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2021年4月2日(日本時間3日)に米国コネチカット州モヒガン・サン・アリーナで開催された「Bellator 255: Pitbull vs. Sanchez 2」で米国デビュー、女子フライ級でアレハンドラ・ララ(コロンビア)に判定勝ちした渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)がランキング5位から4位にランクアップ。さらに女子パウンドフォーパウンドでも8位にランクインした。
6日(日本時間7日朝)にBellatorが新ランキングを発表。4位だったララを下した渡辺が順位を入れ替え、トップ3に肉薄した。
◆Bellator女子フライ級
C. ジュリアナ・ヴェラスケス (11-0)
1. イリマレイ・マクファーレン(11-1)
2. リズ・カモーシュ (14-7)
3. デニス・キーホルツ (6-2)
4. 渡辺華奈 (10-0-1) ※1ランクアップ
5. アレハンドラ・ララ (9-4) ※1ランクダウン
6. ケイト・ジャクソン (11-5-1)
7. ヴェータ・アルテアガ (5-4)
8. マンディ・ボハム (7-0)
9. ヴァレリー・ルレーダ (3-0)
10. ブルナ・エレン (5-3)
しかし、ここから上は怪物ぞろい。
王者のジュリアナ・ヴェラスケス(ブラジル)は、2020年12月にイリマレイ・マクファーレン(米国)を判定で下し、新王者となった大型ファイター。2010年柔道PJCワールドカップ70kg級5位と、渡辺が得意とする柔道技にも耐性が強い。
1位で前Bellator世界女子フライ級王者のマクファーレンも黒星はヴェラスケス戦のみ。3年以上ベルトを保持し、防衛回数も4度を数えていた。打撃・組みともに強く、渡辺のストロングポイントである寝技でも、エディ・ブラボー流10thPlanet柔術のエキスパートとして極めの強さを誇る。
2位のリズ・カモーシュ(米国)は元UFCファイター。ロンダ・ラウジーの女子バンタム級王座とヴァレンチーナ・シェフチェンコが持つ女子フライ級王座に挑戦経験を持つウェルラウンダーで、相手の穴を突ける強者だ。
そして、3位のデニス・キーホルツ(オランダ)はBellatorキックボクシング世界女子フライ級王者。オランダのU15柔道王者、U17で準優勝、U20では銅メダルを獲得しており、強い組みと打撃でMMA6勝2敗。MMAデビュー戦と2018年にアルテアガにギロチンで一本負けも、以降4連勝を飾っている。
果たして渡辺は、上位陣とどこまで戦えるか。