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【ONE】まさかのボディ一発KO! セーマペッチがクラップダムとの幻の決勝戦を制し、ノンオーに挑戦アピール=ONE: FULL BLAST

2021/05/28 22:05

▼ウェルター級 キックボクシング 3分3R
○マイルス・シムソン(オランダ/スリナム)
[判定3-0]
×サンティーノ・ファーベーク(オランダ)


 ファーベークは2018・2019WFL(ワールドファイティングリーグ)-86kg王者で、37勝14敗3分の戦績を持つ。アーネスト・ホーストの弟子で2018年12月の『HOOST CUP』に来日、ジュリオ・モリに左ストレートで初回KO勝ちしている。ONEには2019年9月に初参戦し、ファン・セルバンテスに判定勝ち。


 シムソンは『GLORY』に参戦して1勝2敗だが、65勝14敗という戦績を持つ。両者は昨年3月に対戦が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響により延期、今回実現することになった。


 1R、前に出るのはファーベーク。シムソンはスイッチを繰り返しながら、前蹴りと左ミドルでファーベークを押し戻す。サウスポーからの左ミドルを何度もヒットさせるシムソン。ファーベークはワンツーと左右ローだが、シムソンのテンカオと右ボディでボディを攻められる。


 2R、前蹴りと左ミドルで距離を取りたいシムソンに、ファーベークは接近してパンチをまとめる。右オーバーハンドを同時に繰り出す場面が見られ、このラウンドは前に出ていくシムソン。右ローをしっかり当てながら、パンチ、蹴り、ヒザでボディを攻めていく。ファーベークはやや疲れが見え始めた。


 3R、ファーベークがワンツーからヒザを突き上げたところ、ローブローになって試合は中断。再開後、もファーベークが細かいコンビネーションからロー、ヒザにつなぐ。シムソンは顔面のガードは固いが左ボディを打たれ、ローを蹴られる。息が荒いシムソンだが、左顔面前蹴りをクリーンヒットさせてファーベークをのけぞらせる。そして薙ぎ払うような左右フック。


 逆転されそうになりながら、最後に追い上げたシムソンがファーベークを判定3-0に振り切った。

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