現在4連勝中の石井(左)が2019年11月以来のタイ人選手との対戦を迎える。ペッシラーは16歳にしてTrue4UとWPMFの2冠王で現在タイで7連勝中
2021年4月11日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて2部制で行われる『BOM WAVE04 - Get Over The COVID-19 -』の全対戦カードが発表された。
第2部(16:00開始)にはWPMF世界&BOMスーパーフライ級王者・石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)が登場。ペッシラー・ウォー・ウラチャー(タイ/Wor.Auracha)とWBCムエタイ世界スーパーフライ級(52.16kg)王者決定戦3分5Rで対戦する。
(写真)2月のNO KICK NO LIFEでは麗也を破った石井
石井はジュニアキック出身で、アマチュアでは14冠王を達成。タイを主戦場に6連続KO勝利を飾り、2017年2月にはTrue4Uフライ級タイトルを高校生で獲得。2017年6月からは『KNOCK OUT』に参戦し、2018年12月、トーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた。WPMF世界フライ級王座、IBFムエタイ世界フライ級王座、BOMスーパーフライ級王座も保持し、那須川天心に対して“西の神童”と呼ばれている。2月の『NO KICK NO LIFE』では麗也を判定3-0で破った。戦績は32勝(16KO)10敗2分。
(写真)石井は7月に開催が決まったRISEの53kgトーナメントへの参戦を表明している
ペッシラーはサウスポースタイルのフィームー(ミドルキックを主体にして離れて戦うテクニシャンタイプ)。現在タイでは7連勝中でポイントをとるのがとても上手く、KO率はそこまで高くないがタイのギャンブラーには人気の高い選手だという。True4U 108ポンド王座とWPMF世界ライトフライ級王座を保持していた16歳。2019年12月のBOMに来日し、WPMF世界ライトフライ級(48.99kg) 王座決定戦で当時ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者だった竜哉・エイワスポーツジムと対戦。左ミドルとヒザ蹴りを駆使して判定2-0で勝利を奪っている。
ムエタイのテクニシャンで試合運びが上手いタイプは日本人選手にとって厄介な相手であることが多いが、日本での試合ということで石井のアグレッシブが評価される可能性が高い。明確な差をつけることが勝利につながってくるだろう。石井はWBCムエタイ世界王座もベルトコレクションに加え、同日にWBCムエタイ世界フライ級(-50.80kg)王座決定戦に臨む名高・エイワスポーツジムと共にダブル世界タイトル獲得なるか。