プレリムで元RIZINアルブレックソンがネムコフ兄と対戦、前女王バッド、フェザー級にカルバーリョ、ソウル・ロジャースも出場
プレリムにも、ビッグネームや実力者たちが出場する。
2020年1月にクリスチャン・サイボーグに敗れるまで11連勝を飾っていた前女子フェザー級王者で現1位のジュリア・バッド(カナダ・MMA14勝3敗)が、MMA9勝5敗のダイアナ・シルバ(ブラジル)と対戦する。
同じくプレリムには、ジュリア・バッドの夫で元UFCファイターのランス・ギブソンの息子ランス・ギブソンJr.(カナダ)も出場(6勝2敗のマーカス・シュリンと対戦)、親子でサークルケージ揃い踏みとなる。
2020年11月にフェザー級王者のパトリシオ・フレイレに挑戦したペドロ・カルバーリョも出場。“マオリ・キッド”ジェイジェイ・ウィルソンと対戦する。
フェザー級7位のウィルソンはBellator6連勝中(MMA7勝無敗)。2020年11月の前戦ではMMA4連勝中だったセルジオ・デ・バリを右オーバーハンドでわずか20秒でパウンドアウトしており、4位のカルバーリョに勝利すれば、一気にランクアップが望めるカードだったが、146.75ポンド(66.56kg)で体重超過となっており、キャッチウェイトでの試合となる。
同じフェザー級では、日本の「Real 2」に出場した寝技師ソウル・ロジャース(英国)も参戦。ロジャースは、「TUF22」欧州チームでライアン・ホール、マルチン・ゾセックに勝利するなど4連勝もビザ問題で離脱しており、その後、ACBを経てBellatorに参戦し、2勝1敗。2020年10月にはアルビ・メジドフをリアネイキドチョークで極めている。
メインと同じライトヘビー級には、RIZINでワジム・ネムコフにスプリット判定で勝利しているカール・アルブレックソン(スウェーデン)が参戦。ワジムの実兄で元PFLのヴィクトル・ネムコフ(ロシア)と対戦する。
2017年12月のRIZINで現UFCのイリー・プロハースカ(※5月2日にドミニク・レイエスと対戦)に敗れたアルブレックソンだが、uperior Challenge、RIZINで3連勝。2019年10月のBellator初参戦でいきなりフィル・デイヴィスと対戦し、3R TKO負けを喫したが、2020年11月の前戦では、Superior Challengeで元UFCのアミウカウ・アウベスに2R TKO勝ちで再起を果たしている。
対するヴィクトル・ネムコフは34歳でMMA30勝7敗1分。M-1チャレンジで連勝後、ロシアRCCで現UFCのクリッドソン・アブレウには一本負けしたものの、以降4戦負け無し。PFLで2連勝し、2019年10月の前戦ではヴォルク・アターエフとドロー。今回がBellatorデビュー戦となる。27歳のアルブレックソンはネムコフ兄弟からの白星で、GP開催中のライトヘビー級戦線で存在感を示すか。
また、ウェルター級では、元立ち技ファイターの因縁の再戦もマッチアップ。
GLORYで活躍し、Bellatorキックボクシングで8戦全勝のレイモンド・ダニエルズ(米国)が、GLORYで2019年に2連勝しているピーター・スタノニック(米国)と対戦する。2020年9月の前戦では、ダニエルズの左後ろ廻し蹴りがスタノニックの下腹部に入り、ノーコンテストとなっているため、仕切り直しで決着がつくか。
ダニエルズは40歳ながらMMAでも2勝1敗で、スピニングバックキックを武器にBellator Kickboxingでは世界ウェルター級王者にも輝いている。対する対するスタノニクもGLORYでの活躍前に、MMAでは5勝4敗で、LFAで1勝1敗の戦績を持つ。
A gentle reminder that Raymond Daniels is back in action this Friday at #Bellator257 pic.twitter.com/DNQKGBoMOf
— Michael Morgan (@mikewhoatv) April 14, 2021
プレリミナリーから見逃せない「Bellator 257」は日本では、Bellator公式YouTubeチャンネルで配信予定だ。