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【RISE】ハイレベルな最強決定トーナメント、勝ち上がった大崎一貴、志朗、風音、政所仁が1回戦振り返る

2021/07/19 18:07
 2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場で開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021』の一夜明け会見が、19日(月)大阪府内にて行われた。  豪華メンバーが集結し、開催前から大きな話題となっていた「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」は、1回戦から期待通りのハイレベルかつスリリングな試合となり、4選手が勝ち上がった。  準決勝・決勝戦は9月23日(木・祝)神奈川・ぴあアリーナMMで開催される『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』にて行われる。  1回戦からいきなり優勝候補同士の激突となったKING OF KNOCK OUT初代フライ級王者・石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション)からダウンを奪って撃破したRISEスーパーフライ級王者・大崎一貴(OISHI GYM)は、「昨日はたくさんの応援ありがとうございました。相手も石井選手でやっとリベンジできて、勝つことができて嬉しく思っています。これで終わりじゃないので、9月に向けて準備して優勝したいと思います」と気を引き締める。  HOOST CUP初代日本スーパーフライ級王者で知る人ぞ知る関西の実力者であった滉大(及川道場)を延長戦の末に振り切った、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)は「53kg初戦で滉大選手という上手い選手と戦えて勝つことが出来ていい収穫があったし、反省点もあって。9月はもっといいパフォーマンスを見せられると思うので自分自身楽しみです。トーナメントに出るからには自分が優勝しないとダメだと思っています」と、9月にはもっと進化した姿を見せられると話す。  優勝候補の一角であるWKBA世界バンタム級王者・江幡睦(伊原道場)を延長戦の末に破る大番狂わせを起こした、RISEスーパーフライ4位・風音(TEAM TEPPEN)は「まずはコロナの影響で厳しい中、大会が出来たことに感謝します。江幡選手にも感謝したいと思います。江幡選手のおかげでのびのびと楽しく練習も充実して出来て、試合もアツく出来たので感謝する一戦でした」と、感謝の言葉を述べた。  初代RISEスーパーフライ級王者・田丸辰(TRY HARD GYM)からダウンを奪ってリベンジにも成功したWBKF世界スーパーフライ級王者・政所仁(魁塾)は「昨日は僕自身、試合が楽しみで、やっと試合ができるのかってワクワクして戦えました。気持ちが入って、初めて試合中に叫んだりして感情を出した試合でした」と、新たな自分が見つけられた試合だったと語った。  以下、記者会見での一問一答。 [nextpage] 志朗「大崎選手と戦うのは運命」vs.大崎「何が何でも勝ちに行く」 ――自分の試合を映像で見ての感想は? 政所「あまりよくないです、自分の中では全然満足いってないので、2カ月でどれだけ成長できるかが優勝できるかどうかのカギだと思っています。これで満足ぜす、次はもっと強くなった姿を見せられると思います」 風音「試合後に叫んでいたと言われたんですが覚えていなくて、気になって見たんですが、自分めっちゃ叫んでるやんと思って。試合中だけじゃなくインターバルの時もこんなに叫んでいたのかって感想です。自分にビックリしました」 志朗「53kg初戦で緊張していたと思いました。警戒しすぎていて1Rの動きが悪かった。試合後、今も腕に筋肉痛があるんですが、それが初めてで。無駄に力が入っていたと思います」 大崎「セコンドの人にも言われましたが、あまり練習でしていたことが出せた試合ではなかったと思います。セコンドの声も聞こえていたんですが、出せなかったのも、石井選手の気持ちの強さも気迫もあったからかなと思います。そこも修正して、次は練習の成果が出せる試合にしたい」――対戦する前と対戦した後で、対戦相手の印象が変わったところはあった? 政所「1回何年か前にやって負けているんですが、なんとなくイメージができていてやった対策が生きて、そんなにイメージと変わりなくやれたかなって印象です。新しい動きはなかったと思いますね」 風音「僕も対策してきたことが上手くハマったので予想外のことはなかったです。