FIGHT FARMの齋藤奨司は、2018年KAMINARIMON全日本大会-65kg級優勝者。RISEで2勝1敗(1KO)の戦績を残し、2020年のアマチュア修斗関東選手権フェザー級で優勝。プロ昇格を果たしたばかり。
2019年に勅使河原弘晶が持つ東洋太平洋スーパーバンタム級王座に挑戦した入口裕貴はプロボクシング戦績10勝(4KO)3敗1分で引退。MMAに挑戦し、「選ばれた選手のなかでも一番になって行こうと思っています」と意気込む。
阿部隼人もボクシング出身。U-15全国大会優勝の実績を持ち、名門日体大ボクシング部出身。EXFIGHTの柳田龍彌は、空手出身で元プロボクシング&キックボクシング出身のMMAファイターだ。
また、アスリートとして華々しい活躍をみせてきた参加者のみならず、再婚した父のDVから母や自分を守るために強くなりたいと語る漆間將生(総合格闘技道場桂塾)、ほかにも学生時代のいじめをバネに格闘技を始めた者、亡き祖母に格闘家の姿を見せたいと願う者まで、様々なバックグラウンドを持つ人材が集結、プロ格闘家への狭き門を目指してしのぎを削った。
参加者の中でも、ひときわ目を引いたのは「夢はUFCチャンピオン」と語る、最年少参加者の鈴木崇矢(16歳)。小1から新極真会・中原道場で空手に取り組み、KRAZYBEE、EXFIGHTでMMAの練習に励む鈴木は「カラテドリームフェスティバル2019」では、中3男子軽量級で41人が出場したトーナメントを勝ち抜き、優勝を果たしている。中学では陸上部で長距離走も経験しており、たしかなポテンシャルを持つ選手だ。
面接で好きな選手を聞かれた鈴木は、「自分が一番好きです!」と自己愛を覗かせ、「EXFIGHTを体で表現させてもらっていいですか?」と切り込むと、突如人文字を披露するなど、人懐こい一面も。しかし、実技試験では表情が一変。空手出身ながら、跳びつきギロチン、下からの腕十字など、長い手足を活かした華やかな動きで、MMAファイターとしての強さも見せている。
そんな鈴木に対し、メンディーは「リングに上がると全然顔色が違う」と驚き、白濱も「めちゃくちゃスター感があると思いましたね。グループに一人か二人いる、“スター性をもともと持ってるタイプ”の人」と絶賛。RIKUも、「愛される人柄も武器だと思うし、そういうキャラだからこそ豹変したときにすごいエネルギーが生まれると思う」と分析するなど、期待を寄せた。
また、審査を務める高谷裕之と岡見勇信が「根性がある」と評したボクシング経験7年の後藤龍二は、打撃スパーで激しい打ち合いの中、ハイキックでKOされるも、グラップリングでは肩固めで一本を奪取。面談では「格闘技を盛り上げるっと言ってて、あんまりパッとするのがいない。自分がそんな格闘技界を引っ張って行くようなシンプルな強さを求めた人間になっていきたい」と語るなど、存在感を見せている。
体重別でグループ分けされ、面接、立ち技スパーリング、寝技スパーリングと、試合さながらの環境で実施された1次審査を通過したのは、なんと半数以下の19名という結果に。
1次オーディションの様子を見守った白濱は、「できることならここにはいたくないなって思うくらいシビアな場」とオーディションを振り返ると、数原も「自分もボーカルバトルオーディションで身を削りながら戦ってきた経験があるので、フィールドは違えど、分かるなあという気持ちもある」と自身の経験と厳しい1次オーディションを重ね合わせ、今後の展開に注目した。
視聴者から「参加者のポテンシャルが高すぎる」「参加者全員応援したくなる」など、早くも参加者を応援する声が寄せられた『格闘DREAMERS』。特別コーチ・那須川天心による今後の練習の模様も紹介されている同番組は「ABEMAビデオ」にて見逃し配信中で、第2話は3月20日(土)夜9時より配信される。
第一次オーディション結果
合格:19名 脱落:33名
【合格者】
阿部隼人(21)
名津井颯(27)
木下悦志(20)
鈴木崇矢(16)
山内 渉 (21)
安永吏成(26)
齋藤奨司(26)
柳田龍彌(25)
岡田達磨(20)
後藤龍二(25)
源 浩宗 (23)
山本歩夢(22)
入口裕貴(23)
鹿志村仁之助(19)
高木オーディン祥多(24)
八木敬志(25)
宇佐美正パトリック(20)
漆間將生(23)
中村倫也(25)