2021年6月20日(日)東京・ニューピアホール『skyticket Presents DEEP 101 IMPACT ~20th Anniversary~』の前日計量が、19日(土)都内にて14:00より行われた。
第5試合のDEEP JEWELSストロー級5分2Rで対戦する、HIME(毛利道場)は52.50kgで計量をパスしたが、藤田翔子(リバーサルジム新宿Me,We)は400グラムオーバーのためイエローカード、HIMEが勝った場合のみ公式記録となり、藤田が勝った場合はノーコンテストとなる。
HIMEは2018年までバスケットボールに取り組んでいたアスリートで、2019年12月のDEEP JEWELS大阪大会でアマチュアMMAルール(3分2R)で川西まゆ(総合格闘技道場BURST)と対戦。1R、リアネイキドチョークで一本負けを喫したが、2020年度、中国・四国アマチュア修斗選手権の女子フライ級で準優勝(川畑名美子)となりプロ昇格を果たすなど、成長を見せている。
今年3月にはケイト・ロータスとプロデビュー戦で対戦し、判定3-0で勝利。注目度の高いプロ2戦目のケイトに初黒星を付けた。
当初は5月5日に行われるはずだった藤田との試合だが、緊急事態宣言の影響により今大会に延期となった。HIMEは「延期と聞いた時は高まってた気持ちが少し抜けてしまったんですけど、新たに準備期間を与えられたと前向きに考えました。不得意なことや不安があるところを見直すことができたので結果的には良かったです」と、ポジティブに捉えている。
5月から6月ということで季節が変わり、暑さが増してきた。コンディション調整で心がけていることは「季節が変わったからといって特にはないですけど、試合が決まってから食事は気にしてましたし、仕事中とかも暑くなってきたので水分量も自然にいつもより摂ってます」と特に影響はないという。
試合については「私のことを知らない人にも、コイツなんかやってくれるなって思わせるような試合を見せたいです」と意気込み、「相手は打撃が得意な選手だと思うんですけど、私も打ち合う覚悟はできてるんで会場を沸かせましょう!」と、空手出身で打撃が得意な藤田を相手に打ち合いも辞さないという。
そんなHIMEにもし格闘技をやっていなかったら何をしていたと思うかと聞くと「働きながらバスケを続けてたと思います」と、格闘技を始める前にやっていたバスケットボールの選手をしていただろうと話した。