在空位となっている女子アトム級世界王座の決定戦が、中村未来(同級世界1位/マルスジム)と青野ひかる(同級世界3位/FIGHT LYNX)の間で行われる。
両者は25年9月に一度対戦しており、この時は修斗初参戦となった青野を中村が迎え撃つ形に。打撃の中村、組みの青野という大方の予想の中、一瞬のチャンスを逃さず、2Rに中村が腕十字で青野を斬って落とした。
この一戦の勝利でトップコンテンダーの位置を揺るぎないものとした中村。後は王座決定戦の対戦相手を待つのみとなったが、青野が1月18日の『COLORS Vol.6』で1階級上の深井志保と対戦。鬼気迫る表情で1Rにキムラロックを極めて貫禄の勝利。
同大会では徳本望愛(THE BLACKBELT JAPAN)が、杉本恵(AACC)を相手にジャイアンキリングを起こし判定勝利しており、この結果によりランキングが大きく変動。1位中村、2位徳本、3位青野となったが、徳本がタイトルショットをキャンセルした為、青野がビッグチャンスを掴んだ。
青野が修斗への参戦を決めた理由の一つに夫である渡部修斗の父で、修斗初代ウェルター級(現ライト級)王者だった渡部優一氏に「お義父さんに修斗のベルトを巻いたところを見てほしい」と思ったからだと発言しており、往年のファンが感泣しそうなコメントを残している。
一方“北のストライカー”と異名を取る中村だが、前回の対戦ではサブミッションで勝利しており、怪我でのブランク明けとは思えない動きを見せてコンプリートファイターへと変貌した姿を見せて「心技体」、「打投極」共に死角が見当たらない程の完成度を誇っている。
青野が義父・渡部氏にチャンピオンベルトを見せることが出来るか? それとも中村が返り討ちして北の大地にベルトを持って帰るか? 世界タイトルを賭けた舞台はセットされた。
中村「“3回目はもう絶対やりたくない“”と思わせるような、そんな試合をして北海道にベルトを持って帰ります。応援よろしくお願いします」
青野「私が勝って修斗のチャンピオンになります」
1R、先制タックルは青野。そこにヒザを狙っていた中村だが下に。自陣コーナーで夫の渡部修斗の指示を聞き、ハーフで押さえ込み細かいパウンドの青野。中村はクローズドガードを解いて亀から立ちに。サイドバックに押さえてパウンドの青野は左腕を狙う。グランビ-ロールから足関節を狙う中村。
足を抜く青野にフルガードに戻す中村だが、青野は右で脇差しパス狙い、下から蹴り上げる中村。青野は足をさばいたところでホーン。青野のラウンド。中村に後頭部の打撃で「警告」。
2R、ホーンと同時にダブルレッグテイクダウンは青野。下からヒジ、パンチを突く中村に、腰を抱き、パス狙いの青野。亀になって背中を譲って立つ中村をバッククリンチから崩す青野。引き込みつつも正対際でトップは青野。
クローズドガードの中村に青野は右で脇差し細かいパウンド。下の中村も休まず打つと足を手繰る青野の背中にヒジ。腰を引き立ち上がりにクラッチして崩す青野。腰を抱いて引き寄せる。立つ中村にバッククリンチの青野は前転した中村を潰してパウンド。ともに決定打は無いもののテイクダウンは青野のラウンドに。
3R、「3度目の正直」の声にダブルレッグテイクダウンの青野に下から三角狙いの中村。組ませない青野はインサイドガードに。下からヒジ突く中村。四角に組んで下からヒジ突き、パウンド。青野は腰を抱き足をまとめて右足を跨ごうとするがフルガードに戻す中村。
ブレーク。右ヒザを突く中村をとらえてダブルレッグテイクダウンは青野。ハーフから腰切りフルガードにする中村に青野は上半身を離してふりかぶってのパウンド。そのスペースで体を入れ替えた中村がサイドバックからパウンドでホーン。
4Rも先にダブルレッグテイクダウンは青野。下から打つ中村に青野は足をパス狙いでハーフに。左肩でアゴ下にプレッシャーかけパス、サイに。亀になって立つ中村を崩す青野。中村は背後にヒジもガードで下に。足を抱える青野に、ヒジを突く中村。青野は打ちたいところ。青野のバックへの引き込みに合わせて立つ中村をボディロックテイクダウンする青野。リアネイキドチョーク狙うが中村が正対しホーン。
