扇久保「集大成、だと思っています」
「ワクワクしています」
──対戦相手の春日井選手の印象は?
「気持ちがすごく強い選手という印象です」
──どんな試合展開になると予想しますか?
「7年前に戦っている(2014年2月「VTJ 4th フライ級トーナメント1回戦」)のですが、その時僕はずっとタックルに行っていましたが、それと違う展開になると思います」
──公開練習で対戦相手についてはおうかがいしたので、その後について。YouTubeで寒天を食べ切ったお味はいかがでしたか?
「ちょっと知覚過敏のところが痛くて、かなり苦戦して食べましたが、しっかり完食できたと思います」
──寒天は健康食ですが、減量用に食べたというわけではないのですよね。
「フフフ、減量ではなく(相手を食べる)リハーサルじゃないですけど、そういうイメージでやりました」
──「塩抜き」をキーワードにカリウム定食をSSNSにアップされていましたね。これは彼女さんが?
「そうですね、食事面ぜんぶサポートしてくれています」
──愛の力ですね。それにジャイアン貴裕選手の鹿肉も。
「そうですね、鹿肉はずっと1カ月前から毎日食べています」
──ファイターにとって、高タンパクで低カロリーなジビエはやはりいいのでしょうか。
「減量にもすごいいいし、気分的に獣になったようになれるので、いつも自分は食べています」
──獣になって試合に臨む、と。
「そうです」
──ボクシングのパーソナルトレーニングもされているそうですね。
「以前からやっていましたが、今年に入ってからまたしっかりやるようになった感じです」
──組み技強者同士の戦いの中で、打撃が勝負のポイントとなるということですか?
「似たようなタイプなので、打撃の面で優位に立ちたく、パンチを磨きました」
──ところで同日の13日に、扇久保選手が準優勝だったTUFで、同部屋だったブランドン・モレノがUFC世界フライ級タイトルマッチに臨みます。
「TUFのとき、二段ベッドでブランドンが下で僕が上で寝泊まりしました。今回、あっちば米国、こっちは東京ドームででかい大会(アリゾナ州グレンデールのヒラ・リバー・アリーナで有観客大会)に出るので、すごいなあと思っています。いつも『頑張ろう』ってメッセージ送ると返してくれたりするので、お互いに、場所は違いますけど、格闘技を盛り上げられればいいなと思います」
──前回はデイブソン・フィゲイレードがドロー防衛でした。今回の予想は?
「ブランドンが4ラウンド、右アッパーでKO勝ちじゃないですか。なんだろう、きっとやってくれると思います」
──岩手県のご出身で、大谷翔平選手と同郷ということで刺激も受けますか。
「そうですね。岩手から、あとは菊池雄星とかもいて、かなり刺激を受けます。自分もそれに続いて頑張ろうと」
──試合次第では地上波テレビ放送もあるかと思いますが、YouTubeのチャンネルの登録数をどれくらいに伸ばしたいでしょうか。
「いま1万7千人なので、終わった後、5万人くらいに増えたらいいなと思います」
──今回のバンタム級トーナメントをどういう位置づけで臨みますか。
「集大成、だと思っています。それぐらいの位置にはなるんじゃないかと思っています」