ジムに入門して8年、その成果を見せるプロデビュー戦がついに決まったKYOKA (C)DEEP JEWELS
2021年6月19日(土)東京・ニューピアホールにて『skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2021~1st ROUND~』(昼)、『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』(夜)が開催される。
今大会は男子と女子のミックス大会として行われるが、デビュー前から注目される女子選手がプロデビュー戦を行う。DEEP JEWELSミクロ級(-44kg)5分2Rで、古林礼名(GSB多治見)と対戦するKYOKA(SAI-GYM)だ。
KYOKAは1997年7月1日、新潟県燕市生まれの23歳。中学では家庭科部でスポーツ経験はなかったが、叔父がブラジリアン柔術を学んでいたことで興味を持ち、中学を卒業してからフィットネス感覚でジムに入門。3~4年経った頃に試合やジムでのスパーリングを見て試合に興味を持ち始めたという。
2018年『イサミリバーサルサマーカップ2018』のアダルト白帯ルースター級優勝を経て、2020年北日本アマチュア修斗選手権アトム級優勝。この実績により修斗プロライセンスを取得、新潟県で2人目の女子プロ格闘家となったことが話題となり、テレビ新潟のワイドショーでクローズアップされた。また、2021年2月8日の日刊スポーツ新潟版でもクローズアップ記事が掲載された。
2020年3月からは『きょうちゃんねる』としてYouTubeチャンネルも開始。自分の体重と同じ重さでフルスクワット、ボディー打ちに挑戦した他、水着姿も披露した。
KYOKAの何が注目されたかと言うと、その小さな体格だ。身長146cm、通常体重42kgで、しなしさとこ(148cm、42kg)やナナチャンチン(147cm、43kg)よりも小さく、新潟の番組でも今回のDEEP出場でも“国内最小最軽量女子ファイター”として紹介されている。
テレビ新潟の番組では「小さいからできないと思われたくないので。小さいからこそできることがあるじゃないですか。そういうものを武器にして戦っていけたらなと思っています。周りにこんなに小さくて軽くて格闘技をやっている人はなかなかいないじゃないですか。きっとそういうので(自分が戦う姿)少しでも自信を持ってくれたり、何か自分も挑戦しようと思ってもらえたら嬉しいなって思います」と、自分がプロの試合で伝えたいことを話している。
憧れの選手は浅倉カンナで、目標は大きく「RIZIN出場」。コロナ禍でなかなか試合が決まらなかったが、今大会で本人待望のデビュー戦を迎える。小さい身体で大きなインパクトを残すことができるか。