5R、中央に走り込んでヒザを狙う中村だが、そこに青野はダブルレッグテイクダウン。すぐに立つ中村にバッククリンチの青野だがブレーク。
青野の組みに左ヒザを合わせる中村だが青野はテイクダウン。フルガードの中村はクローズドで下からヒジ。ブレーク。再開で待つ青野に走り込んでヒザの中村を受け止めてテイクダウンの青野。
自陣コーナーでバックからトップに移行した青野。ハーフになって押さえ込むと「アクション」の声。フルガードにする中村に再び左足をまたぎついにマウントを一瞬奪いパウンドの中村。返して立つ中村に組み続けてホーン。
判定は3-0(48-47、48-47、49-46)で青野が勝利。悲願の戴冠に号泣した。
試合後、青野は涙を流しながら「第3代修斗世界女子アトム級チャンピオンになりました、青野ひかるです。本当にたくさんの人に練習につきあってもらって、怪我もあったんですけど、治療してくださる先生方のおかげでこのベルトを獲れました。私の原点はアマチュア修斗でプロに上がるタイミングでは、まだ修斗の女子にプロがなくてDEEPを選択しました。だんだん修斗の女子が盛り上がっていく中で、ずっとこの舞台に憧れていました。
私の義理の父(渡部優一)は修斗の初代王者で、旦那さんも(渡部)修斗っていう名前で、これは私が獲るべきベルトだと思っていました。この後楽園ホールという場所は義理の父も渡部修斗もベルトを獲った場所なので、このタイミングでこの試合が決まったことは本当に運命なんだと思いました。絶対にベルトを獲りたいと思いました。これからは私が修斗の女子の顔になれるように、ベルトの価値を上げられるようにもっと頑張りますので、応援よろしくお願いします」とマイク。
義父・渡部優一さんも招かれてケージイン。「本人にプレッシャーになると思って黙っていたんですが、今日3月29日は35年前に私がチャンピオンになって、この子(渡部修斗)を抱き上げた日。それから35年経って、その日に青野選手がチャンピオンになって感無量です」と語り、記念撮影では、後楽園ホールのマット上で渡部修斗が青野ひかるを抱きかかえて、親子で戴冠を祝福した。
聞けば、1991年3月29日、後楽園ホールで渡部氏が修斗初代世界ウェルター級チャンピオンに輝いた、ほぼ同じ時間に、青野もベルトを巻いたのだという。試合後、王者・青野は5Rにわたり組み続けた筋疲労やスタミナは「問題なかったです」といい、ただ「ラウンド途中の記憶がありません」と苦笑した。
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▼フライ級 5分3R△関口祐冬(修斗GYM東京)56.6kg 同級世界3位 17勝11敗6分1分[判定0-1] ※28-29, 28-28×2△中村優作(TEAM FAUST)56.5kg 20勝10敗2分
そして、裏メイン級の注目カードが実現した。“浪速の爆弾小僧”中村優作(TEAM FAUST)と、前フライ級世界王者・関口祐冬(同級世界3位/修斗GYM東京)の一戦が決定。
関口は暫定から正規王者になった25年11月の重要な一戦で亮我のリアネイキドチョークにタップアウト。世界王座から陥落した。
一方、優作は修斗復帰戦となった大阪大会で「新世代で最も勢いがある」と言われていた打威致に判定勝ちで完封しており、完全復活を印象づけた。
ロングレンジからの一発で試合を決める拳を持つ両者。3歳から日本拳法を学んだ中村優作と、物心つく前から少林寺拳法の師範である父に師事した関口祐冬。互いのルーツは違えど、MMAでここに交わる。間違いなく聖地を揺らす熱いファイトになるだろう。
関口「チケットを買ってくれた人たちが後悔するような試合は絶対しないんで、判定まで行くつもりはないです。しっかり見ててください」
中村「関口君とやったらすごいいい斬り合できると思ってるんで。まあ、おもんない試合にはならないと思います。楽しみにしといてください」
