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【BreakingDown】YURAがNAOを一撃KOでトーナメント制覇、冨澤が復活勝利で号泣、ベアナックルで勝利の西谷が涙の訴え「あと1回戦わせてくれ」、溝口勇児COOが逆転KO勝ちで「アンチ、ぶっ飛ばすぞ」、赤パンニキが川島KOでヘビー級トーナメント開催要望、杉村昂汰が安保璃紅に延長戦で勝利、大野篤貴が小宮山工介をKO、野田蒼がスピードで体重差を克服して勝つ

2024/12/08 15:12
BreakingDown 142024年12月8日(日)さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ ▼第21試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント決勝戦〇YURAKO 1R×NAO※YURAがトーナメント優勝。  フェザー級トーナメントの決勝戦は、プロでもRISEで活躍するキックボクサーのYURAと、才賀紀左衛門の弟子でBreakingDownライト級王者のNAOで争われる。  試合開始。NAOが圧をかけていき、YURAはケージ際まで下がるが、YURAは前後にステップを踏んでから飛び込んでのワンツーを打ち抜いて見事な一撃KO。現役プロキックボクサーの強さを見せつけた。  優勝賞金200万円、金色のベルトを手にしたYURAはマイクを持つと「僕はBreakingDown 8から出始めて最初は誰も知らない状態から始まってここまで来れました。1試合目、2試合目とトーナメントということもあってなかなか面白い試合をすることが出来なかったですけれど、最後はみなさんどうでしたか? よかったですか。これからも格闘技を盛り上げ続けるのでよろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼第20試合 ウェルター級(73.0kg以下)キックルール ワンマッチ×萩原裕介延長R 判定0-5〇ヒロ三河  萩原が前蹴りからパンチで突っ込むがそこへ三河の右フックがヒット。バランスを崩す萩原に三河が左右フックで襲い掛かる。萩原は前へ出る三河に左右の連打。三河もパワフルな左右フックで萩原を押していき、ケージに釘付けにした。最後の打ち合いは三河が制した。  判定は0-0で延長戦へ。左ローを蹴る三河に萩原が前蹴りを出すと三河が左右で突進。三河の突進を右で迎え撃つ萩原。延長戦は相手の動きを見る萩原が三河の攻撃をかわして右を返すが、三河が踏み込んで右を当てて萩原が転倒。印象が悪い。パンチも三河が当てたか。  判定は5-0で三河が勝利。マイクを持つと「やんちゃの40代です。海くん負けちゃったけれど俺たちがいるだろう。お前たちの熱が俺たちを強くさせてくれるんだよ。これからもBreakingDownをよろしく!」と絶叫した。 [nextpage] ▼第19試合 フェザー級(62.0kg以下)キックルール ワンマッチ×よしきまる延長R 判定2-3〇冨澤大智  前へ出ていくのは冨澤。よしきまるは右の蹴りを出していくが冨澤はかわしていく。近付くとヒザを突き刺す冨澤。よしきまるは後ろ廻し蹴り2連発も冨澤はかわす。ワンツーを打った冨澤だが両者とも手数が少なく本戦終了。  判定は0-0で延長戦へ。ここも前へ出ていくのは冨澤。パンチを放つ。よしきまるは左右ローも冨澤に左ストレートを合わせられる。ローを蹴るよしきまるに左を合わせる冨澤。さらにワンツーを打って試合終了。この延長戦も両者手数が少なかった。  判定は2-2と割れ、勝負を決めたのはオーディエンスジャッジで冨澤の勝利に。  冨澤はマイクを持つと「つまんない試合してしまってすいません。毎日眠い目をこすって試合をして、ずっとこの1年なんで勝てないんだろうってずっと悩んでいて。つまんない試合だけど少しだけ報われた気がしました。ただちゃんと格闘家になれるようにこれから努力したいと思います」と、号泣した。 [nextpage] ▼第18試合 ライト級(68.0kg以下)ベアナックル特別ルール ワンマッチ〇西谷大成判定5-0×メカ君 8月の『DEEP』で海飛にニンジャチョークで敗れて失意の西谷大成がメカ君と「ベアナックル特別ルール」で対戦。メカ君は大宮の喧嘩自慢で5月、9月とベアナックルルールで連勝しており、同ルールのエース格となっている。  開始と同時に飛びヒザ蹴りで襲いかかったメカ君を受け止めた西谷は、そのままテイクダウン。上からパウンドを打つが、メカ君も負けじと下から打ち返す。上と下で激しい打ち合いに。  ブレイクがかかってスタンドに戻るが、すぐに西谷がテイクダウンしてパウンドの嵐。