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【RISE】那須川天心挑戦者決定トーナメント決勝戦を争った平野凌我と再戦の門口佳佑「頭から倒しに行くつもり」

2021/05/05 14:05
 2021年5月15日(土)東京・大田区総合体育館『Cygames presents RISE on ABEMA』に出場する、同級2 位・門口佳佑(EX ARES)が公開練習を行った。  門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビューすると、攻撃力の高さを活かして9戦無敗(1引き分け)を誇っていたが、2020年12月のフェザー級王座次期挑戦者決定戦で竹内将生(エイワスポーツジム)に敗れ、挑戦権を逃して今回が再起戦。  シャドーに続いてミット打ちを披露した門口は、重みのある右ストレート、左ミドルを中心にミットへ叩き込んだ。「コンディションはばっちりです。いつも通りです」と門口。  プロ初黒星を喫したことは「特に落ち込むこともなく、悔しかったけれど、次は何をすればいいか分かったのですぐに気持ちを切り替えて練習を始めました」と、見つかった課題の克服に取り組んできた。その課題とは「気持ちを大事にしていたんですが、気持ちも技術があれば抑え込まれる感覚があったので、練習の時に意識しています」と技術力を上げているようだ。  デビューから9連勝で油断もあったのでは、と聞かれると「油断はなかったんですが、勝っていたのもあって自分がやっていたことは正しいと思ってやっていました。あの試合でそれに修正が必要、考え方を変えないといけないと分かりました」と、さらに進化するためにプラスに考えている。 「大きく変わったものはないですが、負けて意識が変わってその状態で前の試合を見るとやれていないことがいっぱいあるなって思う。意識を高く持ってやれば、まだ強くなれると思います」  竹内戦の前には負けたら引退するというような発言もあったが、「応援してくれる人がいて、僕が負けて悲しんでいる顔を見て、みんなと笑って勝ちたいなっていうのがあるのでそこが一番大きかった」と、応援してくれる人たちのために勝ちたいとの気持ちが沸いてきた。そのため「何としても勝ちをもぎ取りに行きたいと思います」と必勝を誓う。  今回対戦する平野凌我(MTS)は自称“岡山の神童”。アマチュア時代からグローブ空手などで活躍し、中国の『英雄伝説』にも参戦経験がある。RISE初参戦となった2020年2月には篠塚辰樹と対戦してKO負けしたが、2戦目の9月にはRISEフェザー級9位・津田鉄平(新宿レフティージム)を延長戦の末に破って9位にランクインした。  両者は2018年に、ABEMAの番組『VS 那須川天心』にて那須川との対戦権を懸けた一般公募のトーナメント決勝戦で対戦。この時は門口が勝利し、那須川との対戦を実現させている。平野は「門口と戦うためにRISEに来た」としているが、門口は「SNSをフォローし合っているので見ましたが、特に…って感じです。僕は特にないです。RISEに参戦してきてくれたのは嬉しいし、再戦するならもっと上の舞台でタイトルマッチでやりたかったというのはある」と、あまり興味はなさそう。「実績が伴っていないと思うので、試合ではっきりさせたい」と差は縮まっていないとした。  前回は門口の判定勝ちだったが「どうなるか分かりませんが、頭から倒しに行くつもりなので、応えてくれるならアツい試合になると思う。僕はバチバチ打ち合うつもりです」とKOを狙う。「オープンフィンガーグローブ戦の会見を見ても、アツい試合になりそうな試合が多かったので、それに負けないアツい試合をしたいと思います」と他の試合に負けたくないとも。  対戦時期はまだ決まっていないが、RISEフェザー級王者・工藤政英(新宿レフティージム)と竹内のタイトルマッチをどう予想するかと聞かれると、「まだ工藤選手とは手を合わせていないので分かりませんが、工藤選手の強さは見ていて分かる部分もあるので客観的に見たら工藤選手の方に分があると思います」と、工藤有利の予想。  その次の挑戦者の座を狙うかとの問いには「イメージはまだないですが、ベルトはひとつの目標にしているので、ひとつひとつ目の前の試合を勝ってチャンスをまた掴み取りたいと思います」とした。  そして「目立ちたいのはあるので、今大会にはインパクトのある試合がいっぱいありますが、その中でも『アイツの試合がヤバかったな』って言われるような試合をします。頭から行く予定なのでそこを見てください」と、インパクトのある試合にすると誓った。
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