1R、いきなり前に出た関口。反応した中村。ともにオーソドックス構え。低い手の構えの中村。左から右を突く。ステップでかわす関口は後ろ蹴り。かわす中村は右ロー。関口も半身気味の構えから左インロー。左の突きを見せる中村に関口は右から左オーバーハンドを見せる。
右から飛び込む関口に中村は右カウンター! サウスポー構えも見せる中村。関口もサウスポー構えに。関口の入りでガードが下がる瞬間に右を突く中村。左ミドルを届かせる関口。
右を突いて右の中村の返しをかわしてダブルレッグテイクダウンの関口! ケージに中村をスラムする際にバッティング。中村が回復。関口に「注意」。再開。中村が左ハイをガード上に突いてホーン。
2R、右を当てた中村に関口は左フック! 下になった中村、関口はパウンド、抱きつく中村をスラム! 立とうとする中村をダブルレッグテイクダウン。中村は左頬をカット。
立とうとする中村のバックからボディトライアングルに足を組み、背後からパンチ。亀になる中村の首も狙う。脇を潜り腕を手繰る中村だが、関口は背後からパンチ。両足フックに変える。中村は鼻横をカット。
3R、中村の右ローをかわす関口。左右足を変える関口はサウスポー構えから右前手を上下に揺らして、中村の左前手の飛び込みをバックステップでかわす。右で飛び込む関口をさばく中村。ジャブを届かせる。頭を揺らせて近づく関口。右をかわした中村。ともにノーガードに。
構え直した関口。中村の左右フックを潜ってダブルレッグテイクダウン! こつこつ叩く中村は上体をケージに立てると、空いた右足で蹴り上げ、固執せず離れた関口。
圧力をかけるとともにオーソから関口は左ショート。圧力をかけて左バックフィスト。右を届かせた中村は、関口の低い組みを切ってホーン。両手を上げる。
熱戦の判定は1-0(中村29-28、28-28、28-28)でドローに。
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▼フライ級 5分3R〇高岡宏気(同級世界2位/FORCE GYM)56.6kg[3R 0分58秒 リアネイキドチョーク]×杉本静弥(THE BLACKBELT JAPAN)56.5kg
フライ級で注目の対戦カードが決定。プロ修斗・香川大会を中心にキャリアを積み、25年10月の前戦で大竹陽を2R リアネイキドチョークで極めるなどランキング2位の実力者・高岡宏気(同級世界2位/FORCE GYM)と、4連続KO勝利で驚きの秒殺劇を見せている急成長中のファイター杉本静弥(同級世界6位/THE BLACKBELT JAPAN)が激突する。
特に杉本はここ3試合で大竹陽を12秒、山本壮馬を25秒、梅筋毒一郎を138秒で葬り去っており、試合時間のトータルが175秒という恐るべき殺傷能力を見せつけている注目のファイターだ。
同大会では前世界王者・関口祐冬と“浪速の爆弾小僧”中村優作の一戦も決定しており、結果如何ではランキング大変動も十分考えられる。この日はフライ級にとって大きな分岐点となる一日となりそうだ。
高岡「この試合は勝てばタイトルマッチへの足がかりになるのかなと思うんで、しっかり打撃でKOか一本か狙って、激しい試合をやります」
杉本「今、4連続KO中です。高岡選手、すごいタフということで、自分がしっかりKOして勝ちたいと思ってるんですけど、久しぶりの組みの展開も見せれるかなと思うんで、会場で楽しみに待っててください。応援よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えの杉本。オーソの高岡を詰めて左ハイ。ガードする高岡は右インローを当てる。杉本の右ローにバランスを崩した高岡を追う杉本は左右から左ヒジ。左ストレートに、高岡も右を突いて押し戻す。
いきなり左を打つ杉本は右カーフも。その打ち終わりに組んだ高岡はバッククリンチから右足をかけるが右足を前にした杉本。背後からヒザ突く高岡は崩しに行くが投げられない杉本。再び右足をかけた高岡。杉本の右足を挟んで引き出し背後から右のパウンド。
2R、杉本の左を被弾する高岡。左前手フックを狙う高岡に、ワンステップで左を突く杉本。左ハイはガードの高岡。その入りにダブルレッグテイクダウン!
