第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントが開幕。(左から)鬼山、愛瑠斗、小倉、内田、中村K-1プロデューサー、小巻、黒田、吉岡、璃明武
2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』の記者会見が7月9日(金)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
今大会で玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が返上した、Krushスーパー・バンタム級王座を争う「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の開幕戦が決定。トーナメントには8選手が出場し、開幕戦を勝ち上がった4名が10月31日(日)東京・後楽園ホールにてワンデートーナメント(準決勝・決勝)で第7代王者を決める。
鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は 岡山県出身で「鬼に育てられた桃太郎」というキャラクター設定なのだという。2020年11月の『Super Bigbang』にてMA日本キックボクシング連盟スーパーバンタム級王者・戸井田大輝を破りBigbangスーパーバンタム級王者となった。Krushでは2020年1月に桑田裕太、7月に蒼士と連続KOを飾っていたが、今年3月のK-1で金子晃大にKO負け。戦績は4勝(2KO)2敗。
愛瑠斗は2020年10月のKrush-EXでプロデビューし、篠原広耀にタフファイトで判定勝ち。今年2月のKrush-EXではカーフキックでしのをKO、5月のKrush本戦では光佑にもKOと3連勝を飾った。
小倉尚也(スクランブル渋谷)は2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦しているファイターで、パンチを武器に16勝(8KO)8敗2分の戦績。2020年9月、2021年1月、5月と3連勝している。
内田晶(チーム・タイガーホーク)は2014年12月からKrushに参戦するも引き分けを挟んで4連敗。しかし、今年5月大会で三井大揮を3R3分ちょうど、右ストレートでKOした。戦績は2勝(2KO)4敗1分。
小巻海斗(真樹ジムAICHI)は2月のKrushでK-1 JAPAN GROUP初参戦。選手欠場を受けて急遽の出場だったが、ムエタイ三冠王の44・ユウ・ウォーワンチャイからパンチで見事なKO勝利を収めた。5月大会では小倉に判定で敗れたが、右ストレートで先制のダウンを奪い“これぞKrush”という激闘を繰り広げて評価を上げた。戦績は11勝(6KO)7敗1分。
黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、林勇汰、森坂陸、蒼士、椿原龍矢、小倉尚也らと対戦して2勝5敗1分。前戦は5月に晃貴と延長Rまで戦い、判定2-1で惜敗した。戦績は4勝9敗1分。身長174cmは8人の中で最長身。5月のK-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝した黒田斗真の兄だ。
吉岡ビギン(team ALL-WIN)は2020年3月大会で第4代Krushバンタム級王者・晃貴から合計3度のダウンを奪って判定勝ち。2020年に開催された「第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント」では池田幸司、黒田斗真、橋本実生に勝利して第6代王座に就いたが、今年3月の初防衛戦で計量をクリアできなかったため王座ははく奪。試合も減点が響いて壬生狼一輝に敗れ、Krushで6戦目にして初黒星となった。戦績は12勝(1KO)2敗2分。
璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)は空手のバックボーンを持ち、第15回「K-1アマチュア」Aクラス-55kgトーナメントで優勝。2018年4月にプロデビューを果たし、2019年12月のKrush後楽園大会では鮮やかな後ろ回し蹴りで内田晶を失神KOし、大きな話題を呼んだ。デビューから5連勝を飾ったが、7戦目で元Krushバンタム級王者・佐々木洵樹に判定で敗れ初黒星。今年2月の再起戦では蒼士に判定勝ちしている。戦績は7勝(3KO)1敗。
この8名により、第7代Krushスーパー・バンタム級王座が争われる。開幕戦の組み合わせは、鬼山vs愛瑠斗、小倉vs内田、小巻vs黒田、吉岡vs璃明武に決まった。