スックワンキントーン Let’s do our best!2021年6月13日(日)東京・後楽園ホール
▼第8試合 メインイベント バンタム級 3分3R○カイト・ウォーワンチャイ(=福田海斗/キング・ムエ)判定3-0 ※30-28×2、29-28×片島聡志(kick life/元WPMF世界スーパーフライ級王者)
カイトはタイで活躍を続ける日本人選手。中学1年生でタイにてプロデビューし、タイで試合を重ねてルンピニーとラジャダムナンのランキングに何度も名を連ねる。2015年3月、WPMF世界フライ級王座獲得。同年11月には藤原敏男以来となる、日本人2人目のルンピニー&ラジャダムナン2大殿堂同時ランクインを果たし、12月にはタイ国プロムエタイ協会フライ級王座も獲得。同年の最優秀外国人選手に選ばれた。
2018年9月にTrue4Uスーパーフライ級王座を獲得、2019年10月には日本の『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.6』でルンピニースタジアム認定スーパーフライ級王者ルンナライをKO撃破し、True4Uバンタム級王座を奪取するなど、本場タイのムエタイで最も活躍する日本人選手として知られる。新型コロナウイルスの影響でタイでの活動がままならず、2020年10月4日の『BOM』ではユットを圧倒KO、10月29日の『NO KICK NO LIFE』では馬渡亮太に大差の判定勝ちと国内で実力を見せつけたが、今年4月11日の『BOM』では大崎孔稀に判定で敗れた。今回が再起戦。
対する片島は26勝(4KO)17敗5分と50戦近いキャリアを持つベテラン選手。ムエタイルールを中心に活躍し、2014年5月にWPMF王座を獲得。2016年2月には藤原あらしを破っている。黒星が続くこともあったが2017年8月の『BOM』ではヒジありワンデートーナメントの「WMC日本53.00kg契約トーナメント」で優勝してベテラン健在ぶりを示した。前戦は12月の『BOM』のWPMF世界スーパーフライ級&BOMスーパーフライ級Wタイトルマッチで石井一成に敗れ、保持していたWPMF世界王座から陥落した。
1R、右ローをこつこつ当てる片島に、カイトは前蹴り、左ミドルと返していくが、ゆったりとした攻め。片島はカイトの蹴り足をキャッチしてのこかしを狙うが、カイトはバランスの良さを見せてそれを回避。
2R、ようやくプレッシャーをかけ始めたカイトは右ミドルを出して前進し、組んではヒザ。片島はパンチ連打からローにつないで崩しにかかるが、カイトは距離を潰してヒジも狙う。
3R、さらに圧力をかけるカイトは組んでのヒザ。片島もパンチ、ローを散らすがカイトの前進は止まらない。片島が回転ヒジを見せるも、カイトは即座に片島のバックに付いてスタンディングチョーク気味に極めながら崩す。追うカイトに片島はパンチで応戦するが、カイトはガードを固めながらヒジを見舞う。最後に首相撲の展開では片島も負けじとヒザを当てて試合終了。
判定3‐0で勝利したカイトは「スックワンキントーンは僕がタイでお世話になっている興行です。メインイベントをさせていただき光栄です。後楽園ホールでの試合は初めてですが、僕の名前を覚えて帰ってくれたら幸いです」とマイクアピールした。
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▼第7試合 セミファイナル 64.0kg契約 3分3R△セーンアティット・Y'ZD(タイ/Y'ZDジム/元ラジャダムナンスタジアム フェザー級6位、元ルンピニースタジアム フェザー級5位)ドロー 判定0-0 ※29-28×3△鈴木真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
セーンアティットはラジャダムナンとルンピニーのタイの二大殿堂スタジアムのフェザー級で元上位ランカー。日本ではNKBで棚橋賢二郎、NOKICKNOLIFEで元WPMF世界スーパーフェザー級暫定王者SHIGERUと対戦し、いずれも判定勝ち。戦績は152戦122勝27敗3分を保持する。 鈴木は2005年にプロデビューし、40戦以上のキャリアを持つベテラン選手。様々な団体に出場してトップ選手と拳を交え、2018年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメントS-cupでは決勝進出を果たしている(決勝は棄権)。ヒジ打ちやローキックを駆使する粘り強いファイトが持ち味。昨年2月の『KNOCK OUT』ではタップロン・ハーデスワークアウトと対戦したが、判定で敗れた。
1R、元藤原ジムの鈴木は独特なリズムで左右ローの積極的な攻め。セーンアティットはゆったりとしたリズムながらも右ローを当てる。鈴木が距離を詰めるとセーンアティットは縦ヒジを合わせて鈴木の頭部をカット。さらにジャンプしながらヒジを落とす余裕ぶり。
しかし2R、左ロー、左フックを効かせた鈴木が一気にパンチラッシュを仕掛けて、セーンアティットからスタンディングダウンを奪う。ダメージの見られるセーンアティットは組み付いてダメージ回復をはかる。
ところが3R、セーンアティットは組んでのヒザ、こかしで逆襲。鈴木の前進には前蹴りを何度も命中させ、削っていく。ボディを効かされた鈴木は失速。立っているのがやっとの鈴木に、セーンアティットはテンカオ、組んでのヒザと一方的な攻め。2Rにダウンを奪った鈴木だが、セーンアティットに巻き返しを許してしまい、この試合はドローに終わった。
▼第6試合 54.0kg契約 3分3R△一航(新興ムエタイ)ドロー 判定1-0 ※29-28×2、29-29△小嶋・NorNaksin(ノーナクシン東京)
▼第5試合 62.0kg契約 3分3R○永澤サムエル聖光(ビクトリージム)判定3-0 ※30-27、29-27、29-28×ラックチャイ・GTジム(タイ/GTジム)
▼第4試合 スーパーバンタム級 3分3R×44ユウ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)KO 2R 1分51秒 ※右ストレート○景悟(レジェンドジム)
▼第3試合 ライト級王座決定トーナメント 3分3R○ロムイーサン・REON(タイ/REON Fighting Sports Gym)判定3-0 ※30-28、30-27×2×津橋雅祥(STELLA kickboxing Gym)※エスジムより移籍
▼第2試合 53kg契約 3分3R○蓮沼拓矢(ノーナクシン東京)判定3-0 ※29-28、30-28×2×奥脇一哉(エイワスポーツジム)
▼第1試合 フェザー級 3分3R×中島凛太郎(NEXT LEVEL渋谷)判定0-3 ※28-29×3○向後 廉(D-BLAZE)
▼オープニングファイト アマチュア38kg 1分30秒3R○コウシ.ウォーワンチャイ(ノーナクシン東京)判定3-0 ※30-28、30-27×2●レイジ・NAGATAジム(NAGATAジム)