背中を着かせた高岡はハーフから鉄槌。左で差して押さえ込み、右で細かいパウンド。マウントの際で立った杉本。
左足がかからなかった高岡だが、首狙いから崩してバック狙いに、杉本は若干動きが落ちたかハーフで下に、高岡がトップかからパウンドでマウントになり左右パウンド! 背中を見せて凌いだ杉本に首を狙う高岡、ホーン。
3R、高岡の入りに右前手アッパーの杉本だが、詰める高岡の右を被弾。クリンチアッパーの高岡はダブルレッグテイクダウンからバック! 両足をかけてリアネイキドチョークを極めた。
試合後、高岡は「打撃でKOされるんじゃないかと思って……いやあホッとした。いまバンタム級で今日勝って1位。(王者の)亮我選手、ダメなら暫定王座戦、よろしくお願いします」と語った。
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▼バンタム級 5分3R×杉野光星(同級世界2位/ALLIANCE)61.2kg 4勝1敗[1R 3分22秒 TKO] ※左ストレート→パウンド〇中野剛貴(NAUGHTY HOUSE)61.1kg 5勝3敗
杉野光星(同級世界2位/ALLIANCE)は、2023年9月23日に修斗に参戦して以来、現在まで負けなしの4連勝。一気に世界ランキング2位まで登り詰めた。対する中野剛貴(NAUGHTY HOUSE)も現在3連勝中と波に乗る。
杉野は、谷井翔太、平川智也、川北晏生に判定勝ちすると、25年9月の前戦でザヒド アフメドフを右ストレートで41秒 KO。4連勝をマークした。柔道ベースの組みの強さが打撃にも活きている。
中野は、瀬戸口怜久、松下祐介に判定勝ちすると、25年7月の前戦でテイクダウンに定評のある青柳洸志の組みを切って、左ストレートから右フック、ボディへの左ミドル、さらにヒザ蹴りを突き刺してパウンドアウトで葬り去っており、フィニッシュまで持っていくスタイルを確立した感がある。
“世界のTK”高阪剛の愛弟子・杉野と、山本KID徳郁の遺伝子を継ぎ、コクエイマックスのコーチを受ける中野。両者ともに“打”と“倒”のバランスに長けており、どちらが先にイニシアチブを握るか、ハイレベルなスタンドが予想される。
翌日のLemino修斗でバンタム級トーナメントが開催されるなか、この杉野vs.中野の勝者にも注目だ。
杉野「今の気持ちはまあ、やっと試合ができるなっていう思いです。今までで一番練習してきました。本気で勝負するんで、この試合楽しみにしといてください。よろしくお願いします」
中野「前回に引き続きいい選手当ててもらえたと思ってるんで、またしっかり食って、今年チャンピオン獲るんで注目しててください」
1R、杉野は右ミドル。サウスポー構えの中のは右回りで左ハイを見せる。杉野の入りに左ストレートを狙う中野。杉野は右ストレートを届かせると中野も左ストレート。
右回りにステップの中野は右ジャブ、右前手ジャブでから左ストレートで杉野に腰を落とさせると、鉄槌連打!
