春日井「志村道場に恩返しがやっとできる」
──東京ドーム大会まであとわずかです。現在の心境は?
「すごく楽しみな気持ちです。わくわくしてます。扇久保選手はそつなく、レベルの高い選手。どういう展開になるかは分からないけど、何が来ても自分らしい戦いができるようになると思います」
──扇久保選手とは、2014年2月の「VTJ 4th フライ級トーナメント1回戦」以来の再戦となります。
「7年前と立場は変わっていないので、7年前も僕は下馬評では下ですし、今回も立場は変わっていないので、このトーナメントで優勝候補のひとりの扇久保選手と1回戦目にあたることは、すごい光栄なことで、この試合で必ずいい結果を残し、このトーナメントのダークホースになれるように、なるつもりでいますし、それくらいのレベルを持っていると自分の中で思っています。自分だったらいけると思うので、ただそれだけです」
──この試合に向け、練習環境や何かテーマを持って臨んだことはありましたか。
「試合が決まってから大きく変わったことは別にありませんが、名古屋は地方なので、練習相手のニーズが少ないので、今年に入ってから、自分主宰で朝みんなで集まって、中部の若手選手たちと練習を積んできたのを、週2回に増やしてやってきました。志村道場でのスパーリング、ALIVEさんでの練習にも参加させてもらって練習してきました」
──名古屋、そしてHEATチャンピオンとして、このバンタム級トーナメントに出ることについて、どんな気持ちでしょうか。
「HEATチャンピオンであることと、僕は志村道場に拾っていただいた存在なので、拾ってもらった立場なので、志村道場に恩返しがやっとできるという思いです。地元の寒天をリングネームにしていて、恩を返すというか、山奥の子供たちが、なんていうんだろ、頑張って田舎からでも、こういう舞台に立てると思ってほしいし、中部代表だと勝手に思ってやっているので、慕ってくれている後輩たちに、やはり背中を見せていきたいという気持ちも大きくて、いろんなものを背負っているので、すごい特別な思いでこのトーナメントに参加させていただいています」