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【RIZIN】朝倉海は“スペシャルシステム”を発動せず「1回戦は誰でもよかった」、全選手コメント

2021/03/26 19:03
【RIZIN】朝倉海は“スペシャルシステム”を発動せず「1回戦は誰でもよかった」、全選手コメント

2番を引いた朝倉海(右)は迷わず1番の渡部修斗の隣を選んだ

 2021年3月26日(金)都内にて、5月開幕の「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント 1st ROUND」の「組合せ抽選会」および会見が行われた。

 16人参加の同トーナメントは、5月23日(日)に東京ドームにて1回戦4試合が行われ、翌週の5月30日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市立中央体育会館)にて1回戦残り4試合が行われることが発表された。2nd ROUNDは9月中~下旬に関東圏近郊で開催し(東京五輪の開催有無によって会場が決まる)、大晦日の準決勝・決勝戦に勝利したGP優勝者が、王者・堀口恭司(アメリカントップチーム)への挑戦権を得ることになる。


 トーナメントの組み合わせ抽選は、RIZINの出場回数が多い順(回数が重なった場合は五十音順)からディスティニーボックスに入れられた封筒を引き、その中に入っている1~16の数字が書かれた札の順番でA~Hの好きな場所を選ぶというシステム。


 さらに、スペシャルシステムとして「さらにワクワクしていただこうということで、ベラトールのスコット・コーカーがアクセントを加えていてそれをパクらせていただいて、16名選出する中で先週の日曜日まで朝倉選手は出るか出ないか迷っていました。でも会場の皆さんの声援で出ることを決めてくれた。それでこのGPに重さが増しました。

 それでもやっぱり世界のランキングを見てもRIZINとしても前王者ですから、リスペクトをもって朝倉選手に1回だけスイッチできる権利を渡します。権利を使うかどうかは任せます」と、全対戦カードが決定したところで、朝倉が別枠の選手とチェンジできる権利が渡された。


 出場回数10回の朝倉海(トライフォース赤坂)と元谷友貴(フリー)、5回の石渡伸太郎(CAVE)と扇久保博正(パラエストラ松戸)、3回の井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)と大塚隆史(T GRIP TOKYO)と瀧澤謙太(フリー)、2回の金太郎(パンクラス大阪稲垣組)と渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)、1回の倉本一真(修斗GYM東京)と獅庵(パラエストラ大阪)、そしてアラン“ヒロ”ヤマニハ(ブルテリア・ボンサイ)、伊藤空也(BRAVE)、今成正和(Team ROKEN)、岡田遼(パラエストラ千葉)、春日井寒天たけし(志村道場)の順で封筒を引いた。


 1番を引き当てた渡部はGを選び、、2番の朝倉はまよわず渡部の隣のHへ。3番の獅庵がAを選ぶと4番の大塚はその隣のBを選び、さっそく渡部vs朝倉、獅庵vs大塚の1回戦が決定。


 5番の石渡はP、6月の扇久保はスキップして石渡の隣まで行ったが、Nを選んだ。7番の倉本がK、8番の瀧澤がIを選び、9番のヤマニハは倉本の隣のLへ。10番の井上は扇久保が手を差し伸べるも石渡の隣のOを選んだ。これで倉本vsヤマニハ、井上vs石渡が決定。


 11番の今成は瀧澤の隣のJへ、12番の元谷はE、13番の伊藤はDを選択。そして14番の金太郎が伊藤の隣のC、15番の岡田が元谷の隣のF、16番の春日井が扇久保の隣のMを選び、今成vs瀧澤、金太郎vs伊藤、岡田vs元谷、春日井vs扇久保が決定した。


