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【ONE】3連勝・若松佑弥が強豪マクラーレンと対戦「自分には何も通用しない」、ONE4連勝・上久保周哉はウォーセン戦に「僕が乗り越えていかなければならない壁」=4月22日(木)「ONE on TNT」

2021/03/04 16:03
【ONE】3連勝・若松佑弥が強豪マクラーレンと対戦「自分には何も通用しない」、ONE4連勝・上久保周哉はウォーセン戦に「僕が乗り越えていかなければならない壁」=4月22日(木)「ONE on TNT」

(C)ONE Championship

 ONE Championshipが米国のTNT(ターナー・ネットワーク・テレビジョン)とジョイントして、2021年4月7日から4週連続で毎週、米国時間の水曜日の夜(※日本では木曜朝・午前9時30分~ABAME放送)に、試合を放送する「ONE on TNT」シリーズのリードカード(プレリミナリーファイト)が発表された。

 第3週の「ONE on TNT 3」(4月22日午前9時30分)で、若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)がリース・マクラーレン(豪州)と、上久保周哉(TRI.H studio/頂柔術)がトロイ・ウォーセン(米国)と対戦する。

 ONEフライ級4位の若松は、2019年3月の両国大会でデメトリアス・ジョンソンに2Rギロチンチョークで敗れたが、同年8月のマニラ大会でジェヘ・ユスタキオに1R、右ストレートでKO勝利。続く10月の試合でも韓国のキム・デファンを相手に1Rに右手を骨折しながらも判定勝利。2020年11月に約1年ぶりの試合で韓国のキム・キュソンと対戦し、右ストレートで1R KO勝ちを収めている。現在3連勝中で、今回は半年ぶりの試合となる。

 対するフライ級5位のマクラーレンは、元世界タイトルマッチ挑戦者。2016年12月にONEバンタム級(※65.8kg)で王者ビビアーノ・フェルナンデスに挑戦し、スプリット判定で敗れ王座戴冠はならなかった。その後、ケビン・ベリンゴンにも敗れるも、ONEフライ級(※61.2kg)でアナトポン・ブンラッドにダースチョークで一本勝ち。その後もジアニ・スッバを肩固めで極め、和田竜光に判定勝ちと3連勝。カイラット・アクメトフとダニー・キンガドには判定で敗れたが、2019年12月にゲイリー・マンガットにリアネイキドチョークで一本勝ちし、再起を遂げると、2020年10月にはMMA7勝無敗だったアレクシ・トイヴォネンを1R、強烈な右ヒザ蹴りでKOに沈めている。

 ランクでは若松より下位ながら、上位陣と遜色ない強さを見せているマクラーレン。豪州クリスマス島でムエタイやボクシングを習い、17歳でクィーンズランド州カチMMAでジョン・ウィル&マチャド柔術の黒帯ジェフ・ペリーから柔術も修得。ゴールドコーストのPUMMAでMMAファイターのキャリアを積んできた。

 グラップリングベースながら、近年の打撃の進化は目覚ましく、トイヴォネン戦では、強いカーフキック、サウスポー構えにスイッチしての左ミドル、さらにオーソドックス構えに戻して左レバーブロー、左から右のワンツー、首相撲からのヒザ蹴りでのフィニッシュと、強い組みの圧力を活かした打撃が大きな武器となっている。2020年11月には豪州「The ETU Cup」でボクシングルールにも挑戦し、3R KO負けもコンスタントに試合をこなしている。

 フライ級王座挑戦権を獲得したい若松にとっては、避けて通れず、そして落とすことができないカードだ(※2021年4月7日に王者アドリアンーノ・モラエスとGP覇者デメトリアス・ジョンソンが対戦)。

 4月22日大会出場が決定した若松は、「マクラーレン選手は、この間のKOも良かったし、ダニー・キンガッド戦でも劣らない試合(スプリット判定)だと思っていて、ONEフライ級のトップ3には入っているような、レベルが高い相手だと思います。王者になるまでに必ず倒さないといけない相手だと思っていたので、意識して練習していました。 試合のオファーを聞いた時は、以前からずっと『マクラーレンと戦いたい』と言っていたので絶対来ると思っていたから、“ほら来たか。準備は出来ているぞ!”と言う気持ちでした」と、マクラーレンを上位陣に引けを取らない実力者と評価し、対戦を想定して準備を進めていたことを語っている。

 現在のコンディションは、「満遍なく色々な練習が出来ていて怪我もなく良い調子です。これからも追い込みですが、基本的に普段から追い込んでいるようなものなので、試合まで大きな怪我をしないでベストコンディションでいこうと思っています」と語り、試合に向け、「もっと知らない若松佑弥を魅せたいと思っています。ただ、今回もすぐに相手を沈めて終わるかもしれないです。相手はきっと必死で組んでくると思いますが、何も通用しないところを見せて勝ちますので、楽しみにしていて下さい。日本にはこんな強い奴がいるんだと世界に知らしめるような闘いをします!」と、マクラーレンの組みを断ち切ってKOすることを宣言した。

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