足を手繰りに行く杉野を切って右ストレート! ダウンした杉野に中腰からパウンドを落として試合を決めた。
試合後、中野は「杉野選手すごいいい選手で誰よりも恐れて頑張って練習してきました。みんなに助けられて生きてます。次、タイトルどうですか? 岩﨑さんと一緒にタイトル獲ります」と語った。
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▼フライ級 5分3R〇中池武寛(パラエストラ小岩)56.4kg 7勝1敗[1R 0分26秒 TKO] ※跳びヒザ→パウンド×ザヒド・アフメドフ(インドネシア/チーム侍)56.6kg 0勝3敗
フライ級で注目は“スーパー高校生”中池武寛(パラエストラ小岩)の約10カ月ぶりの参戦だ。
中池はプロデビューから4連勝も、24年11月にシモン スズキに1R TKO負けで初黒星。しかし、25年3月に下田洋介を1R ギロチンチョークで極めて再起を飾ると、5月の前戦で岡田嵐士を1R パウンドアウト。再び連勝街道に乗っている。
圧倒的な攻撃力とセンス溢れる試合運びでデビューから注目を浴びる中池。高校1年生にして全日本アマチュア修斗選手権で優勝。その際のインタビューで「全勝で勝ち上がって平良達郎をフルぼっこにしたい」と“スーパーノヴァ”を名指しで指名し関係者を驚かせた。4月12日にUFC世界フライ級王者ジョシュア・ヴァンへの挑戦が決まり、日本人初のUFC王者の期待がかかる平良に続く、超新星が3連勝なるか。
その中池の対戦相手となるのがザヒド・アフメドフ(インドネシア/チーム侍)。ザヒドは前戦で杉野光星と対戦し、持ち味を発揮する前に試合が終わってしまったが、今回はフライ級に階級を落として再チャレンジ。キックボクシングでは8戦中7勝4KOのレコードを持っており、打撃戦に持ち込むことができれば手強い相手になるだろう。
約10カ月ぶりの試合で中池がインドネシアのストライカーを相手にどんな戦いを見せるか。それともアフメドフが覚醒なるか。
中池「久しぶりです。3Rかけていじめるか、速攻で倒すかちょっと迷ってるんで、楽しみにしていてください。以上です」
アフメドフ「2回目の修斗、呼んでいただきありがとうございます。言うことは何もありません。自分の仕事をするだけです」
1R、中池の左にダウンしたアフメドフ。中池はパウンドから腕十字も抜けたアフメドフとスタンドで詰めて左から右を当てて右跳びヒザ! ダウンを奪うとパウンド! 26秒TKO勝ちを決めた。
試合後、中池は「1Rで決めてよかったです。今年中にチャンピオンになりたいので、ランカーよろしくお願いします」と語った。
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▼インフィニティリーグ2025 女子スーパーアトム級 5分2R〇高本千代(高本道場)勝ち点10 49.9kg[判定2-0] ※20-18×2, 19-19×村上 彩(修斗GYM東京)勝ち点7 49.7kg※高本が優勝
そして2025ー2026に掛けて熱戦が展開されてきた「インフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級」が今大会で最終節を迎える。優勝の可能性を残すのは勝ち点8の高本千代(高本道場)と、勝ち点7で追う村上彩(修斗GYM東京)の2人。
両者が直接対決で雌雄を決する。より早く、より多く勝った者が高得点をゲット出来る過酷なリーグ戦を制し、今年の顔となるのは果たして高本か、それとも村上か?
高本「村上選手というベテランで、しかも大先輩であり強敵と戦えるということでとてもワクワクしています。インフィニティリーグの最終戦で、今回優勝決定戦でもあると思うので、できるだけ盛り上げられるように頑張りたいと思います。今回インフィニティリーグを獲って次に繋げたいと思っているので、絶対に勝ちます。応援よろしくお願いします」
村上「計量到着遅れてすみません。試合、私が勝って優勝します。盛り上げますので応援よろしくお願いします」
1R、サウスポー構えの高本は左の蹴り。その蹴り足を掴んで四つに組む村上。体の入れ替え合いから左で差しているのは高本。
右ヒザを突くと、村上も体を入れ替えるが、高本がシングルレッグでテイクダウン。三角を狙う村上だが右足が抜けない。正対したところでブレーク。
左を突いて組んでダブルレッグテイクダウンは高本。右で差してパス狙いも立つ。右オーバーハンドの村上に左右から左の蹴りまで繋ぐ高本に組んだ村上はサイドから首狙いもホーン。高本のラウンド。足指で金網掴みの村上に「注意」。
2R、高本の左の蹴りを掴む村上だが、高本は片足立ちで崩れず足を抜いて左で差してテイクダウン!
