2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールにて開催された『Yogibo presents RIZIN.27』のメインイベントで、女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)に挑戦するも判定2-1で惜敗した浅倉カンナ(パラエストラ松戸)。
試合2日後となる23日には自身のYouTubeチャンネルにて、「タイトルマッチを振り返って」と題したインタビュー動画を公開した。
浅倉は「1Rでドーンともらって」しまった浜崎の右ストレートで右顔面が赤紫色に変色して腫れあがった姿で登場し、「こんな顔になってしまいましたけれど。本当ひどい顔してるよ。やられた顔なんでね。本当ダサい顔してますけれど」と言いながらも、明るく務める。
「浜崎さんには感謝しかないです。試合決まってから会見の日、自分の名前を検索したんだよね。そうしたらほぼ全員が『いや、まだ早いだろ』『結果見えてる』みたいな感じだったの。もう本当悲しくって。でも、まあそうだよなと思いながら、もうその日からTwitterを見るのをやめて。自分の気持ちだけを信じて、自分に集中して余計なものは入れないようにと思って。試合決まってから本当にベルトよりリベンジしたかったなっていう(思い)の方が多いけど。(試合まで)やってきて、終わって結果は負けてしまったけれど凄い楽しかったなって」と、Twitterで流れる自分不利の予想を目にしないようにTwitter断ちをしていたという。
「浜崎さん強かったから、不安でいっぱい練習して、大丈夫って言い聞かせてやった感じかな」と不安があったことを吐露し、「今だから言っちゃうけれど、カーフとか、バックブローとか、あとアームロックの対処、投げられた後の対処、ロープ際、浜崎さんは右手が強いので右の対処…本当に細かく全部やってきて。まあ100%ではないけれど作戦は8割ハマったかなって。だけど自分の実力不足で勝てなくて」と、チーム全員で考えたという対策はほぼハマっていたと振り返る。
1Rのスロースターターな部分がよくなかったと振り返り、「1Rも打ち合いにきたじゃん、浜崎さんが。思いっきり打ち合ってやろうと思ったの、メインだし。盛り上げてやろうと思ったんだけれど、全然強すぎて浜崎さんが」と、浜崎の打撃が予想以上に強かったと振り返った。
悔しさはありながらも現時点での実力を出し切ったとの想いはあるのか「凄い楽しかった」と、試合を楽しめたという浅倉。最後には「ベルトまでまた順番は下がってしまいましたけれど、一気に駆け上がって、また浜崎さんが持っていると思うベルトに挑戦したいと思います」と、ここから最短距離で再び浜崎とのタイトルマッチに辿り着いて見せるとの決意を語った。