シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】未奈がKINGレイナの挑戦を退ける、MISAKIはタイトルマッチ前哨戦に快勝、ユリカが杉本恵に判定勝ち

2021/07/29 19:07

▼第3試合 52.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分2R延長2R
×杉本 恵(AACC/修斗世界女子スーパーアトム級3位)
判定0-2 ※19-20、20-20、19-20
○ユリカ・グラップリングシュートボクサーズ(GSB)

 杉本は全日本レスリング選手権大会3位など、レスリングで様々な実績を残し、2013年8月にMMAに転向。現在は修斗を主戦場にし、2020年8月には修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント決勝戦で黒部三奈とタイトルを争った実績を持つ。修斗での前戦は2021年5月で、檜山美樹子を1R、リアネイキドチョークで極めている。

 ユリカはこれまでにMIO、紅絹といった日本トップクラスとの対戦経験もあり、2017年8月には香港で開催されたアマチュアムエタイ大会『EAST ASIA MUAYTHAI CHAMPIONSHIPS(東アジアムエタイ選手権)』の48kg級で金メダルを獲得した実績を持つ。前戦となった今年1月の花田麻衣戦ではバチバチの打撃戦を繰り広げて勝利している。MISAKIと共にSB女子軽量級を支えてきたユリカが、修斗世界ランカーを相手に実力を証明するか。


 1R、互いにローから右ストレート。距離は遠目だ。ユリカはジャブ、杉本は連打を見せると組みに行くがこれはブレイク。ラスト30秒、組み付いた杉本は首投げを見舞ったがシュートポイントにはならず。

 2R、杉本はスイッチをしながらジャブ、ワンツーからシングルレッグに行く。ユリカはミドル、ローと蹴りを多く出す。パンチから組み付いて投げを狙う杉本だが、ユリカも防いでなかなか投げさせない。杉本が組んでブレイクの展開が続く。ユリカは右ローを狙い撃ち、組んできた杉本を首相撲に捉える。終盤にユリカが左フック、右ミドルと攻めた。

 最後に打撃をまとめたユリカが判定2-0で勝利。杉本のSB初挑戦は黒星という結果となった。



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▼第2試合 52.0kg契約 スターテイングクラスルール 2分3R延長2R
○高野かおり(シーザージム)
TKO 3R 1分39秒 ※セコンドからのタオル投入
×Miyuki(シーザージム渋谷)

 両者ともこれがデビュー戦。

 1R、身長で優る高野はワンツーから組んでのヒザ蹴り、そして投げを狙う。さらにフロントチョークを仕掛ける(キャッチポイント1点)と積極的。Miyukiは左右フックをガムシャラに繰り出すが、高野の前蹴りに転倒。

 2Rは高野が左右フックを連続で繰り出しながら前進、Miyukiを下がらせて前蹴りで転倒させる。Miyukiも左右フックで応戦するが、捕まってヒザ蹴りをもらう。パンチと頭をつかむ動きがほぼ一緒のため、背が低いMiyukiは戦いづらそう。さらに高野は前蹴り。


 3Rも高野が上背を生かして左右のフックと右ミドル、そして組んでのヒザ、前蹴り。Miyukiが頭を下げるとフロントチョークの体勢に。ここでMiyukiのセコンドからタオルが投入され、高野がTKO勝ちでデビュー戦を飾った。


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