2021年5月22日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』の前日計量&記者会見が、21日(金)都内にて正午より行われた。
メインイベント(第9試合)のKNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者バズーカ巧樹(菅原道場)と挑戦者・大谷翔司(スクランブル渋谷)は共に62.4kgでリミットの62.5kgをパス。
続いての会見ではツーショット撮影で「正面を向いてください」との制止を無視してバズーカがフェイスオフを仕掛け、大谷もこれに応じてしばしにらみ合い。前回の対戦時(昨年12月にノンタイトル戦で対戦し、大谷が判定勝ち)のような乱闘騒ぎにはならなかったが、会場にはピリッとした空気が流れた。
(写真)計量時にはバズーカを無視した大谷だったが 大谷は「前回の自分を更新して過去最高の状態を作ることが出来ました。延期もありましたが(当初の4月25日から開催延期)タイトルマッチへ向けての準備期間がさらに大きく成長させてくれたので、その成果を見てもらいたい」と挨拶。バズーカはいつも通り「明日はぶっ倒します」と短くコメントした。
真正面からのにらみ合いについては、大谷が「この約3カ月間、ベルトを獲るために一生懸命やってきましたが、相手を目の前にするとベルトはどうでもいいのでぶっ飛ばしたいですね」と闘志が沸いたとしたが、にらみ合いを仕掛けたバズーカは「何も感じてないですね」と一言。 12月の初対戦から何が変わったかと聞かれると、「前回の12月から5カ月、モチベーションも高く練習に取り組むことが出来たのでキャリアの中でも一番成長できた期間でした。全てにおいて成長できたのでそれを見て欲しい」と大谷。バズーカは「圧倒して勝つのでそこが前回との違い」とした。
緊急事態宣言の影響により、約1カ月試合が延びたことについては「計量前日で脱力感がありましたが、考えれば考えるほどポジティブに捉えられるようになりました。次の日から普通に練習していたし、継続してそれまでやってきたことをそのままやりました」と、大谷はむしろ準備期間が長くとれたと前向き。バズーカは「何も変わらず普通にやりました」と何も影響はないと答える。
12月の初対戦と2度目となる今回では、相手に対する感情は違うかとの質問には、「全く変わりはない。誰が相手でも前回勝ったつもりもないし、どんな相手でもぶっ飛ばすだけです」(大谷)、「特に何も。今回はしっかり集中して戦います」(バズーカ)と、お互いに変わりはないとした。
そして最後に、大谷は「明日はサポートしていただいた皆様を笑顔にできるように最高の結果を出します」と必勝を誓う。バズーカは「火薬は今回満タンなので今回はぶっ殺してやります」と宣言した。