シュートボクシング
レポート

【シュートボクシング】未奈がKINGレイナの挑戦を退ける、MISAKIはタイトルマッチ前哨戦に快勝、ユリカが杉本恵に判定勝ち

2021/07/29 19:07

▼第4試合 45.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
○MISAKI(TEAM FOREST/SB日本女子ミニマム級1位)
判定3-0 ※30-26×2、30-25
×坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)

 MISAKIはシュートボクシングの女子トップ選手で、2016年3月にプロデビュー、“猪突猛進女子”の異名通り、最初から最後までガムシャラに攻め続ける驚異のスタミナを武器に勝ち続け、2017年12月に無敗の女子高生・寺山日葵を破ってJ-GIRLSミニフライ級王座に就いた。同年7月のGirls S-cup -48kg世界トーナメントでは3位に。同年12月に寺山とのリマッチでJ-GIRLS王座を失い、2019年7月のSB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント決勝戦で女神にまさかのTKO負けを喫し、負傷から長期欠場へ。

 再起戦となった2020年8月には『REBELS』のリングでぱんちゃん璃奈とREBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦を争うも判定負け。2021年2月のSBで祥子JSKを破りようやく白星を飾ると、6月大会ではRISE QUEENミニフライ級5位・ERIKOから2度のシュートポイント(投げ)を奪って大差の判定勝ちを収めた。戦績は16勝(2KO)7敗1分。

 年内にSB日本女子アトム級(46kg)のタイトルマッチを実現させるために今回も重要な一戦を迎えるMISAKI。自身のSNSでは「多彩で技術の高い選手です! が必ず私が勝ちます」と必勝を宣言している。

 現在19歳の坂田はジュニア時代からグローブ空手やアマチュアキックボクシングの試合に出場。2018年5月にRISEでプロデビューし、1年に1回の試合で3連敗を喫したが、今年1月に島田美咲に3R判定勝ちでプロ初勝利をあげた。第6代RISEライト級王者・原口健飛率いるFASCINATE FIGHT TEAMに所属し、現RISEアトム級1位・小林愛理奈のスパーリングパートナーとして「いつも坂田とはバッチバチでスパーリングしてるんで」(小林)という。

 1R、前に出るMISAKIがフックから組み付いてヒザ蹴り、さらに右ロー。前に出るMISAKIに坂田は左右フックで応戦するが、MISAKIに勢いがある。終盤には坂田も左右フックで前へ出た。


 2R、MISAKIの右ストレートからの左フックがヒット、さらにMISAKIの左ボディが何度も決まる。坂田はフックを合わせに行くが、MISAKIが逆にカウンターの右フック。下がる坂田のボディを打つMISAKI。坂田もフルスイングの右フックを放つが、MISAKIが右ストレート、左右の連打で前進。坂田はアッパーを放つが、MISAKIのワンツー、右アッパーに押される。

 3R、MISAKIの組んでのヒザ蹴り連打が長く続き、レフェリーはスタンディングダウンをとる。再開後もMISAKIの手数は止まらない。右フック、右ストレート、左ボディで前へ出て、坂田も右フックを繰り出すがMISAKIの勢いは止まらない。左ボディ、右ストレート、左フックで頭を抱えてのヒザ蹴りと攻めまくり、MISAKIが大差の判定勝ちでタイトルマッチ前哨戦をクリアした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント