2021年2月27日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.122』の一夜明け会見が、28日(日)都内にて行われた。
同大会ではメインイベントのKrushフェザー級タイトルマッチで、王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)が最強の挑戦者と目されていた斗麗(WIZARDキックボクシングジム)を判定2-0(30-28、29-28、28-28)で退け、初防衛に成功。
セミファイナルでは第4代Krushバンタム級王者・晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、K-1甲子園2020 -55kg王者・野田蒼(月心会チーム侍)を2R1分22秒でKO。第6試合では璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス)がスーパー・バンタム級の実力者・蒼士(昇龍會)を判定3-0(30-27×3)で降すなど、見どころの多い大会となった。
新美貴士「趣味は昼寝。試合の4日前に14時間くらい寝ました」
「昨日は本当にたくさんの応援ありがとうございました。本当に力になりました。本当はもっと前に出てもうちょっと見せ場作りたかったんですけど、僕の気持ちがまだまだ出せなかったというか、弱かったところがあったので。それと斗麗選手がうまくて、なかなか距離が詰めれなかったっていう反省点があるので、次はもっと強くなった姿を皆様にしっかり見せてがんばりたいと思いました」
――自分の中で勝因は?
「勝因は、相手はサウスポーでもオーソドックスでもどちらでも来れるのですが、僕はサウスポーが多めで来ると予想していて、しっかりとサウスポー対策をやってきたことが勝因かなと思います」
――リベンジと防衛ができたことについては?
「素直にうれしいなっていうのはありますね」
――今だったら自分の戦い方がハマれば誰にも負けない自信はある?
「そうですね。でも、まだまだもっと強くならないと上の選手たちには苦戦するのかなと思うので、もっと気持ちもですけど、心技体全部備えて、上の選手たちを倒していきたいと思っています」
――3.21『K'FESTA.4 Day.1』で行われる江川優生vs椿原龍矢のフェザー級タイトルマッチはどう予想する?
「難しいですね、予想はちょっと。まあ、江川選手が椿原選手を捕まえられれば、江川選手が勝てると思うんですけど、ちょっとわからないですね、そこは」
――格闘技以外の趣味は?
「昼寝とか(笑)。僕、本当にずっと寝れるんで。試合の4日前ぐらい14時間ぐらい寝てて、ご飯の時間があったんでしょうがなく起きたって感じですね」
――今後の目標は?
「やっぱりこういう格闘技の世界でやってるからには一番を目指してるのでK-1のベルトと、あとコロナが落ち着いたら中国のベルトも狙っているので、両方とも狙っています」
――試合前に勝って堂々とチャンピオンと名乗りたいと言っていたが?
「一応勝てたので、やっと堂々と名乗れるなという感じがします。でも、もっと強くならないといけないなって思っているのでがんばります」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「いつも応援ありがとうございます。次はもっともっと攻めて攻め続けて、相手に何もさせずに勝てるぐらい強くなって帰ってくるので楽しみにしていてください。これからも応援よろしくお願いします」
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晃貴「これからもドンドン勝って、トップになります」
「最近いい結果が出ない中、昨日はああいう形で勝ててホッとしています。あと、こんな時期に会場に来ていただいて、応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。また、忙しい中来ていただいた武尊くん、(山本)舞香、(渡辺)雅和さん、(上松)大輔さん、本当にありがとうございます。この勝利は皆さんと一緒に戦ってた勝てた勝利だと思うので本当に感謝しています」
――序盤はやりにくそうだったが、どう修正した?
「スピードがあるなと試合前に思っていたんですけど、思っていた以上にスピードがあって、パワーも結構あったんでやりにくいなと思って、ちょっと押されましましたね。気持ちで前に行って、立て直すことができたかなと思います」
――倒せるという予感はあった?
「狙ってたのが入って、ちょっとフラッとなったのがわかったんで、そこで詰めました。それでいいのが入って、倒れてくれたんで良かったです」
――武尊選手からは何か言葉をかけられた?
「試合が終わった後、『晃貴は身体能力がずば抜けて高いんだから、もっと自信持って行ったら? こんなもんじゃないから。まだまだ全然、晃貴の実力出せてないよ。もっともっといいパーフォマンスできるから、これからもっと自信持って行け』って言われました」
――ここからの目標は?
「この勝ちのいい波に乗って、もっともっとトップの人たちと、K-1のトップの人たちと戦って、外国人と戦って一回も勝ててないんで、外国人選手と戦って勝ちたいですね。海外でも試合がしたいです。ぜひお願いします」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「さっきも言ったんですけど、今回は皆さんと一緒に戦って勝てた試合だと思っているので、本当に応援ありがとうございました。これからもドンドン勝って、トップになっていくんで応援よろしくお願いします」
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璃明武「もっと成長してこれからも勝って、ベルトを獲っていきたい」
「昨日は応援ありがとうございました。蒼士選手っていう強敵相手にしっかり差をつけて、最後はダウンを取って勝てたんで良かったかなと思います」
――かなり激しい打ち合いだったが勝因は?
「最初始まって自分のやりたいことができたんで行けるなと思って。結構、打ち合いが多かったと思うんですけど、打ち合ってみて自分のほうが強いなと思ったのと、前日の会見で『打ち合ったら行ける』みたいに言われたんで、それがちょっとムカついたというか、打ち合ってもいいかなと思って。打ち合っても自分が勝てると思ったんで、打ち合ってしっかり勝てたので良かったと思います」
――ジャブと膝蹴りが良かったと思うが狙っていた?
「膝蹴りは蒼士選手がボディを打つくせがあるんで、それに合わせて顔を蹴ろうかなと思って、自分で考えてました」
――試合前に武尊と練習したそうだが、どんな収穫があった?
「そうですね。練習させてもらって、自分がやったのはマススパーとかなんで。それでも強いなというか、世界で一番強い選手と練習でできたのは大きいかなと思います」
――改めてここからの目標は?
「昨日しっかり勝てたのでK-1のほうも空位だし、Krushでもベルトを狙っていきたいと思っているんで、もっと成長してこれからも勝って、ベルトを獲っていきたいと思います」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「いつも応援ありがとうございます。次の試合までにもっと成長して、また次もおもしろい試合をして楽しんでもらえるように頑張るので、応援よろしくお願いします」
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大野祐志郎「大和哲也選手と拳を交えて、拳で会話をしたい」
「昨日は熱い応援たくさんありがとうございました。昨日の試合を振り返るということなんですけど、試合直後のインタビューでも語らせてもらったように、近藤拳成選手と試合することが怖くて、そのおかげで強くなれることができたと思っています。結果、凄くいい形で試合を終えることができて一安心しています」
――見事なKOだったが狙っていた?
「狙ってはないんですけど、基本的に僕のファイトスタイルとしては水をイメージするというか、流れるように動いて、水圧を上げて拳を叩き込むというイメージで戦っています。あの瞬間瞬時に判断したのがあの膝という感覚ですね。その時その時の反射と言いますか、体が勝手に動いた感じです」
――初参戦となったKrushの感想は?
「完全にテレビの中の世界で、ホテルにチェックインするまで凄く緊張してしまって。ただ後楽園ホールにはKrushの応援で何回も来たことがあって、会場に入った瞬間にやっぱり選手としての血が騒いで、ここで戦えるという喜びが勝ったという感じですね」
――普段は郵便局で働いているそうだが、今の仕事についてと、これまでの格闘技歴は?
「郵便局を全面に出して戦わせていただいているんですけども、郵便局の社員として郵便物の物流関係の仕事に勤めさせていただいております。その中で毎日一生懸命勤務している状況ですね。格闘技歴はベースは伝統派空手の谷派糸東流という空手を小学校から始めて、それから極真空手に移行しまして、フルコンの空手をやっていくうちにK-1、それこそ魔娑斗選手全盛の時代だったので、その時代に影響されてキックボクシングを始めて、ABEMAの生放送で解説でもあったんですけど、MMAにも挑戦しました。格闘技がシンプルに好きで、いろんなことを身に着けたいという流れでMMAに挑戦してたのですが、最終、根本的には打撃が好きなんで、キックボクシングに落ち着いた感じですね。(郵便局で働き始めたのはいつから?)郵便局で働き始めたのはハタチからで、もう15年ですね。職場の皆さんには結構暖かく見守ってもらっていて、『怪我をすんなよ』と送り出してもらいましたし、会社からも『がんばれよ』というお声をいただいています」
――これからどんな活躍をしていきたい?
「今後の活躍としてはK-1ファイターということで、そこに誇りを持って活動していかないといけないと思います。やっぱりKrushにしろK-1にしろ、チャンピオンを目指さなきゃいけないというのは格闘家として必須の条件かなと思うので、チャンピオンを目指したい。あとは試合直後のインタビューでも言っちゃったんですけど、戦いたい選手もいて、その選手と戦えるレベルまでとりあえず自分を持っていくということが今の優先すべきことなのかなと思います」
――戦いたい選手の名前は?
「大和哲也選手が本当に好きで、考え方というか人間性が凄いしっかりしていて、いいなあと思っていて、まあ一種の憧れがあるので、一度拳を交えたい。やっぱり男って、拳を交えて会話をすると言うと思うので、それが大和選手とならできるんじゃないかなとは思っています」
――自分でどれぐらいで大和選手と戦える位置に行けると思う?
「現段階で考えれば、プレッシャーをかけられまくって、コーナーに追い込まれて、ボディ叩かれて、ダウン獲られてっていうような展開しか、全然イメージできないんですけど、もし試合が決定すればそれに向けてまたALL-WINジムのトレーナーの安保洸輝と対策を練って、今回の結果のように勝ちを収めに行きます。そこは話が決まればなんですけど、がんばっていきたいと思います」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「試合直後から、SNSでかなり多くのメッセージ、コメントをいただきまして、ありがとうございます。感動したとかしびれたっていう言葉は、僕が感動しましたし、しびれました。ありがとうございます。これからもそういった感情を皆さんに抱いていただけるようなファイターになっていきたいと思いますので、僕は苦労人と言いますか、努力を積んでやっとこの舞台に立てた人間なんで、そこを見ていただけたら幸いです。今後もよろしくお願いします」
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佑典「根性・気持ちやったら負けへん」
「桝本選手は頑丈な選手なんで、簡単に倒せないと思っとって。パンチには自信あっても、(桝本は)丈夫なので倒れへんかなと思ったら、思ったより効いて倒せて良かったです」
――見事なKOだったがパンチは狙っていた?
「いや、狙ってたとかではないんですけど、自然に出た感じなんで。まあ、良かったかなと思います」
――初参戦のKrushという舞台に立った感想は?
「ずっと映像で見とった世界なんで。この会見も映像で見とって、やっと出れた感じなのでそこはうれしいですね。今『K’FESTA』がむっちゃ注目されとって、Krushのこの大会が薄れとったんですけど、中村プロデューサーのTwitterに『こういう時こそKrushやKrush-EXは盛り上がる』って書いてあって、それで燃えました。ありがとうございます。(自分が一番自信を持っている技は?)技はないんですけど、根性ですね。気持ちは負けへんと思います」
――これからどんな活躍をしていきたい?
「昨日も言ったんですけど、やっぱりK-1の大阪大会の本戦に出たいんで、そこを目指して倒していくだけなんで」――今後戦いたい相手や目標は?
「戦いたい相手はこの選手っていうのはいないですけど、これ倒したらK-1行けるみたいな相手か、もうK-1で強い相手とやれたらいいなと思っています」
――同じ階級のフェザー級のタイトルマッチに関してはどう見た?
「いやあ、新美選手が丈夫過ぎるっすね。斗麗くん、めっちゃ強いんで、いい試合にはなるとは思っとって、それなりにダウンの取り合いとか、ちょっと新美選手が押されるかなと思ったんですけど、全体的に見たらチャンピオン強いなっていう感じでしたね」
――これからアピールしたいところは?
「前日計量で煽り過ぎて結構怒られて(苦笑)、月心会のキャラとは違うんですけど、僕はキャラ作ったりできんから、このままの自分のスタイルで行こうかなと思っているんですけど、ちょっとだけそこは押さえてやっていくのと、ある程度、一試合一試合印象に残るような試合をしていきたいですね。昨日は僕も印象に残ったんちゃうかなと思ってホテルに帰って映像を見返したら全部えぐいKOで、僕の次の試合の大野祐志郎くんが僕のKOが消えるぐらいえぐいKOだったんで、ちょっと怒っています(笑)」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「僕の試合は終わったんですけど、月心会チーム侍としてはまだ大きい試合がTETSUと(椿原)龍矢と真優が残ってるんで、チームとしてこの3試合勝てるように、次は僕はサポートとしてがんばります。月心会チーム侍をお願いします。ありがとうございました」
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小巻海斗「自分より強い選手とドンドン戦って、タイトルマッチまで上り詰めます」
「相手がムエタイスタイルということもあって、1R目は見てくるだろうなと思っていたんで、最初から仕掛けに行こうと思って、それがうまくハマった感じでした」
――見事なKOだったがパンチは狙っていた?
「自分の得意技がパンチなので最後はパンチでKOしたいなと思っていたので、まあパンチを狙っていました」
――初参戦のKrushの感想は?
「東京で試合することが初めてなので、後楽園ホールに入った時に凄い緊張してしまったんですけど、セコンドの人たちと会話しているうちにリラックスしてきて、試合ではかなりリラックスして戦うことができました」
――自分が一番自信を持っている技は?
「やっぱりパンチが自信があります。今までKOは全部パンチで倒してきてます」
――これからどんな活躍をしていきたい?
「やっぱり目標はチャンピオンになることですし、何より会場が盛り上がる試合を目指しているので、会場さえ盛り上がってくれればと思っています」
――今後戦いたい相手は?
「スーパー・バンタムの強い選手、まあたくさんいるんであれですけど、とりあえず自分より強い選手とドンドン戦っていって、ちゃんと成績残して、タイトルマッチまで上り詰めたらと思っています」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「僕が目指しているのは会場が盛り上がる試合なので、また注目して見ていただけれたらと思います。これからも応援よろしくお願いします」
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NOZOMI「もっとおもろい試合をできるように頑張る」
「結果的に勝つことができたんですけど、悔しいの一言です」
――改めて昨日の試合を振り返ってみてどんな試合だった?
「チャン・リー選手にしていた対策が通用しなかったというか、出せなかったことと、試合で練習してきたことが出せなかったことです」
――具体的にどういうところに納得できてない?
「蹴りをもらったあとにパンチでもっと入れたなとか、ハイキックをおもくそ食らってもうて、それでポイントを獲られたところがあったと思うので、そういうところです」
――次の試合に向けて修正する点は?
「試合で練習してきた技を出せるメンタル、心、気持ちを高めようと思います。試合に対しての」
――今後の目標は?
「練習通りに動けるように、です」
――試合前に『ミライ☆モンスター』に出演した反響は?
「それはめちゃめちゃ変わりました。インスタのDMとかでもめっちゃたくさんメッセージをいただいて、全然知らない遠い所に住んでいる人とかから応援してもろうてがんばろうって思いました」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「昨日はしょうもない試合をしてしまったんですけど、これからもっとおもろい試合をできるように頑張るので、これからも応援よろしくお願いします」
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藤田和希「1Rから打ち合いを作れるような展開に持っていく」
「最終的に3Rで倒せたんですけど、2Rでダウンもらっちゃったので、会長が相当怒ってました(苦笑)」
――逆転KO勝ちした要因は?
「今回めちゃくちゃ自分の武器について、自分で考えてやってきたんで、倒せる自信はあったんですけど、それを狙い過ぎて1?2Rは動きが固かったなというのがあります。でも3Rはセコンドの神保に『ボクシングしてこい』って言われて、よく動けました」
――考えて練習したと言っていたが、どんなことを考えていた?
「打ち方とかですかね。打ち方、倒せる方法とかも全部考えてきました」
――3月のKrushの大会でバンタム級のタイトルマッチがあるが、どう予想している?
「ああ、どっちでもいいです(笑)」
――今後、バンタム級で戦いたい相手は?
「やっぱりチャンピオンですよね、それは」
――何かアピールしたいことは?
「特にないです(笑)」
――ファンの皆さんへのメッセージは?
「次の試合も進化してんなという姿を見せて、1Rから打ち合いを作れるような展開に持っていけるようにするので期待していてください。ありがとうございました」