2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K'FESTA.4 Day.1』で、芦澤竜誠(PURGE TOKYO)と対戦する第2代K-1フェザー級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)が公開練習を行った。
村越は2011年4月にプロデビュー。2014年7月には第5代RISEバンタム級王座を獲得。K-1には2017年12月から参戦し、2018年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで優勝して王座に就く。2019年3月に卜部弘嵩の挑戦を退け初防衛に成功すると8月にスーパー・フェザー級転向のため王座を返上。11月には武尊に敗れるも武尊を苦しめた。2020年3月にレオナ・ペタスに敗れて連敗を喫したが、12月の両国大会で山本直樹からダウンを奪って再起。戦績は29勝(11KO)9敗。
試合に向けて「コンディションはいつもと変わらず。めちゃめちゃいいわけでも悪いわけでもなく、ですね」と淡々と話す村越。
公開練習では得意の蹴り技を封印し、右ジャブ・左ストレートを中心に披露。対戦相手の芦澤は「3年前とは別人。自分は進化している」と繰り返しているが、村越も「自分は蹴りの選手だと思われているので、パンチもあるというところも見せたい。特にジャブは試合展開を作るうえで大事になると思うので磨きをかけています。3年前と比べたら全体的にレベルアップしている」と己のレベルアップを感じている。
対戦カード発表会見では、芦澤から「(村越の試合は)誰も会場が沸いてない。俺の試合を見て参考にしたほうがいい」という言葉も飛び出した。一連の芦澤の挑発的な発言について「そのおかげで今回の試合が盛り上がって注目されている。そこでしっかり勝ってオイシイところをもらおうと思っています」と、試合前に盛り上げるだけ盛り上げてもらって、話題になった試合で自分が勝つとニヤリ。
「芦澤選手の試合映像も見てますけれど、3年前と変わった感じはしない。インタビューでは『三日月蹴りをもらっても効かない』と言っていたので、逆に三日月蹴りを入れてやろうかなと思います」と、さらに鋭さを増したという三日月蹴りでボディを攻めようかとの予告も。
さらに村越は「あっちは調子に乗っているので、あっちが押しているシーンを少しでも作ったりするといろいろ言われると思う。だから全体を通して相手に何もさせない勝ち方をしたい」と完封宣言。「自分のいい流れになれば相手の攻撃をもらわないと思うので、その中で倒せると思ったら倒しにいく。終わってみて相手が『何もできなかった…』と思うような勝ち方が理想です」と言い放った。