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【Bellator】パトリシオがサンチェスをギロチン葬で王座防衛&GP決勝進出、渡辺華奈がスプリット判定勝利! ジャクソンが4連勝、ウスマン、マゴメドフのダゲスタン勢が快勝

2021/04/03 08:04
 2021年4月2日(日本時間3日)、BellatorがバイアコムCBS傘下の「Showtime」と独占テレビ契約を結んだライブ中継の最初の大会となる「Bellator 255: Pitbull vs. Sanchez 2」が、米国コネチカット州モヒガン・サン・アリーナで開催された。  メインではフェザー級GP準決勝で、同級王者のパトリシオ・フレイレ(ブラジル)が、挑戦者エマニュエル・サンチェス(米国)と対戦。1Rにカウンターのワンツーでダウンを奪ったパトリシオがギロチンチョークでサンチェスを失神させて王座防衛&GP決勝進出を決めた。  また、メインカード第1試合では、ピョートル・ヤンに勝利しているマゴメド・マゴメドフや元UFC&ONEのロジャー・フェルタらがプレリムに並ぶなか、日本のRIZINから参戦した女子フライ級5位の渡辺華奈がBellator本国デビュー。コロンビアのアレハンドラ・ララ(4位)をスプリット判定で下し、初陣を勝利で飾っている。 [nextpage] Bellator 255: Pitbull vs. Sanchez 2 試合詳報 【Main Card】▼Bellator世界フェザー級選手権&ワールドGP準決勝 5分5R〇パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ(王者・ブラジル)144.1ポンド(65.36kg)[1R 3分35秒 ギロチンチョーク]×エマニュエル・サンチェス(挑戦者・米国) 144.5ポンド(65.54kg)※パトリシオが王座防衛&決勝進出  メインイベントはフェザー級ワールドGP準決勝&同級王座戦。  パトリシオはライト級&フェザー級の二階級制覇王者。31勝中22試合をフィニッシュしており、19年5月にマイケル・チャンドラーを61秒殺。1回戦では階級を上げたフアン・アーチュレッタに判定勝ち、11月の準々決勝ではペドロ・カルバーリョを右クロスで130秒でTKOに下している。  対するサンチェスは、GPでタイワン・クラクストンを三角絞め、2020年11月の前戦でダニエル・ウェイチェルを判定で破り、4強入りを果たしている。パトリシオとは2018年11月の王座戦で対戦し、判定負けしており、今回は2度目の王座挑戦にしてリヴェンジマッチとなる。  ブラジル国歌で入場のパトリシオ。細身のサンチェスと対峙すると7cmの数字以上に身長差が際立つ。  1R、ともにオーソドックス構え。左ハイで牽制するサンチェス。は左インローも。じりじりと圧力をかけるパトリシオは左から右をボディに。今度は左から右を顔面へ。ブロックするサンチェスは左ミドル、右ロー。パトリシオも右カーフを当てて右ストレートを叩き込む。  右ローはサンチェス。サンチェスの入りにカウンターのワンツースリーはパトリシオ。さらに、サンチェスの左の蹴りにカウンターの左フック、続けて右ストレートはパトリシオ!  ダウンし立ち上がってきたサンチェスにパトリシオはアームインギロチンへ! クローズドガードに入れてがっちり絞めてスクイーズするとサンチェスは力が抜けてヒザが折れる。なおもパトリシオはクローズドを組み直して絞め上げると、「落ちてる」とアピール。  レフェリーが、首を絞められ座ったまま動かないサンチェスの左手を触り、反応が無いことを確認し、ストップした。パトリシオが王座防衛に成功し、GP決勝に進出。  コーナー戻ったパトリシオはカメラに向かって、「世界ナンバーワン、ピットブルだ!」と咆哮。  ケージのなかでビッグ・ジョン・マッカーシーから「素晴らしいサブミッションの勝利、完璧にペースをコントロールし、完璧なレフトフックは効いてると分かっていたか?」と問われたパトリシオは、「相手は素晴らしいファイターだが、自分はここぞという瞬間を狙ってた。彼が行き詰まるのが分かっていたから、そこから完璧に繋げていけた」と回答。  