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【Bellator】どうなる!? 堀口恭司vsダリオン・コールドウェル。6月14日、NY・MSGで再戦&Bellator世界バンタム級王座戦が正式決定!
2019/04/30 07:04
6月14日(現地時間・日本時間15日)、米国ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで開催される『Bellator 222』にて、バンタム級王者・ダリオン・コールドウェル(アライアンスMMA)と、挑戦者・堀口恭司(アメリカントップチーム)による、Bellator世界バンタム級タイトルマッチが正式に決定した。 2015年4月にUFCでデメトリアス・ジョンソン(DJ)が持つ世界フライ級(-56.7kg)王座に挑んでいる堀口は、米国での世界タイトルマッチは2度目。今回はバンタム級(-61.2kg)で2大メジャータイトルのひとつであるBellator世界王座に挑む。 堀口とコールドウェルは、2018年の大晦日の「RIZIN.14」で対戦。堀口が3Rにギロチンチョークで一本勝ちし、初代RIZINバンタム級王座に就いていた。今回はコールドウェルのホームでBellator王座を賭けての再戦となる。 堀口はコールドウェルとの初戦後、2019年4月21日の「RIZIN.15」で元UFCフライ級ランカーのベン・ウィンに1R2分53秒、KO勝利。コールドウェルとの再戦に向け、「しっかりとBellatorのベルトを獲ってきたいと思います。自信はあります。世界中の人が見てくれると思うので凄く嬉しいです。ニューヨークでまた魅せてやろうかな、と思います」と意気込みを語っていた。 初戦と異なる、米国での堀口vsコールドウェル 今回のBellatorでのタイトルマッチは、前回と異なり世界戦の5分5R制、さらにリングからサークルケージ(円状の金網)へと場所を変えての再戦となる。 RIZINでの前戦では、長身で長い手足を持つコールドウェルが序盤から堀口の足首に手を届かせてテイクダウンを決めるも、堀口はマットに背中をつけず、ロープを背に座ってバランスを保ち対処。「相手にバックを取らせないこと」を徹底し、下から細かいパンチを放ち、立ち上がっていった。ダブルレッグ(両足タックル)で倒されピンチに見えた展開も「相手は全身の力を使って寝かそうとするのでかなり体力を使っていた」と、堀口は振り返っている。その攻防でスタミナを使ったコールドウェルに3R、堀口がギロチンで極めた。 今回のケージでの試合は、堀口にとってかつての“庭”だが、2016年11月以来のケージでの試合になるのも事実。しかし、米国フロリダのアメリカントップチームに所属している堀口にとって、ケージでの動きは慣れ親しんだもの。本誌の取材に堀口は「リングよりケージの方が広くて、金網は戦いやすい」と、得意とするステップ、テイクダウンディフェンス、金網を使っての立ち上がりも含め、問題はないことを語った。 しかし、同時にケージレスリングは、コールドウェルにとっても大きな武器になる。フリースタイル・レスリングで五輪代表の有力候補で、2度のオールアメリカンにも輝いているコールドウェルはケージを使っての立ち上がり同様に、ケージを使っての抑え込み、バックを奪う攻防にも長けている。 金網、5R、リカバリー、異なる戦略……チームでの総力戦になる そして、王座戦ならではの5R制は両者にどんな影響をもたらすか。堀口は2013年6月の「VTJ 2nd」で石渡伸太郎と5Rを戦い、2015年4月には「UFC 186」でDJを相手に5Rまで戦っている。さらに2017年の大晦日にはバンタム級トーナメントで3日で3試合6Rを戦い抜くタフネスさも見せている。 一方のコールドウェルも王座戦を2度経験。2018年3月のレアンドロ・イーゴ戦では1R早々にギロチンチョークを極めて勝利しているが、2017年10月のタイトルマッチでは、エドゥアルド・ダンタスを相手に5Rを戦い抜き王者に輝いている。終盤にガス欠気味になったものの、中盤までバックを奪い続けた王者のケージレスリングは、堀口にとって脅威だ。 また、コールドウェルは2018年8月に1階級上のフェザー級でもノード・ラハットに2R KO勝利を収めており、今回ホームで減量からリカバリーできることは、本来フライ級の堀口と大きな体格差を生むことも可能だろう。 前戦では「コールドウェルの唯一の黒星がギロチンでの一本負け(ジョー・タイマングロ戦)だったので、正直狙っていた」という堀口が、同じくギロチンにより逆転の一本勝ちを決めた。 何度も堀口をテイクダウンして上を取ったコールドウェルは序盤は、頭を堀口の胸や腹に押しつけて正面でコントロールしていたが、スタミナ切れを起こしかけた終盤は、堀口による頭の流しに対し、あっさりと頭を外側に出したことで脇に抱えられ、クローズドガードの中に入ってしまい、首を極められている。しかし、コールドウェルも3度も同じ過ちは繰り返さないだろう。 かように見どころの多い、米国でのリマッチ。果たして、堀口は米国メジャータイトルを獲得することができるか。6月の再戦は両者、そして両陣営が相手を研究し尽くす、総力戦となることは間違いない。上記の堀口の証言の詳細は、5月23日(木)発売の『ゴング格闘技』7月号での「堀口恭司×朝倉未来 スパーリング対談」にて掲載予定だ。 RIZIN 榊原信行実行委員長「Bellatorファンは、堀口選手の衝撃的な強さに驚く事になる」 「現RIZINバンタム級王者の堀口恭司選手が、Bellatorバンタム級現王者のダリオン・コールドウェル選手とのタイトルマッチに挑む事を大変嬉しく思います。ダリオン選手がホームであるBellatorで、一度敗れた堀口選手とタイトルマッチを行うことは、一見、Bellator側に大きなリスクがあるように思えるかもしれません。しかしスコット・コーカー氏と私は、現在のMMA業界に一石を投じたいという思いで、この野心的な試みにチャレンジする事を、互いに決断しました。 競合する2つのプロモーションが、目先の優劣に拘らず、正々堂々とそれぞれのトップファイターをお互いに交流させる事で、世界中のMMAファンがワクワク、ドキドキしてくれたら幸いです。また、この野心的なアクションが、MMA業界の活性化につながる事に期待しています。ご存知の通り、RIZINはリングでの闘いですが、堀口選手はケージでの経験も豊富です。Bellatorファンは、堀口選手の衝撃的な強さに驚く事になると思います。両プロモーションの威信をかけた、絶対に負けられない王者同士の果たし合いにどうぞご期待下さい!」 Bellator スコット・コーカー代表「ダリオンはホリグチの勝ちがマグレだったという事を証明したがっている」 「ダリオンはひたすらホリグチの勝ちはマグレだったという事を証明したがっている。この試合に向けるダリオンのモチベーションはかつてないほどに高く、自分の育ったニュージャージーが近く、アメリカ国内で、そしてBellatorのケージの中で負けるわけにはいかない。RIZINとのこうしたコラボレーションを続けられる事は私に取って非常に喜ばしい事であり、世界最高レベルの試合を組める事を嬉しく思っています」
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