メカ君は顔面から流血、西谷も左目が腫れた。  判定は5-0で西谷が勝利。元プロの意地で差を見せつけた。  西谷はマイクを持つと「どうも、喧嘩自慢の西谷大成です。メカ君、頭突きしてきよったな。俺も途中でしようと思ったよ。メカ君とは同い年で縁を感じました。僕は格闘技をやっているのかやっていないのか分からない状況です」と言うと涙ぐみ「あと1回戦わせてくれ、頼むから。まだやらせてくれ」とMMAを続けたいと涙のアピールをした。 [nextpage] ▼第17試合 ミドル級(84.0kg以下)キックルール ワンマッチ〇溝口勇児KO 1R×SATORU  左ミドルを蹴る溝口にSATORUは突進してパンチを浴びせていきダウンを奪う。溝口はパンチで攻めてくるSATORUに組み付いてヒザ。溝口は組みついて浴びせ倒していき、首相撲からのヒザも決める。  SATORUは腹を叩いて効いてないよとアピール。スピードが鈍ってきたSATORUがノーガードで左右フックを振り回すと、残り1秒で溝口の左フックがヒット。SATORUは大の字になって倒れ、溝口の逆転KO勝ちとなった。  溝口はマイクを持つと「おい、未来見てるか。勝ったぞ。最初にダウンしてたよね。途中からアドレナリン出すぎてあまり記憶なくて。練習たくさんしたけれどほぼ気持ちだけで戦った感じです。格闘技って奥深いなって思いました。盛り上がってくれたら嬉しいです。 外国人招聘で至らないところがたくさんあったんですが、アンチからたくさん言われて。正直、記者会見からいらついてたんですよね。アンチ、お前らうるさいんだよ、いつでもかかってこい、ぶっ飛ばすぞ」とアピールした。 [nextpage] ▼第16試合 ライトヘビー級(85.0kg以下)キックルール ワンマッチ×川島悠汰KO 1R〇赤パンニキ  右オーバーハンドを放った川島に赤パンも打ち合い、左フックでダウンを奪う。すぐに両者足を止めての打ち合いとなり、赤パンがプッシュを交えながら打ち合い、またも左フックで川島はダウン。  赤パンニキが宣言通り、“ミスター・BreakingDown”こと川島をKOで破り世代交代してみせた。  マイクを持った赤パンニキは「何もなかった俺がここまで来れて、それも親父のおかげで本当にありがとう。今でも信じられないです。川島選手に憧れて追いかけて倒せて。他に俺に勝てる選手いますかね? ヘビー級トーナメントどうでしょう。ヤバいでしょう」と、ヘビー級トーナメントの開催をアピールした。 [nextpage] ▼第15試合 ミドル級(79.0kg以下)キックルール ワンマッチ〇寿希也判定5-0×サップ西成 のしのしと前へ出る西成が左右フック。寿希也はジャブ、左インロー。前へ出てパンチを繰り出す西成に、寿希也は動いて回り込み前蹴り、ジャブを当てつつ左右フック。西成が前へ出ると寿希也は一歩下がってジャブを当てる。  判定は1-0(寿希也)でドロー、延長戦へ突入する。やはり前へ出る西成に対し、回り込んで右を当てていく寿希也。左ハイ、ワンツー、前蹴りで距離を保ち、西成が前へ出てくるところにワンツーを合わせる。西成のワンツーはバックステップでかわし、すぐに返しのワンツー。  寿希也がテクニックを見せて判定5-0で勝利した。 [nextpage] ▼第14試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント準決勝第2試合〇NAO[KO 1R]×リキ※NAOが決勝へ進出。  前へ出るNAOのパンチ、前蹴り、ヒザ蹴りのパワーに転倒するリキ。NAOはジャブ、飛び込み右ストレートとリキを圧倒すると、最後は右の三日月気味の前蹴りを突き刺してKO勝ちした。  この勝利により、決勝はNAOとYURAで争われることになった。 [nextpage] ▼第13試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント準決勝第1試合×井原良太郎延長R 判定0-5〇YURA※YURAが決勝へ進出。本戦の判定は0-0。  井原が前蹴りで先制。YURAは右ミドル、右インローを蹴っていく。井原は膝への横蹴りでYURAを誘うがYURAはパンチを出さずミドル&ロー。ならばと左右フックを放って前へ出ていく井原。  判定は0-0でドロー。圧をかけて前へ出るのはYURAで右ミドルハイ。井原の左フックにYURAが右ストレートを合わせ、井原が後方へ吹っ飛ぶ。井原はすぐに左右の連打で前へ出るがYURAは前蹴りでよく相手を見る。YURAの右ミドルに右フックを合わせる井原。連打を繰り出す井原にYURAは右ミドルを蹴っていく。  甲乙つけがたい内容だったが、判定5-0でYURAが井原に黒星を付けて決勝へ進出した。 [nextpage] ▼第12試合 フェザー級(65.0kg以下)キックルール ワンマッチ〇杉村昂汰延長R 判定0-5×安保璃紅 安保は関西空手界に“安保兄弟”の名を轟かせた。2016年9月にKrushデビューを果たすと「第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で山本真弘、郷州征宜、レオナ・ペタスを破ってプロ無敗のまま王座に就いた。同王座は初防衛戦で郷州に奪われ、その後は連勝したが2018年12月に朝久泰央、2019年11月にジャオスアヤイに連敗を喫するとしばらくリングから遠ざかり、2023年6月に復帰するも齋藤紘也に判定負け。戦績は10勝(6KO)4敗。 杉村は才賀紀左衛門の弟子で、BreakingDown初代ライト級王座に就いた同門のNAOが「めちゃくちゃ強い。17歳の実力じゃない」と絶賛する。オーディションのスパーリングではスピードのある右カーフから右ストレート、左右連打で相手を圧倒してみせた。本人によればキックボクシングのアマチュア全日本選手権と空手でも数えきれないくらいタイトルを獲っているのだという。  杉村が連打を見舞うと安保も左右フックで打ち合う。杉村が蹴りを混ぜてくると安保も右ミドルで対抗。前へ出てくる杉村に安保は右ロー。近距離で打ち合う両者だが杉村の回転が上回る。杉村は右を当てていく。左ミドルも。1分間の打ち合いが続いた。  判定は1-0(杉村)でドロー。延長戦へ。ワンツーから左ミドルで前へ出る杉村。安保もワンツーと左ミドルを返すが回転力で杉村が上回る。前へ出る杉村にクリンチを繰り返す安保。杉村のパンチを浴びて2度スリップしてさらに印象が悪い。  判定5-0でまだアマチュアの杉村が元Krush王者を破った。 [nextpage] ▼第11試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール ワンマッチ×小宮山工介[KO T1R]※レフェリーストップ〇大野篤貴 小宮山は幼少の頃から父に空手を学び、様々な大会で優勝。2007年12月にRISEでプロデビューし、2011年2月にRISEスーパーフェザー級王座を奪取。11連勝を飾るなど安定した実力を示した。2014年12月には各団体の王者クラスが集結した「BLADE FC JAPAN CUP -61kg」トーナメントで優勝。2016年6月からはK-1に主戦場を移し、2018年3月の第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントでは準決勝で皇治を破り、武尊と決勝戦を争い敗れるも準優勝。2019年3月、約1年ぶりの復帰戦で郷州征宜から勝利したが、6月にレオナ・ペタスにKO負け。これがK-1での最後の試合となっている。戦績は33勝(13KO)7敗。 大野は2020年KWF国際大会や2020・2021年JKJO全日本選手権を2連覇している空手家。2023年2月のBreakingDown初出場ではゲンキにKO勝ちも2戦目の3月に冨澤大智に敗れた。その後は7月にMASAMUNEに勝利し、8月にはヨーロッパ対抗戦でジョナス・アドリアンス、11月にとしぞうに快勝。2024年2月のトーナメントでは井原良太郎にKO負けを喫したが、その後は山川そうき、虎之介、元K-1の野田蒼に再び連勝している。  小宮山の蹴りをかわして左右ローを当てる大野。小宮山がクリンチしてくると大野がショートのフックをヒットさせる。大野の飛びヒザ蹴りに小宮山が前蹴りを放ち、小宮山が押されてバランスを崩してしゃがむような姿勢になったところへ大野がアゴへのヒザ蹴り。モロにもらった小宮山は壮絶ダウン。  立ち上がった小宮山だが足がふらつき、すぐにレフェリーがストップ。大野の見事はKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第10試合 ライト級(68.0kg以下)キックルール ワンマッチ×井上力斗[判定0-5]〇ZENKI 2022年5月の『RIZIN LANDMARK vol.3』でYUSHIとの試合が組まれ、前日計量で規定体重を2.75kg超過して条件付きでの試合実施で2RにYUSHIにKO負けしたZENKIが、BreakingDown常連の井上力斗と対戦。井上はBreakingDown2勝3敗。  ZENKIがジャブから右フックを当てるが井上も右フックを返す。右の打ち合い、ZENKIはジャブも混ぜるが井上の右ストレートで大きくバランスを崩す。右のオーバーハンドを放つZENKIに対し、井上がショートの右を当てる。  