2021年5月5日(水・祝)東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP 101 IMPACT』にて、「DEEP JEWELS 33~アトム級GP 2021 FINAL~」(トーナメント準決勝・決勝)に臨む村上彩(フリー)。
村上は全日本柔術選手権2018茶帯ルースター級優勝&柔術アジア選手権2018茶帯ライトフェザー級優勝の実績を持ち、現在は黒帯(女子最速記録)。元キャバ嬢であることを隠さず、プログラマーとして働き、YouTuberでもあり、休日はコスプレイヤーとしてイベントに参加するなど様々な顔を持つ。
2020年2月のアマチュアDEEP JEWELSで初MMAに挑み、Moochanに勝利したが、7月大会のオープニングファイトでは竹田有里(KRAZY BEE)に判定負け。しかし、その試合内容が評価され、10月に出場選手の欠場を受けて急遽本戦に抜擢。須田萌里と対戦し、女子では珍しい足関節技の攻防を繰り広げるなどスピーディーな試合展開で話題を呼んだ。
3月のトーナメント1回戦ではさくら(フリー)との対戦が決まっていたが、さくらが計量で体重超過、カリウム不足で過呼吸と痙攣を起こして救急車で搬送されたため試合は中止となり、不戦勝で準決勝へコマを進めた。
そのため試合ができなかったが「前に試合をしたのが10月末くらいだったので、半年くらい空いてるかなあ。あまり空かない方がいいんでしょうけれど、特に問題ないと思います」と、気にしていないと村上。
準決勝で対戦する青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)はタイトルマッチ経験者であり、これがプロ2戦目となる村上にとってはかなりの強敵だ。
「全員自分より強いと思っているので、誰だったらいいとかはそんなにないんですけれど。青野選手はレスリングが凄く上手でいつもすぐテイクダウンを取っているので、テイクダウンを取られないような練習をして。自分は今まで打撃はそんな得意じゃないし、自分がテイクダウンを取りに行く感じだったんですけれど、今度は逆なので。逆の練習を頑張ってやっています」と、今回はテイクダウンを防ぐことに重点を置いてやっているという。
柔術家のため寝技には自信を持っているが「秘策はタックルを切ること」だと言い、「寝技だけじゃなくて組みも打撃も練習してちょっとずつよくなっていると思うので、打撃も上手くいったら見てほしいです」と、打撃が試合のカギを握るとした。
また、格闘技もプログラマーも「やりたかったから始めた」という村上。「コスプレもいきなりやってみたいからやってみようという感じで始めました。(レパートリーは)そんなでもないですが、10種類はあるかなって感じです。あんまりやると(コスチュームを)置く場所がなくなってしまうので、売ってしまったりします」という。
コスプレで計量することも恒例となっており、「どれにしようか考えているところなんですけれど、どれか出せたらなと思います」と、今回もコスプレで臨むと話した。