フルガードの村上の足関節から後ろを見せて立った高本を追った村上がテイクダウン! バタフライガードの高本は背中で歩くとシングルレッグでレッスルアップ!
追う村上は組んで互いにヒザ。離れて角度を作って左ミドル、突きの高本。互いに右差し。左頬を腫らした村上。
左の蹴りで前に出る高本は両差しで押し込み。ブレーク。右前蹴り、左ミドル、右ミドルの高本は最後に首相撲ヒザでホーン。
判定2-0(20-18×2, 19-19)で高本が勝利。インフィニティリーグ優勝を決めた。
高本は「優勝できましたが、体力が足りなくて相手のガッツに負けそうになりました。道場の皆さんの応援で勝てました。練習でこてんぱんに怒ってくれたお父さんとコーチ陣に感謝の言葉を述べたいと思います。今年1年、ILで成長する場をありがとうございました。次のステップに進めるように精進していきます」と語った。
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▼フライ級 5分3R〇岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)56.7kg 6勝1敗[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×柴山海音(柔術&MMAアカデミーG-face)56.6kg 4勝3敗
フライ級で更に注目のカード岡田嵐士(リバーサルジム新宿Me,We)と勝ち星全てが一本勝ちという“北九州のフィニッシャー”柴山海音(柔術&MMAアカデミーG-face)の一戦も決定。
柴山は1.28ニューピアホール大会で大竹陽にKO負けしたが早くも復帰戦を迎える。一方の岡田は現在連勝しており、中池戦でのKO負けを完全に払拭。勝って3連勝となるか? それとも柴山が寝技に持ち込んで極めるか?
同日には関口祐冬(同級世界3位/修斗GYM東京)vs.中村優作(TEAM FAUST)、高岡宏気(同級世界2位/FORCE GYM)vs.杉本静弥(THE BLACKBELT JAPAN)とフライ級トップランカーの直接対決が並ぶ中、新たに決まったこの2カードもランキングに大きく影響することになること間違いない。フライ級大戦争が勃発する中、ピッグバンを起こすのは誰だ!?
岡田「自分は今年一発目の試合になるんで、強い選手と試合組んでいただいてすごく嬉しいです。福岡から東京まで来てくださってありがとうございます。全力を尽くして、ベストな状態で、ぜんぶの中で一番いい試合ができたらと思います」
柴山「開幕戦でちょっと派手に負けて、そこから僕が何をやってきたかっていうのを見せたいと思います」
1R、柴山が組んで押し込みボディロックテイクダウン。立つ岡田になおもボディロックテイクダウンの柴山だが、立つ岡田はバッククリンチで片足をかける。クラッチを切って離れる柴山は岡田の蹴りを掴んで大内刈テイクダウンも、すぐ立つ岡田。左右で詰める岡田に柴山はボディロックテイクダウンでサイドに。パウンドが1発ヒジを落としてホーン。
2R、サウスポー構えの岡田は左ミドル。右を突く柴山はジャブから遠間で組みに行くが、差し上げた岡田。そのままドライブして組んだ。四つから柴山は肩パンチ。ブレーク。
左インローの岡田。ワンツーの左で詰めるとそこに下がりながらダブルレッグの柴山だが、圧し潰した岡田の詰めに、ノーアームギロチンの柴山。絞めるが下にさせた岡田が上に。足を手繰りに来た柴山のバック、首を狙う岡田。抜けた柴山は立ち上がりも岡田がハイクロッチでテイクダウン。柴山は疲労したか。背中を着いて首を抱えて右踵を背中に突いて凌ぐ。岡田はハーフから固める。
3R、岡田は左ハイ。バランスを崩した柴山だが戻す。左ミドル、左ストレートに後退する柴山はシングルレッグからボディロックテイクダウン! そのままサイドに。右で枕、左で脇差す柴山はハーフからヒジ。そのスペースで上体立てた岡田がぶりギロチン狙いも再び下に。今度は岡田がサイドに。シングルレッグでレッスルアップの柴山はダブルレッグもすぐに立つ岡田がボディロックテイクダウン!
