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【RISE】大雅に勝利した“人獣”中村寛、試合前に左手を骨折していた。乱闘・挑発仕掛けた理由も明かす

2021/07/19 21:07
 2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場で開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』の一夜明け会見が、19日(月)大阪府内にて行われた。  第8試合の-62kg契約3分3Rで、大雅(チームドラゴン)からハイキックでダウンを奪い、判定2-0(29-28×2、28-28)で勝利した前DEEP☆KICK -60kg王者・中村寛(BK GYM)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「KO勝利をすると100%思っていたので、出来なかったことが情けない。それに尽きます。今日まだ反省している状態です」と、金星にも関わらずKO出来なかったのが情けないという中村。 左手には包帯が巻かれており、「試合の3週間~1カ月前くらいに、練習中に骨折してしまいました。直近でしたわけじゃないので調整は出来ました。試合の時はマシにはなっていましたね。試合前に骨折したことは反省しました。まだ骨にダメージがあるので今すぐは無理ですが、早く完治させたいですね」と、試合前に骨折していたことを打ち明ける。  大雅とは記者会見で乱闘騒ぎを起こすなど因縁が深まっていたが、「会見の時の言葉は素直な気持ちで言った言葉です。今までの大雅選手と比べると分かると思いますが、最後にかけてどんどん強くなっていきましたよね。互いに喋りながら戦っていたんですが、通じ合った部分があったと思います。煽った意味は気合いを入れてほしかったから。最近は負け癖がついていて、ハングリー精神のない大雅選手とやっても意味がないと思ったからです。完璧に仕上げてきた大雅選手とできたと思う。ギラついていて、自分が思った通り良い選手でした」と、挑発したのは本来の強い大雅を引き出したかったからだと告白。  大雅に復活してもらいたかったのかと聞かれると、中村は「強い選手とやりたかったからです。情があるのではなく、強くていい選手とやりたかったので、大雅選手にも強くなってもらってその選手とやりたかった」と、一番強い大雅とやりたかったからだと答えた。  足払いのようなカーフキック・ローキックで何度も大雅の身体を半回転させて豪快に転倒させたが、「あれは思ったよりも自分のカーフの威力が強過ぎたせいです(笑)。思い切り振り抜くので。相手の足を折ったろと思って蹴ってるんです。その威力が全身を持って行ったんじゃないですか。自分でも普通のカーフじゃないと思う」と、自分でも思った以上のパワーだったと話した。  試合後のマイクでは「大雅選手に勝った以上、キックボクシング界のトップの一人になれたかなと思います。拳を怪我してしまったのでしっかり治して帰ってきます」と、これでトップクラス入りしたと宣言した中村。次はどのトップの選手とやりたいかと聞かれると、「チャンヒョン・リーとやりたいです。実力を証明したから言います。トップの仲間入りしたというセリフは勝ったら言おうと決めていました。本当は1Rで勝って言う予定でした」と、RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーの名を挙げた。
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