ノースエリア格闘技イベント BOUT422021年4月18日(日)北海道・札幌イーワンスタジアム
2021年初開催となるノースエリア格闘技イベント『BOUT42』が4月18日に札幌イーワンスタジアムで開催された。試合数は4試合と少なめであったが、KOも続出し観客297人(超満員札止め)の場内も大拍手で盛り上がった。
試合前、今大会に来場の後藤丈治(TRIBE.TOKYO.MMA/修斗世界バンタム級9位)がリングイン「必ずベルトを持ってこのリングに帰って来ますので北海道からの応援宜しくお願い致します」と挨拶した。
▼第4試合 RISEランキング戦 フェザー級 3分3R延長1R○山川賢誠(Kickboxing AcademySapporo/RISEフェザー級6位)KO 1R 2分43秒×久保田雄太(新興ムエタイジム/NJKFスーパーバンタム級王者)
地元のエースでRISEフェザー級6位にランクインする山川が、地元札幌でNJKF現役王者の久保田を迎え撃ったメインイベント。 山川は一昨年6月開催の『BOUT37』以来の出場。昨年2月の『RISE137』にて門口佳佑(EX ARES/RISEフェザー級1位)と接戦の末判定負けの後、4月に出場が決定していた『ROAD TO ONE』は対戦相手の欠場によりキャンセル、11月の『RISE143』にてRISEフェザー級王者挑戦者査定試合で梅井泰成(TEAM TEPPEN)との対戦が発表されていたが追突事故に巻き込まれ負傷により欠場と不運が重なっていた。負傷も完治しての復帰戦で、いきなり老舗ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)の現役王者との対戦に臨む。
1R、サウスポーの山川に対し、左へ回り込む久保田。山川はジャブを突き、気合いと共に左ボディストレート。互いにジャブからロー。久保田はガチャガチャしたリズムで左右のストレートを繰り出し、前へ出る。山川は左三日月と左ストレート。
2分過ぎに山川の三日月蹴りがスマッシュヒットし効いたそぶりを見せた久保田はひるまずに打ち合いに行くが、久保田の右フックに山川が右フックのカウンター。身体が開いていたところへモロに喰った久保田は派手に大きな音をたててダウン。カウント7で立ち上がるもレフェリーが様子を見てストップ。山川がメインを見事なKOで締めくくった。
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▼第3試合 RISE公式戦フェザー級 3分3R○安斎 宙(Kickboxing Academy Sapporo)KO 3R 2分35秒×磯山恒基(パンクラスゴールドジム行徳ランボー駐屯地)
メイン出場の山川賢誠の同門・安斎が1年4カ月ぶりの復帰戦に挑むセミファイナル。セコンドにはかつてのジムメイト後藤丈治が付く。
1R、安斎はサウスポーの磯山に右インロー、右ミドル。磯山も左ミドルを蹴り返す。距離をとってステップを踏む磯山はやや変則的なスタイル。動き回る磯山だが、安斎は右インロー、右カーフキックで磯山の前足を狙い撃ち。安斎の右ミドルが快音を発して決まる。
2R、飛び込んでの左ストレートを繰り出す磯山に安斎も連打で応戦。前蹴りの蹴り合いがあり、安斎は左ミドルからのワンツー。左右へ動き回り、サイドキックを出す磯山に安斎はワンツーや右フックを放つが、磯山は素早くその場から動く。前に出る安斎の右が徐々に磯山を捉え始める。
3R、左ストレートを繰り出す磯山に安斎は右フックで対抗。このラウンドも動き回る磯山になかなか的を絞れない安斎だが、思い切り右フックを振って行く。その右でヒットを奪い、組み付いてきた磯山のボディに左のヒザ。これで守りに入った磯山に安斎がさらにヒザをボディへ突き刺す。安斎の左のヒザで身体をくの字にする磯山。最後は左の三日月蹴りを突き刺し、磯山は悶絶してダウン。もはや立ち上がれる様子ではなく、レフェリーがカウント8でストップ。安斎が鮮やかなKO勝ちを飾った。
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▼第2試合 RISE公式戦 51kg契約 3分3R○星久保将城(蹴空ジム)KO 1R 2分37秒×和紀(キックボクシングジム3K)
1R、序盤から積極的に仕掛けるのは星久保。コンビネーションパンチ、前蹴りと先手で攻め、右フックのクリーンヒットから一気にラッシュを仕掛けて早々にスタンディングダウンを奪う。和紀も右ストレートで反撃しに行くが、星久保の右フックをまたももらう。そして打ち合いの中、左フックで2度目のダウン。
和紀はダウンを奪い返そうと右ストレート、左右フックを思い切りよく放っていくが、星久保はよく見て逆に右を返す。和紀のワンツーに右のカウンター、和紀が下がったところでパンチの連打とヒザ蹴りを見舞い、ついに和紀のコーナーからタオルが舞った。
▼第1試合 RISE公式戦 68kg契約 3分3R×小島大輝(エスジム)判定2-0○稲井良弥(TARGET)