サイドを奪う岡田が柴山の立ち際にバックを奪い両足フック。リアネイキドチョークを狙いホーン。
判定は29-28×2, 30-27の3-0で岡田が勝利。
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▼世界ミドル級チャンピオン決定トーナメント 1stラウンド 5分3R〇岩﨑大河(大道塾/パラエストラ東京/Naughty House)83.8kg 11勝2敗[3R 4分29秒 リアネイキドチョーク]×ヘンリー(アメリカ・米軍截空道ハンセン基地)81.3kg ※GFCミドル級王者 3勝1敗
まずは、現在同級1位の岩﨑大河(大道塾/パラエストラ東京/Naughty House)がエントリー。国内重量級MMAファイターとしてはもちろん、空道では世界選手権を制し、“北斗旗スリータイム覇者”として無敵の強さを誇る岩﨑がいよいよタイトル獲りへと動き出す。
岩﨑は25年5月、ウェルター級への階級変更初戦を予定していだが、減量の失敗による大会前日での試合中止となる失態を犯すことに。9月にミドル級に戻して韓国キックMAX FCの元暫定王者ジャン・ボム・ソクを相手に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。再起を遂げている。
1stラウンドの対戦相手は修斗初参戦となるHENRY(アメリカ・米軍截空道ハンセン基地)。現役軍人として沖縄基地で任務に当たる傍ら、キャンプ内にある米軍截空道ハンセン基地で創師・平原伸泰師範に格闘技を学ぶ。
沖縄で開催されるGFCを主戦場として3戦3勝3KOというパーフェクトレコードを誇るフィニッシャーで、まだ22歳と怖いもの無し、失うものも何もないHENRYが、“新北斗の覇王”岩﨑相手にどういった戦いを見せるのか、興味深いマッチアップが決定した。
岩﨑「今回の試合を含めて、自分のために用意されたトーナメントだと思ってるんで、ベルトを目がけて頑張ります」
ヘンリー「沖縄の米海兵隊から来ました。全力を尽くします。よろしくお願いします」
1R、ともにオーソドックス構え。先に右を打ち込む岩﨑に、ヘンリーは前進。そこに前蹴りの岩﨑は首相撲から突き放す。右から左ハイでヘンリーのマウスピースを飛ばした岩﨑。オーソからの左の蹴りを上下に突く。ヘンリーの前進からのアイポークで中断。「注意」。
再開。ワンツーから左の蹴りに繋ぐ岩﨑。ヘンリーのシングルレッグにバックを狙うが、落として足を抱えてトップになるヘンリーはサイドからバックに! 正対して離れた岩﨑。左ジャブを当て、回ってヘンリーのジャブ、シングルレッグを切って右ミドルハイでホーン。
2R、中央を取るヘンリー。左回りの岩﨑は右に回って右の飛び込み。ガードするヘンリーと右が交錯。突っ込むヘンリーに首相撲でフレームを作る岩﨑。突き放して左ミドル。さらに右ミドルの出入り。左ハイがガード上を叩く。追うヘンリーに大きくサークリングする岩﨑。ヘンリーの左をかわしてワンツーから左ミドルに繋ぐ。
その打ち終わりにシングルレッグのヘンリーを切って腹固めの岩﨑。ヘンリーは仰向けになってずらす。ヘンリーに手を前に向けた「警告」。
3R、足を使う岩﨑は右回りから右ローで離れる。ワンツーから左ミドルをに詰めたヘンリーがアンクルピックを狙うが切る岩﨑。左ハイがヒットもヘンリーも頭をずらしている。ヘンリーの詰めて後ろ蹴りをかわす岩﨑。右の突きから左ハイのコンビネーションを2度使った岩﨑。
ヘンリーのダブルレッグを差し上げ、ヒジ! シングルレッグのヘンリーを潰してバックに回った岩﨑は座ったヘンリーのバックからリアネイキドチョークを極めてタップを奪った。