井上ペースで進んでいたが、ZENKIの右オーバーハンドを左腕でブロックし、左を返そうとしたところにZENKIの左フックが決まってダウンを奪われる。すぐに打ち合いに行った井上だったが時間切れ。  ZENKIが判定5-0で勝利を収めた。 [nextpage] ▼第9試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント準々決勝〇リキ延長R 判定5-0×金森雄大※リキが準決勝へ進出。本戦の判定は0-0。  金森がワンツーから右フック、リキはヒザをボディへ差しての左右フック。コンパクトなパンチを当てていく金森へリキは右カーフ。金森の右フックがヒットするも、リキも飛びヒザ蹴りで魅せる。  本戦の判定はドローで延長戦へ。手数を出すのはリキだがヒットは奪えない。金森が左右フックで入り込むとリキも左右フックで応戦し、ヒザを蹴る。最後も金森が前へ出て勢いでリキを押したが、リキもショートフックを連打。  判定は5-0でアグレッシブを取ったかリキの勝利に。NAOが待つ準決勝へコマを進めた。 [nextpage] ▼第7試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント準々決勝〇NAOKO 1R×キャメロン・エルス※NAOが準決勝へ進出。 BreakingDownライト級王者NAOと対戦するエルスはMMA戦績11勝(5KO)6敗。Bellator、Cage Warriorsなどに出場し、UFC FIGHT NIGHTには2020年10月と2022年4月の2度出場しているがいずれもTKO負け。直近では2024年4月にCage Warriorsで判定勝ち、2024年11月のPolaris 30ではグラップリングマッチで敗れている。  NAOがジャブ、前蹴りで距離を取って左三日月。エルスは頭を低く下げて左右フックを打つも、NAOがケージまで追いつめて右ヒザをグサリとボディへ突き刺す。ダウン気味に倒れたエルス。  立ち上がったエルスにNAOが左フックを見舞い、もう一度ケージを背負ったエルスのボディへヒザ。これでエルスがダウンし、NAOの圧勝となった。 [nextpage] ▼第7試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント準々決勝×細川一颯判定0-5〇YURA※YURAが準決勝へ進出。  細川が鋭い左ミドル、右カーフを蹴り、YURAはジャブから右ストレート。前に出る細川に左フックから右ストレート。空振りさせた細川が前へ出てワンツーもYURAがワンツーで反撃。前へ出たYURAが細川のヒザ蹴りに右のカウンターをヒットさせ、細川が大きくバランスを崩した。  判定は5-0でYURAの完勝。井原の待つ準決勝へコマを進めた。 [nextpage] ▼第6試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメント準々決勝〇井原良太郎KO ※右フック×タイソン・ナム※井原が準決勝へ進出。 BreakingDownバンタム級王者・井原と対戦するナムは2019年9月からUFCに参戦し、 セルジオ・ペティス、カイ・カラ=フランス、マット・シュネルらと対戦。2023年7月の試合を最後にリリースされるまでUFCで3勝5敗。2024年は3月と7月の試合で連続初回TKO勝ちしている。  ジャブを出しながら前へ出るナムが右フック。井原はクリンチ。左へ動きながら前へ出るナムに井原はジャブを突くが左フックをもらう。井原が左フック、ヒザをヒットさせる。  ナムが右フックを打ったところへ井原が右フックをカウンターでヒットさせ、ナムが尻もちをつくようにダウン。ここでレフェリーがストップ。井原の鮮やかなカウンターによるKO勝ちとなった。 [nextpage] ▼第5試合 フェザー級(66.0kg以下)キックルール フェザー級トーナメントリザーブファイト×パトリック・コーネット(米国)判定0-5〇野田 蒼  コーネットのMMA戦績は2勝2敗。2勝はいずれもTKO勝ち。2023年12月には『LFA』で試合をしている33歳のMMAファイターだ。対戦相手には元K-1ファイターで、BreakingDown1勝1敗の野田蒼が名乗りをあげた。  朝倉未来BreakingDown CEOは「リザーバーでめちゃめちゃ強い外国人呼んでるんですよ。今回呼んだ外国人の中で一番強いと思っている」とコーネットを評している。  野田の右ストレートにサウスポーのコーネットは左フックを被せる。蹴りを放ってバランスを崩したコーネットに野田が左右フックと左ミドル、ヒザ蹴り。野田がスピードを活かして連打を見舞い、コーネットの左フックを空振りさせるとさらに連打を見舞っていった。 