2021年4月17日(土)東京・後楽園ホール『RISE 148』の前日計量&記者会見が、16日(金)都内にて14:00より行われた。
第3試合のアトム級(-46kg)3分3Rで対戦する、平岡琴(TRY HARD GYM)は45.95kg、小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)は45.30kgで計量をパス。その後の会見では、気の強さに定評のある両者だけにバチバチにやり合った。
小林が「明日は今までで一番調子がいいので倒します」とKO宣言すれば、平岡は「今回の試合オファーをいただいた時は自分ナメられたもんだなと思いましたが、三連敗して価値を落としたのは自分なので、リングで失ったものはリングで取り戻すしかないと思いました。やっぱり平岡強いじゃんって言われる試合をします」と、小林は自分の相手ではないと言い放つ。
互いの印象を聞かれると、小林は「この計量の場所が自分のデビュー戦の時の計量と同じ場所で、その時に平岡選手はメインでタイトルマッチをしていて、カッコいいと思っていた選手なので、今日見てもカッコいい印象と、試合は手数が多くてコンビネーションが凄く上手くて強くていい選手だと思います」と意外にも称える。
しかし平岡は「今日実際に見てみて、パワーをウリにしているだけあって肩回りの筋肉が凄いと思いました」と評価したと思いきや、「でも腹回りがポチャポチャだったのでちゃんと仕上がっていないなと。明日は相手の土俵であるパンチで倒したいと思います」と挑発した。
この試合は平岡が2014年の極真会館全日本女子ウェイト制空手道選手権軽量級優勝、小林が2019年の正道会館全日本空手道選手権大会軽量級優勝の実績を持つため“空手対決”という図式があるが、小林は「空手対決といっても全然スタイルが真逆なので。面白い試合ができるのが自分のスタイル。倒すと言って倒せないのが平岡選手のスタイルなので、ぜひ倒しに来てください」と挑発を返す。
すると平岡はニヤリと笑みを浮かべ、「まず空手対決に関しては意識していなくて、メインに出る田渕選手がザ・空手スタイルなのでその辺はあまり意識ないです。スタイルも違うし、私はどっちかと言うと蹴り技系なので。それと今の発言にムカついたので、しっかり失神させてやろうと思います」と言い、場内をどよめかせた。
また、平岡は同門の後輩である宮崎小雪がアトム級の王者となったため、今後は何をモチベーションにするのかと聞かれると「この試合に集中しているので考えてなかったんですが…私は全然同門対決をやってもいいと思っています」と答えてまたも場内をどよめかせる。
同時に「減量がキツいので階級を上げるのもいいですね。まずこの試合に勝ってから、今後のことは決めようと思っています」と階級を上げることも視野に入れていると答えた。