「自分らしくない試合をしてしまった」と振り返るケイト
2021年3月7日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~』。その第1試合でHIME(毛利道場)に判定3-0(19-19×3マスト判定HIME)で敗れ、プロ2戦目で初黒星を喫したケイト・ロータス(KING GYM KOBE)が、しばらく試合出場を控える考えであることを明らかにした。
ケイトは自身のInstagramにて「今回の自分の試合は本当に面白みのない自分らしくない試合をしてしまったと思っています」と試合を振り返る。その言葉通り、過去2戦(セミプロ試合も含む)に比べてアグレッシブさや思い切りの良さがなく、待ちのスタイルで戦っていた。
続けて「少し休んで頭をクリアにして、また1からしっかり作り直してきます。大会も少しだけお休みます。自分の頭でしっかり反省して考え直して、上に上がれるよう技術を磨いてきます」と、しばらく試合出場を控えて技術の習得と課題のクリアに専念したいと伝えた。
また、計量時の写真を載せ、「今回の減量はフライ級より2kg落とさないといけなかったのと、わりと急ピッチで仕上げないといけなかったので色々学べたことが多かったです。階級はまず落とさずフライ級のままでいきたい。このときの自分の筋肉量と体脂肪率だと水抜きは2kgが限界」と、フライ級(-56.7kg)が現在の適正階級であることが分かったとし、減量に関して学べたとする。急激に落としすぎたことがパフォーマンスに影響した可能性を感じているようだ。計量後のリカバリーが上手くいかなかったのかもしれない。
(写真)ケイトのInstagramより計量時の写真。フライ級から-2kgはキツかったとこの時点で話していた
実際に計量後のインタビューでも「いつもはフライ級で出ていて、今回は契約体重55kgなので2kg絞らないといけなかったのでけっこうツラかったです。この体重でもいけるけれどキツいです(苦笑)。今回は55kgまでギリギリで落として、朝も半身浴で抜いてきたので無理やなって感じました。1カ月ちょっとで8kg超落としたんです」と、減量が厳しかったと話している。
また、小西優樹KING GYM KOBE代表は「最初は57kgだと想定してやっていたので、(契約体重が)55kgになった後は情緒不安定になっていましたね」とも試合前にコメントしていた。
ケイトは「食べることが本当に大好きだけど、オフの時でも出来るだけ食べるものやサプリに拘って身体を作っていきたい。サポートして頂いてるプロテイン餃子やジビエを今後もうまく活用して、さらに筋力アップを目指し、動ける身体を作っていきます」と、食生活を見直して身体作りから始めていきたいと綴っている。
「2021年はケイトの年にする」と宣言しながらもいきなり初戦で躓いてしまったが、「成長する、学ぶことが好きなので、学んで強くなれるのだったらそれ以外なにもいりません」と、MMAファイターとして進化することに何よりも喜びを感じており、この躓きを糧としてリングに帰ってきそうだ。