「いつも通りのKOショーを見せます」と和島KO撃破に自信満々のアビラル(C)K-1
2021年7月17日(土)福岡国際センター『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ライト級タイトルマッチ』の第9試合で、和島大海(月心会チーム侍)とスーパーファイトのK-1スーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで対戦する、第4代HEAT キックミドル級王者アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)が公開練習を行った。
アビラルは2016年1月に来日し、4月からキックボクシングを始めてキャリアは5年。2020年1月にHEATミドル級王座を獲得し、9月には初防衛にも成功している。12月のK-1両国大会で初参戦を果たすと、1Rに木村“フィリップ”ミノルから打ち下ろしの右でダウンを奪い、2Rに逆転TKO負けを喫したものの大きなインパクトを残した。3月のK-1では小鉄に初回KO勝ち、4月のHEATでもキック2冠王の吉田英司を初回KOに沈めている。戦績は11勝(10KO)2敗。
「3月はK-1のファンの皆さんに僕が見せたかったKOショーを見せることができて、めちゃめちゃうれしかったし、ホッとしました。4月は1年半ぶりのHEATで、やっぱりHEATは俺が盛り上げないと面白くないと思って、盛り上げられてよかった」
2連続KO勝利の要因の一つが木村戦後にスタートしたフィジカルトレーニングだ。これまで本格的なフィジカルトレーニングは未経験だったがアビラルは、木村戦で感じたフィジカル差を埋めるためにフィジカルトレーニングに着手。「トレーニングを始めてパワーアップしているのを自分自身で感じているし、ファイターとしてレベルアップできた。それが結果に出ているんだと思う」と手応えを感じている。
今回対戦する和島は昨年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで準優勝。トーナメントでは城戸康裕にも勝利しており、この階級で日本人No.1と過言ではない実力者だ。
アビラルも「会見でも言った通り、日本人の中では1番強い選手だと思っている。SNSでもこのカードを見たいというファンが多くて、自分も(和島と)やりたいと思っていた。この試合はチャンピオンの次の最強を決める試合だと思っている」と実力を認める一方「和島選手より自分の方が強いので、それを結果で出したい」と断言。
「和島選手の攻撃? 何も感じないです。木村選手に勝てなかった相手のパンチは怖くないし、蹴りも全然怖くない。逆に自分の攻撃力を見ておいてください」と自信たっぷりに語ると「和島選手に勝ったら、木村選手と再戦したい。K-1ファンのみんなも僕とチャンピオンの試合を見たいだろうし、今回しっかり勝ってタイトルマッチをアピールしたい」と木村との再戦&タイトルマッチを見据えている。
アビラルが福岡で試合をするのは今回が初めて。「福岡はずっと行きたかったし、試合が出来るのも楽しみ。僕と和島選手の試合が全試合の中で1番盛り上がると信じているんで、福岡のお客さんを楽しませたいですね。いつも通りのKOショーを見せます」と福岡のファンにメッセージを送った。