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【Bellator】渡辺華奈が4位にランクアップ!「もっと上のランキングの選手と戦いたい」──トップ5の顔ぶれは?

2021/04/07 11:04

渡辺「もっと打撃を混ぜてテイクダウンしたかった」

 北米初戦でララを相手に打撃で背中を向ける場面も見せた渡辺だが、組みの圧力、柔道の投げを活かしてテイクダウン&コントロールで相手を削り、スプリット判定を制している。

 試合後の会見では、「もっと上のランキングの選手と戦いたいです」と語り、目標としている「3戦でタイトルマッチ」を実現したい考えを示した渡辺だが、いかにスタンドの課題を克服するか。今回のように引き手・釣り手が取れない相手が増えてくるなか、上位陣と対するには、その課題を克服する必要がある。

 入場時のコスチュームとして着用している柔道衣を、試合直前に下衣は脱ぐように命じられ「柔道衣の下、入場直前に急に没収。とても悲しい」と戸惑った渡辺だが、試合では大外刈、小外掛け、払い腰と得意の投げで形勢を逆転している。

「1R目は相手選手の体力がマックスだったので難しかったですけど、1R目の後半からどんどん上げていこうと思っていました」という通り、競り合いに負けず、苦しい展開を厭わずに後半でトップを奪ったことは今後に生きてくる。

「柔道の投げは身体が勝手に、自然と出ました」と振り返る渡辺は、スプリット判定になったことを「すごく心配しました」というが、「ララ選手がすごく強い選手なので、勝てたことが嬉しいです」と顔をほころばせた。

 今後の課題を、「練習してきたことがあまり出せなかったですけど勝てたことは良かったです。次までにはもっと一本を獲りにいくのと、ストライキング(打撃)を混ぜてテイクダウンをしたかったので、ストライキングの強化をしたいと思います」と語った渡辺。

 全米デビューを果たし、「もっと上のランキングの選手と戦いたいです。Bellatorのチャンピオンは柔道がとても強いですね。私もまだ一度も負けてないですけど、この記録をどんどん伸ばしたいと思います」と、無敗のまま王座挑戦を掲げた。“柔の美獣”はどこまで上るか。

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