強さをめちゃ上に見ていたので、蹴りもパンチもそれを想定していたから大丈夫やったです」 志朗「滉大選手を映像でしか見ていなくて上手い選手だと思っていたんですが、実際に肌を合わせても蹴りが上手いし、勝ちに徹底する自分と似たタイプ。自分に似ていると思いましたね」 大崎「最後に試合をしてから3年が経っているんですが、スピードはもちろん前回より速くてキレもありました。でもパワーが一番付いていましたね。効いたのもあったので、そこが一番変わっていました」 ――準決勝で対戦する相手の印象は? 政所風音が上がってくると予想していました。当たると思っていましたね。試合をめちゃ近くで見て応援していたんですが、やるからには仲いいですけれど、ボコボコにしようと思います 風音「全く同じですが、仁が先に試合をしているのを控えで見ていて、“強っ!”と思いました。めちゃ強いやんけって。叩きのめしてやろうという気持ちでいっぱいですね。全然遠慮なくぶっ倒しに行きます」 志朗「自分は大崎選手が勝つと予想していたので予想通りです。以前に試合が決まりかけてその時に対策していたので、打撃は53kgでトップに近いと思いました。強い選手なので、ずっと戦ってみたいとも思っていたのでこれも運命だと思ったので嬉しいです」 大崎「志朗選手は優勝候補と言われていて、お互い勝って当たると思っていました。志朗選手も言っていましたが、5月にやる予定で対策をたててきたので、またしっかり対策を煮詰めて志朗選手にまず何が何でも勝ちに行きます」 ――政所選手と風音選手は友人ということですが、対戦が決まって見る目は変わった? 政所「今日からしゃべらんとこうと思っていたんですが、急には変えられなくて。でも試合になれば変えられると思うので、あえてバチバチする必要はないと思うので。でも江幡選手に勝った風音はめちゃくちゃ強くなって戦えると思うので楽しみですね 風音「僕もそんなに無理に変えようとは思ってないです。この空気感でしか作り出せないもんが絶対にあると思うし、それが絶対にいいもんになると僕は思っているので。強敵・政所仁として戦えるのを凄く楽しみにして9月を迎えられるって感じですね」 ――志朗選手は53kgでの自分の完成度はどれくらいだと思った? 「全然じゃないですか。30%くらい。減量法も水抜きの仕方も戦い方も53kg用に変えないとダメだなって昨日の試合をやって改めて思ったので、9月はもっといい動きが出来ると思います。2kgは脂肪で落とすか水分で落とすかによって変わってくるんだなと動いてて思いましたね。あまり詳しくは言いたくないんですが、メリットとデメリットがあると分かったので、スピードとキレが上がった分、パワーが落ちたり。そのデメリットの分をどう改善するのかが勝つカギだと思っています」 ――延長戦でダウンを奪った右ストレートは、それまでのワンツーとはテンポを変えたんですか? 「滉大選手は左手が下がるのが分かっていたので、右ストレートはずっと練習していました。ワンツーの打ち方は何通りもありますし、今までみんな自分はジャブが強いイメージだったと思いますが、それだけでは無理だから今回は右を出したかったので、その点はよかったかなと思います」 ――大崎選手はRISE王者としてのプレッシャーは? 「試合中はそんなにプレッシャーはなくて、石井選手には前回負けているし、志朗選手も他の選手もみんな強い選手ばかりなので、自分は王者だから……という気持ちではやってないです」 ――志朗選手の昨日の53kgの試合を見て、対策は5月とは変わりそうですか? 「基本的にはあまり変えないつもりで、 前回の試合の時に立てていた作戦を試合でもしかり出せるように。これからしていくと思います」 ――RISEのチャンピオンとしてRISEのトーナメント優勝するのは当然、くらいの気持ちですか? 「やっぱり王者なので、優勝するのが一番いいと思っています。志朗選手は上の階級で実績を残して勝ってきていて、僕がタイで試合をしている時から第一線で戦っていて、本当に強い選手なので全然気は抜けないです」 ――1回戦が終わって、このトーナメント優勝に懸ける気持ちを改めて。 政所「このトーナメントに全てを懸けようと思っているので、何があっでも優勝する気持ちで1日1日を大事に過ごしていきたい。誰とやってもキツい試合になると思うので、そこへ向けて毎日努力していきたいと思います」 風音「このトーナメントが決まった時から人生を変えるつもりで臨んでいます。それくらい本気で獲りに行っているので、その覚悟を見て欲しいし、覚悟をもって挑んでいる。そこを見てもらえればと思います」 志朗「このトーナメントが開催されなかったら53kgに現役中に落とすことはなかった。そのストレスがあるので、優勝しないと報われないです(笑)」 大崎「ここで優勝して勝つのと負けるのは全然違うと思うので、僕の格闘技人生の中でも一番っていいほどの大勝負だと思うのでここはしっかり獲りに行きたいと思います」
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