判定は5-0で野田が体重差を克服しての勝利となった。 [nextpage] ▼第4試合 ミドル級(83.0kg以下)キックルール ワンマッチ×バン仲村BLACK亀仙人判定0-5〇超10人ニキブルー1000倍界王拳  連勝中と絶好調の10人ニキと、この試合がBreakingDown卒業マッチとなる仲村の対戦。  開始と同時に柳雄社フックを振り回して打ち合う。パワーで前へ出る10人ニキは仲村が組み付くとボディへヒザ。左右フックの回転を上げていく10人ニキに仲村もヒザで対抗するが、10人ニキのパワーに押されていく。終了直前、仲村が左右フックを出したところに10人ニキの左フックがヒットし、これがダウンに。  判定5-0で10人ニキが勝利。マイクを持つと「マジ疲れたっす。まだ練習足りないですね。課題が残る試合になりましたね。とりあえず勝ってよかったです。来年から川島くんとかSATORUさんとか飯田さんとか一人ずつ倒せるようにもっと練習したいと思います」と、BreakingDownの実力派と呼ばれるような選手と戦いたいとアピール。  敗れたバン仲村はマイクを持つと「僕は格闘家でも何でもないけれどさいたまスーパーアリーナという素晴らしい会場で最後の試合が出来るなんて宝くじに当たるようなもんです。(10人ニキに)男らしくコツコツ積み重ねて強くなってください。おっさんの僕が頑張っているんだから、皆さんも頑張ってください。ありがとうございました」と挨拶した。 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級(59.0kg以下)キックルール ワンマッチ×サイコ松本KO 1R〇三河拳士  地下格闘技3年の三河がBreakingDown2勝1敗の松本と対戦。両者中央で額を押し付け合っての試合開始。  いきなりの打ち合いになったところで三河が右ミドルからの右フックでダウンを奪う。  前に出る松本に三河は左ミドルで距離を取って右フック、松本のパンチは空振りさせて自分のパンチを当てる距離感の良さを発揮。パンチをまとめてケージまで松本を追い込むとボディへヒザを突き刺し、三河が見事なKO劇を見せた。  三河はマイクを持つと「まずはサイコ君、右手怪我しているのに俺の相手してくれてありがとう。マジお前最高だ。最近の日本ヤバくないか。俺は家族もいてこの先の未来不安なんだよ。もしかして戦争起きるかもしれないよな、でもみんな声出せばそんなこと起きないから声出していこうぜ」と語った。 [nextpage] ▼第2試合 フライ級(56.5kg以下)キックルール ワンマッチ〇龍志延長戦 判定5-0×なぎ※本戦は判定1-0。  龍志が左右フック、右ハイで前に出る。なぎはワンツーからミドル、ローとしっかりしたキックボクシングで対抗。攻防が行われたが、本戦の判定は1-0(龍志)でドロー。  延長戦、龍志が飛びヒザを繰り出すとなぎはワンツーから左ミドル。偶発的なサミングがあり、龍志にインターバルが与えられる。ワンツー、左ミドルと基本に忠実な戦いをするなぎに龍志は前へ出て右ストレート、組み付くとなぎがヒザを見舞うが龍志が投げる。  延長戦も大きな展開がなく、判定5-0で前へ出て攻めの姿勢を見た龍志が勝利した。 [nextpage] ▼第1試合 ライト級(70.0kg以下)キックルール ワンマッチ〇こめお判定5-0×レオ  BreakingDownで5勝5敗、人気者のこめおがラストマッチを迎える。最後の相手にはBreakingDownイチの悪童レオを指名した。レオは1勝2敗1無効試合。出場停止処分からの復帰となる。  両者中央で額を押し付け合い、試合開始。いきなり右ストレートを放つこめおだが空振り、レオが連打で前へ出る。レオの勢いに押されてめーじに詰まるこめおにレオが連打を見舞う。左右フックを振り回すこめおだが空振りが続き、レオの連打でケージを背にする。  しかし、そのこめお渾身の右フックがレオの右にカウンターでヒットし、レオがダウン。立ち上がるとすぐに襲い掛かるレオにこめおはフラフラになりながらも組み付いて逆転を防いだ。  手を挙げられた勝者こめおは男泣き。レオの健闘も称えた。レオは悔し泣きか、タオルを被って退場。  こめおはマイクを持つと「皆さん、本当に応援ありがとうございました。BreakingDownに約3年間くらい出させてもらって本当にここで人生が変わりました。この会場の人の中で出たいと思っている人がたくさんいると思いますが、一歩踏み出すだけで人生変わるので1日一個でもいいので挑戦してみてください。BreakingDown最高!」と最後のメッセージ。
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