さらにフィニッシュについて、「自分にとってはノーマルな動きで、柔術を得意とする自分にとって好ましいポジションをとって、彼の首を捕えたまでだ」と、いつもの動きのなかで、3連勝中の強敵を極め切ったことを語った。  試合後、決勝戦の相手のAJマッキーがケージイン。パトリシオと握手をかわすも、中央に歩み寄ると、AJが「お前をグラウンド&パウンドしてやる」と挑発し、互いに舌戦。スタッフが両者を分けた。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R×ネイマン・グレイシー(ブラジル)170ポンド(77.11kg)3位[判定-0-3] ※28-29×3〇ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)170.9ポンド(77.51kg)6位  コ・メインイベントでは、9連勝からローリー・マクドナルド戦の判定負け後、2020年9月のジョン・フィッチ戦でヒールフックで一本勝ちしたネイマン・グレイシー(ブラジル)が、11月の前戦でベンソン・ヘンダーソンに判定勝ち、ジョーダン・メイン、ストラッサー起一にも判定勝ちするなど3連勝中のジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)と対戦。  1R、ともにオーソドックス構え。シャープなワンツーを打ち込むジャクソン。右の蹴りの打ち終わりに組み付くネイマンだが、潰そうとするジャクソン。下になるが、ハーフから足を引き巧みに脇を潜るネイマンはバックテイク! ジャクソンの身体を伸ばしリアネイキドチョークを狙うが、うつ伏せのままジャクソンは首を守る。  正対するジャクソン。右で差して起き上がろうとするがアイポークでドクターチェック。再開からリバースして上になり立ち上がるジャクソン。ボディロックからネイマンをテイクダウンも深追いせず。立ち上がるネイマンに四つから小外がけでテイクダウン。ネイマンはガードの中に入れて煽る。  2R、右のカーフキックを効かせるジャクソン。ネイマンは組んでボディロックテイクダウンからすぐにバックテイク。立ち上がるジャクソンに右足をかけて崩そうとするが、ジャクソンは正対して突き放す。  なおも四つに組み、小外でテイクダウンはネイマン。金網背に座るジャクソンに、片足を上げて支点を潰そうとするネイマン。両ヒザ裏でクラッチから足を束ねて右足で組もうとするが、足を抜くジャクソンは背中を着けず。腰を殺しながらボディロックを続けるネイマン。  3R、右カーフキックを蹴るジャクソン。左右で前に詰めるネイマンを右にかわし、右カーフキック! ネイマンは後ろ蹴りから組みに行くが切るジャクソンは左ジャブから右フック。嫌ったネイマンが伸ばした左手のオープンハンドによるアイポークで中断。  再開。ジャブの刺し合い。右で差して組んだネイマンはなおも小外も、押し潰したジャクソンがマウントに。ここですぐに足を戻すネイマンは下からダブルアンダーで両脇を差すと、ジャクソンを煽りスイープ狙い。下から両足も4の字で束ねるネイマンが脇を差してスイープへ! 両足を束ねられながらポスチャーを保つジャクソン。ゴングに両者ともに両手を挙げる。  判定は3-0(29-28×3)でジャクソンが勝利、3位のネイマンの寝技を凌ぎ、ジャブ&ロー、右のカーフキックを効かせた6位のジャクソンが4連勝をマークした。 [nextpage] ▼ヘビー級 5分3R〇ティレル・フォーチュン(米国)251.2ポンド(113.94kg)6位[1R 3分16秒 TKO]×ジャック・メイ(米国)264.3ポンド(119.88kg)  ティレル・フォーチュンはNCAAディビジョン2王者で、NJCAAも2度制している。双子の兄弟タイリーもMMAファイター。MMA9勝1敗1NCで、Bellatorではティモシー・ジョンソンに初黒星も、11月のサイド・ソウマ戦の判定勝利で再起を遂げている。  メイはMMA11勝7敗。2020年9月のフォーチュンとの試合でローブローでノーコンテストとなっており、今回の再戦に臨む。ベアナックルファイトの経験もあるが、近年は黒星先行だ。  1R、メイの左ジャブの打ち終わりにシングルレッグでテイクダウンはフォーチュン。