 そして最後にスペシャルシステムを使うかどうか尋ねられた朝倉は「どうしましょうね。でも同じ条件で勝負したいのでこのままいきましょう」と、権利を使わないとした。


 各選手のコメントは以下の通り。


獅庵
「GRACHANから来ました、パラエストラ大阪の獅庵です。(大塚と金太郎のやり取りを聞いて)なんか僕が負ける前提になっているんですけれど、しっかり面白い試合をしてKOしようと思っているので応援よろしくお願いします」

大塚(第3代DEEPフェザー級王者、第2代&5代同バンタム級王者)
「目の前に席が空いていて選んだだけですね。今、金太郎選手が言ったんですけれど、まあ、次やれるならやりたいですね」


金太郎
「このバンタム級のGPに選んでいただきありがとうございました。僕が選んだ選手を僕は名前も知らないし、でもベルトを持ってるし、強いんやろうなって選びました。とりあえず誰が相手でも試合はぐちゃぐちゃにしてやろうと思っているので、応援よろしくお願いします。あと隣に座っている選手(大塚)を本当は選びたかったんですけれど、なんかTwitterでラクな相手だとかって言われたので、次、シバき回したろうと思っています」

伊藤(GRACHANバンタム級王者)
「初めまして。第6代GRACHANバンタム級チャンピオンの伊藤空也です。まず、このRIZINに上がれたことに関係者の皆様に心から感謝したいと思います。金太郎選手、本当に大好きな選手で試合をしたいと思っていました。僕もガンガン殴り合う喧嘩上等のスタイルなので、そういうアツい試合が当日RIZINで見せられたらなと思います。よろしくお願いします」


元谷(初代&第3代DEEPフライ級王者、第7代同バンタム級王者)
「岡田選手、皆さん興味あると思うので、そういう相手でよかったと思います」

岡田(修斗世界バンタム級王者)
「RIZINファンの皆さん、始めまして。修斗バンタム級の現役チャンピオンの岡田遼です。修斗を代表してRIZINのこのトーナメントに参戦しました。元谷選手と1回戦で当たれて嬉しく思います。いい試合しましょう」


渡部(初代Fighting NEXUSバンタム級王者)
「自分にも選ぶ権利がありませんでした。予想外なんですけれど全力で戦った勝ちたいなと思っています」

朝倉(第3代RIZINバンタム級王者)
「このトーナメント出場することは悩んだんですけれど、負けた状態で海外に挑戦するのも違うと思うのでここは圧倒的に優勝して海外に挑戦したいと思います。僕が勝ち進むことで日本の格闘技が一番盛り上がると思うので、優勝は通過点でその先を目指して頑張りたいと思います。1回戦は誰でもよかったのですぐに決まる相手を選びました」


瀧澤
「やるか、やるか(やられるかではなく)で敬意を持ってやりに行きます」

今成(初代&第6代DEEPフェザー級王者、初代同バンタム級王者)
「若くてイキのいい試合を見たので、やってみたいと思いました」


倉本
「選んでいただいたので2人でいい試合をして、楽しい試合をしたいと思います」

ヤマニハ(パンクラス・バンタム級1位)
「私が考えるは、相手は試合だけじゃない。みんなが強いけれど私はいい試合をやりたいだけ。いい試合をしましょう」


春日井(HEATフライ級&バンタム級王者)
「僕には選ぶ権利がなかったです。だけどこの扇久保さんと、僕はこれが運命だと思っているのでリベンジさせていただきます」

扇久保(第6代修斗世界フライ級王者)
「この道を行けばどうなるものか。以上です」


井上
「石渡選手を選んだのは8月の大会の時に指名させてもらったんですけれど、その時にまだ(石渡の怪我が治っていないため)出来ないということで。今回選ばさせていただきました。よろしくお願いします」

石渡(第2代パンクラス・バンタム級王者)
「正直言って、堅く勝ち上がろうと思っていたんですけれど一番強いヤツ来たなと思っています。もう覚悟してやってやろうと思っています」

 なお、2nd ROUNDは勝ち上がった8名を再びシャッフルして組み合わせを決める。

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