2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催された『Yogibo presents RIZIN.27』の大会終了後、榊原信行RIZIN CEOが今後の構想について語った。
5月の東京ドーム大会構想を明かした榊原CEOは、その中でバンタム級ジャパンGPを16人トーナメントによって開催、東京と大阪で4試合ずつ計8試合のファーストラウンドを行うとした。ファーストラウンド出場16名は今月中に決定し、抽選によって1回戦の組み合わせを決める予定だという。
このバンタム級ジャパンGPの優勝者が、堀口恭司(アメリカン・トップチーム)の保持するRIZINバンタム級王座への挑戦者になるのか、と再確認された榊原RIZIN CEOは次のように答えた。
「間違いなくジャパンGPを制した者が、次のバンタム級のタイトルに挑む最右翼だと思っています。ただ堀口選手に関して言うと、本人と今話しているのは8月後半から9月にベラトールで先に(ベラトールのバンタム級)タイトルマッチに挑みます。それはベラトールのタイトルですから獲る獲らないはありますけれど、今年の年末はベラトールのホーム・アウェーでダリオン・コールドウェルの時とは逆バージョンでRIZINのベルトを懸けてベラトールのバンタム級の、堀口が先に勝てば前チャンピオンとリターンマッチと言うことになります。堀口には堀口のドラマで進んでいきますから、ジャパンGPと同日にバンタム級タイトルマッチということになるので、そこで堀口が勝てば次はそのジャパンGPで勝った人とやるのが必然の流れかなと思っています」
(写真)堀口とタイトルを懸けて連戦するのは現王者アーチュレッタ(左)か、次期挑戦者ペティスか(C)Bellator つまり、堀口は8月末か9月にベラトールに参戦し、かつて自分が保持していた(怪我のため返上)ベラトールのバンタム級王座に挑戦(現時点ではフアン・アーチュレッタが王者。5月にセルジオ・ペティスと初防衛戦)。結果に関わらず、同じ相手と今度はRIZIN大晦日大会で堀口のRIZINバンタム級王座を懸けてのタイトルマッチで再戦するという。さらに「ジャパンGPと同日にバンタム級タイトルマッチということになるので」との言葉から、バンタム級ジャパンGPの決勝戦も大晦日に行われるようだ。
なお、「堀口恭司と5月の大会へ向けて話をしているところなので、タイトルマッチにはならないけれど次のベラトールのチャンピオンシップへ向けて、プラスになるような外国人選手とのカードがあってもいいんじゃないかと思っています」と榊原CEOは話しており、予定される東京ドーム大会で次戦を組むべく交渉中であることも明かしている。