金網まで這うメイはパウンドを受けながらも立ち上がるが、ボディロックのフォーチュンが前方に崩す。なおも立ち上がるメイにダブルレッグテイクダウンはフォーチュン。背中をつかせるとパウンドを打ち込む。  ハーフからマウントを奪うフォーチュンはパウンド&ヒジを連打。打たれるがままのメイだが、レフェリーは止めず。長いパウンドの末にようやくレフェリーが間に。フォーチュンは怒りの叫びとともに離れた。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇ウスマン・ヌルマゴメドフ(ロシア)155.2ポンド(70.39kg)[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×マイク・ハメル(米国)155ポンド(70.31kg)  無敗のUFC世界王者として引退したハビブ・ヌルマゴメドフの従兄弟で、同じく無敗(11勝0敗)のウスマン・ヌルマゴメドフのBellatorデビュー。2020年8月の前戦でアダム・ボリッチにスプリット判定の接戦を繰り広げたマイク・ハメル(米国)と対戦する。ウスマンのセコンドにはハビブ・ヌルマゴメドフの姿。  1R、ともにサウスポー構えから。左ローから右のブラジリアンキックを顔面に当てるヌルマゴメドフ! 跳びヒザのハメルをさばくと後ろ蹴りをボディに突く。さらに左ボディストレートと腹を狙うヌルマゴメドフ。  サイドステップでハメルの正面に立つヌルマゴメドフ。ハメルは左カーフキック。さらにワンツーで前へ。ヌルマゴメドフも左から右の蹴りに繋ぐ。スイッチしての右ミドルはヌルマゴメドフ! さらに右ジャブにハメルは顔から出血。ヌルマゴメドフはシングルレッグも見せるが深追いはせず。ハメルは左のカーフを当ててゴング。  2R、綺麗な左右のミドルをガードの腕に当てるヌルマゴメドフ! さらに左ローも。サウスポー構えから右ミドルハイが長いヌルマゴメドフ。ハメルの右の飛び込みをかわして前手のフックを狙う。ボディロックからテイクダウン狙いはハメル。しかしすぐに立つヌルマゴメドフは、中央を取り、ハメルの入りに右のテンカオ! ハメルの組み付きにもすぐに体勢を戻す。  左カーフを狙うハメルだが、ヌルマゴメドフの重心は前足に無い。深い懐でハメルのフックをかわすと、右ハイ! 左ローの対角線攻撃も。鼻から出血が多くなるハメル。  3R、右ジャブ、右フックと前手の軌道を変えるヌルマゴメドフ。長いジャブも突き、ハメルの入りにカウンターの右ヒジ! 思い切り飛び込みボディロックしたハメルは脇を潜りスタンドバックも突き放すヌルマゴメドフは、右ヒザ! さらに鋭い右ミドル! ハメルがマウスピースを吐き出す。  オーソドックス構えになり右ミドルを当てるヌルマゴメドフ! ハメルのニータップも切り、右三日月蹴り、さらに右ミドルを効かせると、後退したハメルに対し前へ。ワンツーの打ち終わりにボディロックしてテイクダウンはハメルも正対して立ち上がるヌルマゴメドフは右ミドル! 身体がくの字になるハメル。サウスポー構えに戻すヌルマゴメドフ。左右の蹴りでハメルの突進をさばく。  ハメルも気持ちを切らさず拳を振りチャンスを掴もうとするが、そこにヌルマゴメドフはジャブ! 綺麗な顔のままゴングを聞いた。判定は3-0でウスマン・ヌルマゴメドフが勝利。12連勝をマークしたウスマンは、サークルケージの中央でハビブ・ヌルマゴメドフ、AKAのハビア・メンデスらと記念撮影に収まった。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R×アレハンドラ・ララ(コロンビア)124.2ポンド(56.33kg)4位[判定1-2] ※28-29×2, 29-28〇渡辺華奈(日本)124.8ポンド(56.6kg)5位  メインカードに抜擢された渡辺は、柔道で2016年アジアオープン準優勝、ヨーロッパクラブ選手権準優勝などの実績を残し、MMAに転向。2017年12月3日にDEEP JEWELSでプロデビューを果たすと、RIZINにも出場。両団体を主戦場に9勝1分といまだ無敗を誇る。2019年12月のRIZIN×BELLATOR対抗戦では3連勝中だったイララ・ジョアニを、3R TKOで破っている。  対するアレハンドラ・ララは、現在2連勝中。