K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】「村上塾高校」で5年間鍛えられてきた昇也、優勝候補・瓦田撃破に自信「昇也キックを試合で見せられたら勝てる」=ライト級王座決定トーナメント

2021/07/22 14:07
【Krush】「村上塾高校」で5年間鍛えられてきた昇也、優勝候補・瓦田撃破に自信「昇也キックを試合で見せられたら勝てる」=ライト級王座決定トーナメント

かつてK-1でも活躍した村上竜司塾長(右)の指導でトーナメント制覇を狙う昇也(C)K-1

 2021年7月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.127』で開幕の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」に出場する、昇也(士魂村上塾)が公開練習を行った。


 昇也は2019年12月のBigbangで行われた王座決定戦を制してBigbangスーパーライト級王者となった。2020年9月の『KNOCK OUT』では鈴木千裕と打ち合いの末にTKO負け、11月の『スーパービッグバン』では稲石竜弥を相手にドロー防衛に成功した。今年4月にKrush初参戦を果たし、迅也に先制のダウンを奪われるも逆転KO勝ち。サウスポーから多彩な蹴り技を繰り出し、左フックを強打するタイプ。戦績は13勝(5KO) 7敗2分。

 Krush初参戦となった4.24『Krush.124』では迅也に先にダウンを奪われながらも逆転のKO勝利を飾った昇也。「いつもやっている練習は足腰が強くなるんで、ダウンをもらって一気にパッと覚めて、逆に行けたなっていう感じですね」と語ったように、ド派手なKrushデビューは士魂村上塾での厳しい練習の賜物。

 既にBigbangでスーパー・ライト級王者になるなどプロでの実績を持っているが、「メディアとかもいっぱい取り上げてて、Krushの舞台は最高でしたね」と、Krushでの勝利の反響の大きさには驚いたという。

 昇也は中学卒業後に村上竜司塾長にスカウトされて上京。「村上塾高校でした」と本人が語るように村上塾長の元で5年間、キックボクシングの修行に明け暮れた。「毎日本当につらかったなって感じですね。月水金に道場で練習があるんですけど、朝から夜まで…って感じです。練習以外でもミットを持っていました」とキックボクシング漬けの毎日を送っていたという昇也。


 士魂村上塾には上原誠、水町浩、恭士郎など、K-1 JAPAN GROUPに上がってきた先輩たちがいるが「道場に入った時はみんなオーラが凄かったですね」と存在感に圧倒されたという。その先輩たちからも「ボディを殴られて、2回ぐらい練習中に失神させられました」と厳しさを教えてもらいながら研鑽を積み、Krushの舞台に上がるようになった。

 この日の公開練習でもミットを持つのは村上塾長だ。そのミット目がけてパンチ、キックを2分2Rたっぷりと打ち込むと、今度はサンドバッグに30秒間パンチとキックを連打。村上塾長が厳しい目を光らせる中、順調な仕上がり具合を見せつけた。

 2度目のKrush参戦で早くもベルト獲りのチャンスが巡ってきた昇也だが、一回戦の相手は優勝候補と呼び声の高い瓦田だ。「瓦田選手は最近ずっと勝ってるじゃないですか? トーナメントの他の3選手にも勝ってるし、その選手を一回戦目で当てられたのは結構嬉しいですね」と昇也。


 瓦田はトーナメントに出場している選手の中では一番やりたかった相手で、「周りは優勝候補って言っているんですけど、そこで逆に周りの予想を覆したらポーン! と上がるんで、そういうのを楽しみにしていますね」と臆するところもない。「昇也キックを試合で見せられたら勝てるかなと思います」と自信たっぷりだ。

 ちなみに昇也キックについては、「最近ラッキーパンチとか技の名前あるじゃないですか? そういうのに便乗しただけです(笑)」とのことだが、それだけキックには自信を持っているという。

 また、準決勝、決勝戦に上がってくる相手に関しては「わからないですね。本当に誰が上がってくるかわからなくないですか?」と予測がつかない様子。しかし、ポスターを見ながら「どれにしようかな? 神さまの言うとおり」とやり始め、「川﨑選手」と川﨑真一朗を決勝戦の相手に指名した。

「この中で唯一オーソドックスじゃないですか? だからですね」とその理由を述べていたが、「みんな戦いたいですよ」と本心では誰が来ても迎え撃つ自信があるようだ。

「今回はトーナメントですけど、普通の試合とあまり変わらないですね。気持ちは一緒ですね」と、タイトルに関わる試合になろうとも平常心で臨むという昇也。「自分はまだKrush2戦目で、自分のことをわからないファンの方もいると思うんですけど、今回のトーナメントで一回戦で瓦田選手をしっかり倒して自分の宣伝をしっかりするんで、どうか見ていてください」と、トーナメントで一気にスターダムにのし上がることを誓っていた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント