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【RISE】ガンガン前に出る宣言の百花「最後どっちかが倒れるんじゃないかなって思ってます」

2021/07/11 02:07
 2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』にて、アトム級(-46kg) 3分3R延長1Rで同級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦する同級3位・百花(魁塾)が公開練習を行った。  百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEではプロ2戦目の那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。2020年11月の『QUEEN of QUEENS 2020』ではベスト4に進出。今年1月、erikaに敗れミネルヴァ・アトム級王座を失った。 私の苦しみは私にしか分からない。お菓子は我慢 ――地元大阪で再び大舞台での試合となりましたが、今の心境はいかがですか? 「あんまり心境の変化とかはないですね。ただ昨日(7月4日DEEP☆KICK)魁塾から3人選手が試合してて、リングに上がらせてもらってコメントも喋らせてもらって、『あ、試合が近づいてきたな』って気持ちはありますけど、めちゃくちゃ変わった心境とかはないです」 ――DEEP☆KICKのリング上からRISEに出ますと挨拶してましたが、ああいうことがあるとスイッチは入りますか? 「人の試合見たり、会場とか雰囲気で気持ちは変わりますね。その時は自分もピリピリというか緊張感はあります」 ――今回契約体重が46kgということでいつもより低めの設定なんですね。 「いや、いつも46kgなんですけど最近上の階級とかトーナメントがあったので、身体を大きくしてたんですよね。だからいつも通りに戻ったって感じですね」 ――でも減量に結構苦しんでいるという噂を聞きましたが? 「そうですね、3kgあるんで今までにしたことのない減量でちょっとそこはしんどいですかね」 ――3kgなんて当たり前だという選手もいると思いますが、百花選手にとってはこの3kgはきつい減量と? 「そうですね、この3kgを落とすことによって好きなお菓子とジュースとアイスが食べれないという私の苦しみは、私にしか分からないんですよね。でもめっちゃ苦しいです(笑)。目力が変わるくらいお菓子は我慢しています(笑)」 ――自らにお菓子禁止令を科して試合に向けての調整を続けてるということですか? 「身体に悪いものは控えてます」 ――逆に身体にいいものはどんなものを? 「大好物のお肉は毎日食べてます(笑)。毎日、豚・牛・鶏をコロコロ変えてそれぞれ全部食べています。食事は自炊とお母さんが協力してくれていて、得意料理はビーフステーキです。焼き加減がめちゃくちゃ上手いと思います(笑)。ちなみに私はよく焼き派です。血出てたらちょっと…格闘家なんですけど血はちょっと…怖いんで。自分が試合中に出血してても見ないようにしてます、極力。鼻血とか出てても『ピッピッ』って。見たら痛くなるんで(笑)」 ――口の中が切れて血の味がすることもあると思うんですけど、どうしてるんですか? 「試合のときはあまり気にしてないかもしれないです。試合に集中してるんで」 ――今回は同じ大阪の小林愛理奈選手との対戦に決まりましたけれど。 「正直、次当たるんじゃないかなと思ってたんで『あ、やっぱりな』って感じですかね。ただ、一緒に練習もしてるし私的に好きな選手なんであんまり…やりたくないわけではないですけど。試合になったら別なんで倒しに行きます。愛理奈選手も同じ気持ちだと思うんで、面白い試合が出来ると思います」 ――対戦が決まってからは一緒に練習できないと思いますが、一緒に練習してるときはどんな印象だったんですか? 「気持ちと、前にフックでダウンとか取ってるんですけど一発は強いなって印象ですね。でも欠点も見つけたんでそこはしっかり突いていこうと思ってます」 ――それは映像を見て発見したんですか?それとも練習で? 「練習の中で『これ、あれかな?』って思ってて試合見たときもやっぱり同じ感じだなって思ったんで、その穴を突いていきます」 女子の試合も面白いって皆さんに思ってもらえるように ――今大会は同じ政所一族の仁選手も出場しますが。 「めちゃくちゃ調子良さそうなんで、獲ってくれるんじゃないかなと思ってます。一回戦はKOで勝ってくれるんじゃないですかね」 ――お互いアドバイスをすることもあると聞いたんですが、最近政所選手から貰った印象に残ってる言葉はありますか? 「それ言っちゃうと何してるかバレちゃうんであんま言えないんですけど、すごい的確なアドバイスはしっかりしてくれます。たまにイラっとして反抗しちゃうときもあるんですけど、言い合ってます」 ――現時点でどういう試合のイメージを描いてますか? 「1Rはお互いに始まってゴーンでドーンって行くタイプではないかなと思います。ラウンドを増すごとにだんだん打ち合いになって行って、最後どっちかが倒れるんじゃないかなって思ってます」 ――今回トーナメントなど大きな試合がたくさんありますが、その中で自分の色をどう出していきますか? 「今回女子の試合が2試合しかないんで、いまだに『女子の試合は面白くない』って言われてるので、そうじゃないぞと。魅せるところは魅せて、みんなが望んでいるのはKOだと思うのでしっかり倒しに行くので。女子でも倒せるというのを今回見せられたらいいなと思っています」 ――この間RISEの女子を引っ張ってきた紅絹さんが引退されましたけど、会場でご覧になっていかがでしたか? 「凄い偉大な方、選手だったなと思いますね。好かれてるというか嫌ってる人がいないという、どの選手からしても大きな存在だったなって。私自身も紅絹選手を目標としてやってきたので」 ――百花選手も対戦経験が有りますが、どの辺がすごい選手だったんですか? 「会場でもそうなんですけど、全部自分の雰囲気に変えてしまうというか、試合もいつもの自分を出せなくなる、紅絹選手のリズムになってしまう、そこがずば抜けて凄かったなと思ってます」 ――次の話にはなりますが、後楽園で初めて女子だけの大会が開催されます。こういった流れというのはどう受け止めてますか? 「正直、私その話来てなかったんですよね。なので、「あれ?」って感じですね。まぁ大阪大会があるんで、って私の中で大人しくしてますけど、『あれ?声かかってないぞ』って思ってます」 ――大阪大会で勝ち名乗りをあげて改めてアピールしたいと。 「そうですね、倒して勝ったらもちろんマイクは貰います、言わせていただきます(笑)」 ――そのときには対戦相手を指名? 「もちろんです。もう決まってるんで。目指すところはそこしかないんで言わせていただきます」 ――最後にRISEファン、百花ファンに向けて一言お願いします。 「今回グローブが4オンスか6オンスかわからないんですけど、4にしても6にしても私の戦い方は変わらないんで。私のファイトスタイルはガンガン前に出るスタイルなんで、そこをしっかり見てもらって女子の試合も面白いって皆さんに思ってもらえるように頑張るんで、応援よろしくお願いします」
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