前戦は2019年12月にヴェタ・アルテガに判定勝ちしており、渡辺同様に1年3カ月ぶりの試合となる。Bellatorでは3勝2敗で王座挑戦経験を持つ。2018年6月にイリマ=レイ・マクファーレンのフライ級王座に挑戦したが、3R 腕十字で一本負け。また、2018年12月には、後に王者となるジュリアナ・ヴェラスケスとも対戦しスプリット判定で敗れている。   前日計量では、コロンビアの蝶をモチーフにした華麗なコスチュームで登場したララは、試合ではボディロックテイクダウンから力強い寝技を駆使する一方で、足を止めての打ち合いも辞さないアグレッシブなファイターだ。組みでは渡辺に分があるが、サウスポー構えからの軸足を返して伸ばす左ストレート、前手の右フック。さらに左のハイキック・サイドキックなど、オーソドックス構えの渡辺に注意が必要な攻撃を備えている。  勝負のポイントとなるのは、渡辺の打撃の成長と、組み際の柔道の足技による崩し、そして投げ。グラウンドでは絶対的な自信を持つ渡辺が、いかにスタンドで立ち会うかで+130のアンダードッグの渡辺と、-167でフェイバリットのララのオッズも大きく動くだろう。  前日公開計量で“鬼滅カラー”の赤髪で登場し、日の丸をイメージさせるトップとショーツ姿でガッツポーズを披露した渡辺は、本誌を通じてファンに、「無事計量をクリアできてよかったです。あとは勝ちにいくだけです。試合ができることに感謝し、全力で戦ってきます!」とのメーセッジを寄せている。  1R、サウスポー構えのララに、オーソドックス構えの渡辺。ララの左に顔を背け、半身になって金網に詰まってしまう渡辺だが、足払いでテイクダウン。蹴り上げで立とうとするララのサイドバックにつき崩そうとするが、ララも中腰に。クラッチに力を使う渡辺だが、立ち上がるララ。  右を振る渡辺。ララの左の蹴りを掴むとボディロックから小外がけテイクダウン狙い。これを潰したララがマウントに! 亀から立とうとする渡辺の身体を伸ばそうとするが、渡辺も亀になり中腰から落として立ち上がる。  オーソから右を振る渡辺。しかしララの左フックを被弾する。左ローを狙うララ。左ストレートと渡辺の右が交錯。渡辺も右をヒットさせる。引き手を掴んだ渡辺は投げを狙うが、手を抜いたララが左ローをヒット! ララのラウンドに。  2R、右ローから入る渡辺。首後ろの奥襟をつかんで投げを狙う渡辺だが、そこにクリンチボクシングのララが右をヒット! 腰を落とす渡辺だが、右を差して払い腰テイクダウン! サイドを奪うが、ララは下から左足に足関節狙いからハーフガードに。それを潰してレッグドラッグの形から右で脇を差しパスを狙う渡辺。  ハーフから鉄追は渡辺だが、ララも下からヒジ! スタミナを使ったか。ララのリーバーサルに渡辺が下に。ハーフガードの渡辺は下からキムラクラッチを狙いバックへ! 両足を巻くが手を掴まれ有効な攻撃が出せない。ついに手を抜いた渡辺がパウンド、腕十字狙いもゴング。両者ともにすぐには立ち上がれない。打撃のララ優勢か、後半の渡辺のポジションでイーブン、渡辺のラウンドともとれる2Rに。  3R、左で飛び込むララ。近づく渡辺は引き手を取りに行くが崩せていない。右で差して四つに組む渡辺は大外で崩してテイクダウン! 1分30秒、早い段階でテイクダウンを奪うが、足を戻すララも下から鉄槌。上の渡辺は手数が欲しい。  右足をパスしハーフの渡辺。左で差してリバーサルを狙うララ。脇は差せずも右で枕に巻き抑え込んで左でボディに細かいパウンドは渡辺。リバーサルを許さない渡辺が上のまま細かいパウンド。左で脇を差し、肩固め狙いも腕を戻すララ。立ち上がろうとするララを小手に巻き内股で投げて崩したところでゴング。最終ラウンドは渡辺だが……。  判定は2-1(29-28×2,28-29)。渡辺は一瞬悔しそうな表情を浮かべたが、コールは渡辺。苦しみながらも北米デビューを勝利で飾った渡辺は、最後はガッツポーズでケージを後にした。  RIZIN女子では、20年7月にUFCに参戦した村田夏南子が同年11月のランダ・マルコスとのUFCデビュー戦で判定勝ち。6月19日(現地時間)にヴィルナ・ジャンジローバ(UFC2勝2敗・MMA16勝2敗)を相手に2戦目が決定しており、躍進が続くか。 [nextpage] 堀口恭司に強敵現る、マゴメドフが一本勝ち! 【プレリミナリー】 ▼バンタム級 5分3R〇マゴメド・マゴメドフ(ロシア)135ポンド(61.24kg)6位[2R 1分22秒 リアネイキドチョーク]×シージェイ・ハミルトン(米国)134.4ポンド(60.96kg)  前UFC世界バンタム王者ピョートル・ヤンと1勝1敗のマゴメド・マゴメドフ(ロシア)は、バンタム級で堀口恭司のライバルの一人。ダゲスタンの武術寄宿学校「パエ・ストロン・スヴェタ(世界の五方位)」出身だ。今回は、2連勝中のシー・ジェイ・ハミルトン(米国)と対戦する。  マゴメドフは12月の前戦で元ACBファイターのマテウス・マトス(ブラジル)を判定3-0でドミネートしている。対するハミルトンはTitan FC、LFA、DW's Contender Series 等を経て、2019年6月のCombate40 でのスプリット判定勝利以来の試合。  1R、オーソドックス構えのマゴメドフは右の後ろ廻し蹴りで牽制。かわすサウスポー構えのハミルトンは細かくステップ。右ローをつかむマゴメドフは左を差されるが小手に巻いて払い腰! すぐに立ち上がるハミルトンは左で差して離れる。  シングルレッグテイクダウンはマゴメドフ。しかしハミルトンはスイッチから脇を潜り立ち上がりに成功。前手の右を振ってそのままオーソドックス構えとなるハミルトン。  しかし詰めるマゴメドフはなおもシングルレッグで引き出してテイクダウン。すぐにパスガード。ハミルトンの立ち上がり際をギロチン狙い、さらにパウンドし、ハミルトンが背中を見せたところでバックマウントへ。正対するハミルトンは足を戻すがマゴメドフのパウンド連打に亀で防戦一方に。マゴメドフはバックスープレックスも見せて、パウンド! ゴングに救われた。  2R、右の後ろ蹴りをボディに突くマゴメドフ。なおもバックキック。右の跳びヒザで詰めると、左で差すハミルトンは頭を下げたマゴメドフにギロチンへ。しかし頭と対角にパスしているマゴメドフは難なく頭を抜くとサイドからパウンド。背中を見せて立とうとしたハミルトンのバックへ跳び乗りスタンドでバックへ。最後はオタツロックから引き倒し、グラウンドでうつ伏せとなったハミルトンをパームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R〇マンデル・ネーロ(カナダ)154.9ポンド(70.26kg)[1R 3分23秒 TKO] ※右スーパーマンパンチ×ヒカルド・セイシャス(ブラジル)154.9ポンド(70.26kg) ▼ウェルター級 5分3Rムカメド・ベルカモフ: 173.8ポンド(78.83kg)ハーマン・テラド: 169.5ポンド(76.88kg)※Fight has been cancelled ▼ミドル級 5分3R×ファビオ・アギラル(ブラジル)187.7ポンド(85.13kg)※体重超過[判定0-3] ※28-29, 27-30, 27-30〇ハリド・ムルタザリエフ(ロシア)183.6ポンド(83.27kg)  ハリド・ムルタザリエフ(ロシア)が判定3-0で勝利し15勝2敗に。体重超過のファビオ・アギュラル(ブラジル)は17勝2敗となった。 ▼160ポンド契約 5分3R×ロジャー・フエルタ(米国)159.4 ポンド(72.3kg)[3R 3分01秒 TKO] ※バックマウントからパウンド〇クリス・ゴンザレス(米国)159.2 ポンド(72.21kg) ▼ライトヘビー級 5分3R〇ジョゼ・アウグスト(ブラジル)203.2ポンド(92.16kg)[1R 4分58秒 肩固め]×ジョナサン・ウィルソン(米国)204.2ポンド(92.62キロ) ▼ウェルター級 5分3R〇ローマン・ファラルド(米国)171.1ポンド(77.6kg)※体重超過[1R 1分30秒 TKO]×トレバー・グッデ(米国)170ポンド(77.11kg) ▼ミドル級 5分3R〇ジョーダン・ニューマン(米国)185.1ポンド(83.95kg)[2R 2分30秒 TKO] ※クルスフィックスからヒジ×ブランコ・ビシック(米国)183.8ポンド(83.41kg)
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