勝者の岩﨑は、荒井勇二と決勝で対戦へ。「ミドル級のタイトルが欲しいと思って、いろんな人が動いてくれました。圧倒的に強いところを見せてタイトルを獲りたいと思います」と語り、同じチームの中野剛貴にエールを送った。
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▼世界ミドル級チャンピオン決定トーナメント 1stラウンド 5分3R〇荒井勇ニ(暁道場)83.8kg 7勝10敗[判定2-0] ※29-27×2, 28-28×沙門(Concilio)83.8kg ※2025年度ミドル級新人王 1勝1敗※沙門にグラウンド状態での蹴りで「減点1」。※荒井が決勝進出。
トーナメントのもう一つのヤマには2025年度新人王に輝いたばかりの沙門(Concilio)がエントリー。柔道の猛者でありながら倒す打撃も持ち合わせたファイター。
25年7月にSOKOを1R、右ストレート、左フックでダウンを奪いTKO。新人王獲得&ランクインから初戦でビッグチャンスが舞い込んだ。
その対戦相手となるのが元環太平洋ウェルター級王者・村山暁洋を師にもつ荒井勇ニ(暁道場)。2002年のデビューからPANCRASEを主戦場に国内中量級で活躍する“ベテラン”の荒井は、平田旭、岡村寿紀に連勝後、25年11月の前戦『Fighting NEXUS vol.41』で一慶に判定負け。
師の村山がMMAのキャリアを歩んだ修斗のケージに足を踏み入れる。師弟での王座戴冠となるか? 修斗vs.PANCRASE。ヒリヒリとした対戦が決定した。
今大会で行われる『世界ミドル級チャンピオン決定トーナメント 1stラウンド』を勝ち上がった両者が年内に決定戦を行い、新世界王者となる。“世界のサンダー”岡見勇信から引き継がれる伝統のベルトを巻くのは誰になるのか?
岡見自身は「再び燃える気持ちが出来たら戻ってきます」と返上時に伝えおり、引退を表明しているわけではない。果たして新王者との対戦はあるのか? 決勝に駒を進めるのは“覇王”岩﨑か? 米兵のHENRYか? そして新人王の沙門とベテランの荒井か? まずは世界ミドル級王者を決める1stラウンドに注目だ。
荒井「第1試合から会場を爆発させさせます。よろしくお願いします」
沙門「第1試合から盛り上がる試合をして面白く皆さんに見ていただけるように努力していきます」
1R、ともにオーソドックス構え。荒井のダブルレッグテイクダウンに立つ沙門。すぐに立つが再びテイクダウンした荒井はハーフに。そこから立つ沙門は押し込む荒井にノーアームギロチン。ヒザを突く荒井。ブレーク。
右回りで右ローの荒井。沙門の詰めに前蹴り。足を取りに行くが切る沙門をケージまで押し込みボディ打ちも、剥がした沙門が左右で前に。荒井はサークリング。
2R、荒井は右ロー。沙門も右ローを返す。右を突いた荒井に沙門が前に出ると荒井はダブルレッグテイクダウン。立つ沙門にヒザを突きブレーク。左インローを当てる沙門。左右フックの沙門に左前手フックを狙う荒井。回ってシングルレッグも崩せずブレーク。
左ジャブの刺し合いから右を届かせた荒井。左右で前に出る沙門をシングルレッグで押し込みドライブ。
3R、詰める沙門のバックフィストを潜ってダブルレッグテイクダウンの荒井。サイドを奪うが亀から立つ沙門。追ってシングルレッグの荒井。ブレーク。沙門の左から右鉄槌パンチを潜った荒井は組みもブレーク。
沙門の左に下がる荒井は回ってシングルレッグもそこに再びギロチンを合わせに行くが頭を上げた荒井、ブレーク。
荒井のローブローを流した沙門だが、続く荒井の低いタックルに反則のサッカーキック。中断。沙門に「減点1」。詰める沙門だが残り10秒、荒井が組んで押し込みホーン。
判定2-0(29-27×2, 28-28)で荒井が勝利、決勝進出。