朝倉未来(左の右側)、朝倉海(右の左側)の朝倉兄弟と続けてコラボした魔裟斗 (C)魔裟斗チャンネル
朝倉未来、朝倉海の朝倉兄弟と続けてYouTubeでコラボした魔裟斗。K-1 WORLD MAX世界一決定トーナメントを2003・2008年と2度制した魔裟斗は、朝倉兄弟にとってもテレビで見ていた憧れの存在であったようだ。
魔裟斗との対談、ミット打ちを行った未来は、「兄貴も魔裟斗さんとの対談を終わって、凄い変わっていて。モチベーションが上がっていていろいろ始めたみたいで。練習の取り組み方が凄い変わったのでめちゃめちゃ強くなるだろうなって」と海が証言するように、魔裟斗の助言を受けて練習環境を一気に整えた。
(写真)朝倉未来のパンチと蹴りをミットで受けた魔裟斗の感想・分析は
「強くなる選手って素直なんですよ。いろいろ見ていると、強くなる選手は言ったことをすぐに覚えるんですよね」と魔裟斗。正しいと思ったこと、これは自分に必要だと思った助言は素直に受け入れる。これが朝倉兄弟の強くなる理由のひとつのようだ。
未来と対談した魔裟斗は「彼は頭がいい。それはすぐに感じました。最初は不良っぽい感じで出てきたじゃないですか。だからもっと常識外れの子なのかなと思っていたら、中途半端な格闘家よりもよっぽどちゃんとしていましたよ」と評する。
さっそく魔裟斗のアドバイスを取り入れていることについては、格闘技界の先輩として嬉しそうな笑顔を浮かべながらも「ただ、未来君は次の試合までの時間が短い。3週間くらいしかないじゃないですか。本当はもっと時間が欲しいですね。成果が出てくるのはもう少し先なんだろうなと思っています」と、今始めたばかりでその効果が出るのにはまだ時間がかかるとした。
(写真)海とはスパーリング対決も行った
技術的には「今のは当てる気のないジャブなんですよ。そういう人はけっこういます」と、ジャブがまだ使えていないと指摘。未来のフィニッシュブローである左ストレートについてもまだまだ改善点があるとする。しかし、「潜在能力の50%しか出していない」と魔裟斗が言うように「今でも強いのだからまだまだ強くなる」と、真の力が発揮されていないという。
2021年6月13日(日)東京ドームで開催される『Yogibo presents RIZIN.28』で、元KSWフェザー級王者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と対戦する朝倉未来。格闘技人生最大の強敵を迎えることになるわけだが、魔裟斗の助言を聞いて取り入れた新たなトレーニングの成果を驚異的なスピードで発揮することができるか。
朝倉兄弟とのコラボを終えた魔裟斗は、5月21日(金)書店やネットショップに並ぶ格闘技雑誌『ゴング格闘技 7月号 No.314』のインタビューにて、兄弟の比較や違い、そして朝倉未来が真の力を引き出すためにはどうすればいいかを語っている。