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【RIZIN】連敗中の矢地祐介「国内王者を一人ひとり倒していく」vs.川名雄生「ファイトマネーを勝者の総取りに」、青井人vs.白川陸斗も決定=5月30日・大阪

2021/04/23 15:04
【RIZIN】連敗中の矢地祐介「国内王者を一人ひとり倒していく」vs.川名雄生「ファイトマネーを勝者の総取りに」、青井人vs.白川陸斗も決定=5月30日・大阪

(C)RIZIN FF

 RIZIN榊原信行CEOが4月23日、公式YouTubeチャンネルにて会見を行った。

 東京・大阪・京都・兵庫に緊急事態宣言が出されるなか、榊原CEOは5月23日の東京ドーム大会「RIZIN.28」を、6月13日(日)に3週間延期すること、さらに5月30日(日)の丸善インテックアリーナ大阪大会「RIZIN.29」は、約5千人の観客でそのまま開催することを発表した。

 また、榊原CEOは、両大会のバンタム級ジャパンGPカードの振り分け、大阪大会の追加2カードも発表している。

 大阪大会に追加されたのは、ライト級とフェザー級の2試合。

 ライト級相当の71.0kg契約(5分3R・ヒジあり)で、矢地祐介(フリー)と川名雄生(Y&K MMA ACADEMY)が対戦、フェザー級相当の66.0kg契約(5分3R・ヒジあり)で、白川陸斗(トライフォース赤坂)と青井人(BLOWS)が対戦する。

 矢地は、2016年に参戦したRIZINで5連勝の快進撃も、直近6試合では1勝5敗と大きく負け越している。2020年は2試合を戦い、8月にホベルト・サトシ・ソウザに1R TKO負け。9月の前戦では、大原樹里にスプリット判定負けを喫している。

 KRAZY BEEからフリーとなり、得意の打撃に加え、グラップリングも強化。「昨年末から環境を一新し、そして自分を見つめ直し、格闘技に真摯に向き合ってきました。“新しい矢地祐介”を見せられたらと思っています」という。

 今回の修斗世界王者・川名雄生との対戦に向け、「今年はまず国内のチャンピオン達を一人ひとり倒していこうと思っています。まずは自分の古巣、修斗の世界チャンピオン川名選手から」という矢地は、王者狩りで、再起を果たすことが出来るか。

 対する川名雄生は、そんな矢地との対戦を「RIZIN5連敗中(※実際は2連敗中)のエース。試合ができること以外のメリットがこれっぱちも無いローリターンな相手」とバッサリ。

 さらに、「エースと試合したらSNSのフォロワーが増えてお店(店長を務める「北海しゃぶしゃぶ湘南藤沢店」)の宣伝にもなるかな? と期待しましたが、前回、エースと闘った大原樹里のツイッターフォロワー数が1,800人とYouTubeチャンネル登録者数が270人……これは、宣伝効果としても低すぎてがっかりな数字」とこきおろした。

 その上で、「少しでもリターンが増えて欲しいので、今回のファイトマネーを『勝者の総取り』にするルールのご提案をさせて頂きます。もし、エースが負けて、なおかつマネーも貰えないのは怖いって言うのなら勘弁してあげてもいいですけどね? ついでに、エースが“ヒジ無し・お嬢ちゃんルール”がご希望でしたらそちらで構いません」と、双方のファイトマネー全額を賭けての試合を提案した。

 川名は、北米PFLを舞台に強豪と鎬を削ると、2019年1月の国内復帰戦となる修斗で岡野裕城に判定勝ち。さらに2020年7月にはキャプテン☆アフリカを右ストレートで1R KO。プロ修斗世界ライト級王座に就いた。2020年9月にRIZINに初参戦し、武田光司と接戦の末、スプリット判定で敗れており、今回の矢地戦でRIZIN初白星を目指す。

 修斗時代に矢地はフェザー級(※2013年当時の名称は「ライト級」で65kg)で戦っており、PXCを経て、2016年からライト級に転向している。修斗では川名と接点が無く「自分の古巣」の現役王者を相手に、新たな姿を見せることができるか。それとも川名店長が、矢地を美味しく料理するか。

青井人vs.白川陸斗も決定

 フェザー級で大阪大会に登場する岡山県出身の青井人(BLOWS)は、ジムがあるホーム凱旋。2020年2月の修斗で久保村ヨシTERUを1R KOに下すと、2020年8月にRIZINで朴光哲も判定で破っており、現在2連勝中だ。

 大阪出身で、現在は朝倉兄弟のトライフォース赤坂所属となった白川とは「何度か練習した事もあり、身体も強くガンガン前に出てくるイケイケな選手という印象」と評するが、「何もさせずに KO ・一本でフィニッシュします。こんな大変な時期だからこそ、ファンの皆さんに感動してもらえるような試合をします」と、フィニッシュ決着を予告している。

 対する白川陸斗は、「地元の大阪大会に今回も出場でき嬉しく思います。フェザー級トーナメントをやるのかどうかまだ分かりませんが、今の自分はトーナメントの候補にすら上がってないのが現状です」と、斎藤裕、朝倉未来、クレベル・コイケらが鎬を削るフェザー級戦線に食い込みたいとし、「青井君は若くて勢いのある実力者やけど、フェザー級の強者どもを今後、全員倒していこうと思っているので、この試合は通過点でしかありません」と、必勝を誓っている。

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