GMOとK-1が協力し、K-1がNFT事業にコンテンツを提供していくことが発表された
「K-1 WORLD GP」・「Krush」・「KHAOS」・「K-1アマチュア」・「K-1甲子園・カレッジ」を運営する株式会社M-1スポーツメディアが、GMO アダム株式会社が運営するNFT事業「Adam byGMO」にコンテンツ提供することが決まった。
2021年6月16日(水)都内にて行われた「Adam byGMO」記者発表会にK-1スーパー・フェザー級王者の武尊、中村拓己K-1プロデューサーが出席。お笑い芸人で絵本作家の西野亮廣さんやアーティストで歌手のまふまふさんと並び、「K-1のNFTにおける可能性」をテーマにしたスペシャルトークセッションに参加した。会見には地上波5局6番組、約56媒体が取材に訪れ注目度の高さを表した。
NFTとはNon-Fungible Tokenの略称で、イーサリアムのブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンを指す(偽造不可能な所有証明書)。NFTとしてゲームのキャラクターや映像・音楽などを発行し、それをユーザー間で売買・譲渡することで、二次流通マーケットの手数料から発行者・著作者に還元されるというもの。
(写真)武尊らK-1ファイターの映像や写真などがコンテンツ化されていく予定だ
過去にNFTを活用とした事例として、2017年に発売されたデジタルアート「CyptoPunks」は約8億1400万円を売り上げ、アメリカのプロバスケットボールNBAのNFTトレーディングカードゲーム「NBA Top Shot」は245億円の売り上げを記録しており、NFT技術は様々な分野で注目を集めている。アメリカでは5月に『UFC』がNFT関連の商標を提出していたことが報じられて話題となったが、日本の格闘技団体ではK-1が初(個人ではあり)。
GMOインターネットグループは真正性と安全性の高いデジタルコンテンツの決済・流通を実現し、NFTを活用したコンテンツ流通革命を支援するため、出品者・購入者双方にとって使いやすいUI/UXを実現するマーケットプレイスとして「Adam byGMO」の開発を進め、「Adam byGMO」の運営・事業会社として「GMO アダム株式会社」を2021年6月16日(水)に設立。
「Adam byGMO」はNFTにおける圧倒的 No.1 のマーケットプレイスを目指し、8月に提供開始を予定しており、株式会社M-1スポーツメディアは「Adam byGMO」にK-1コンテンツの提供を計画している。
株式会社M-1スポーツメディアはK-1 JAPAN GROUPとして「K-1 WORLD GP」をはじめとするプロイベント、アマチュア大会、ジム事業を展開し、立ち技格闘技K-1を競技として確立させる一方、インターネットを通じた従来にはなかった大会中継・コンテンツ配信、PPV配信にチャレンジしてきた。
今後はNFTを通じてコンテンツビジネスに革命を起こそうとしているGMO アダム株式会社と協力し、NFT事業におけるK-1コンテンツの可能性を探り、新時代のコンテンツ創りに挑戦していくという。
中村プロデューサーは「NFTはスポーツと相性がいい。NFTを通して僕らが伝えきれていないK-1の魅力をNFTを通してみせられるんじゃないかと、GMO アダムさんと取り組んでいけることを嬉しく思いました」とコメントしている。